【日曜に読む傑作選】定年退職したビジネスウーマン68歳が接客のプロに一目惚れ

(回答者に交代)

マドモアゼル愛:
どうも、こんにちはあ。

相談者:
こんにちはあ。

マドモアゼル愛:
はい、ねえ、とと、とても良い、あのお、お話い、ありがとうございますう。

相談者:
いいええ、

マドモアゼル愛:
あーのー

相談者:
お恥ずかしいですう、

マドモアゼル愛:
いえいえ、とんでもないですよ、

相談者:
思い切って、ご相談申し上げました。

マドモアゼル愛:
いや、とんでもないです、やっぱりねえ、あのお、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
僕は恋心っていうのはあ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
も、年齢関係ないっていうう、ふうに思ってるんですよ。

相談者:
ああ、そうですかあ、はい

マドモアゼル愛:
ええ、それで、うちのおや、あのお、まあ、身内の話になっちゃうけど、親父もお、もう、既に亡くなってるから、言っていいと思うけれども、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
やっぱりい、70過ぎてから恋をして、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
ええ、まるでねえ、まあおふくろはもう死んでたんでねえ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
#$%問題なかったんですがあ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
まるでねえ、あの、小学生があ、遠足行くう、晩のお、あの、眠れないような感じでね、いつもお、そわそわウキウキいしてましたよね、ほんとにね、

相談者:
ああ、わたくしもそうですねえ。

マドモアゼル愛:
うん、それを見てねえ、やっぱり、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
あの、「人間っていうのはほんとに、いくつでも恋ができるんだなあ」っていう、思いました。

相談者:
ああ、そうですかあ、

マドモアゼル愛:
しかしねえ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
出来ない人が多いのよ。

相談者:
ああ、そうですかあ、

マドモアゼル愛:
実際はね。

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
だからあ、一個の会社で、まあ、特に商社って一番いい時代にい、ねえ、勤めてえ、

相談者:
そうなんですう、ええ

マドモアゼル愛:
それでえ、あのお、勤め上げてえ、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
ま、経済的にもお、心配もいらないでしょうしね、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そいでえ、やっぱりい、自由で生きて来れられたからあ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
のびのびいされた感性とね、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
感受性をやっぱりい、お持ちだと思うんですよね。

相談者:
ああ、そうですか、はい

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
うん、それで、それをごまかすう、必要はないし、それをごまかして生きて行ったところで、これからのお、老後が楽しく、ね、暮らせるわけないんで、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
その中には恋心があるのは、僕らは当たり前の事だと思います。

相談者:
ああ、ありがとうございますう。

マドモアゼル愛:
ただ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それが上手くいくかどうかは、愛情のキューピットの神が決める事であってえ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
まあ、人間があ、努力できる範囲の事でえ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
やって行く以外ないと思うんですよね。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そこでねえ、僕はねえ、今はお客様とお、お店側の関係だけれどもお、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そこには、ちゃんと対応してくださった感動があなたの中に、きっかけとしてあったわけじゃない?
クレームであるかのようなお話であったにも関わらず、

相談者:
ええ、そうですう、

マドモアゼル愛:
その対応があまりに見事で、あなたは感動したわけですよね?

相談者:
そうですう、おっしゃる通りですう(うわずった声)

マドモアゼル愛:
でも、しかしよお、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それは相手も同じですよ。

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
相手も、お客様を見て対応致します。

相談者:
はあ

マドモアゼル愛:
だから、あなたに感動が残されたっていう事は、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
相手にもお、このお客様はあ、上等なお客様であるという認識がどっかにあったはずなんです。

相談者:
うわあ、嬉しいい(うわずった声)#$%□・・

マドモアゼル愛:
これは間違いない。
やっぱ人間関係は、

相談者:
う・・ん

マドモアゼル愛:
相互のものですからね。

相談者:
ええ(うわずった声)

マドモアゼル愛:
それはそうです。
じゃ、これが恋愛になるかどうかは無責任な事は言えないしい、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あれだけれどもお、

相談者:
ええ(感極まった声)

マドモアゼル愛:
感謝の気持ちを伝えるっていう事はあ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
礼儀としてえ、例えば、今度行った時にい、いつも美味しいものを頂いてる感謝として、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
何か特別にプレゼントを差し上げるっていう事は、おかしい事だと思わない。

相談者:
ああ、そうですかあ(裏声で)

マドモアゼル愛:
はい

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
いきなりい、「あなたは結婚してるんですかあ?」とかね、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
「あの、お子さんは?」っていうよりも、ずっとスマートですよ。

相談者:
ああ、プレゼントって、どういうふうに、どういう物を考えたらいいのかもわかん・・(興奮気味に)

マドモアゼル愛:
まあ、あんまりそう興奮されても(笑)僕も分かんない、

相談者:
(笑)

マドモアゼル愛:
困るんだけれども(苦笑)

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
それは、その人を見て決めて下さいよ。

相談者:
見てえ

マドモアゼル愛:
うん、見てえ、

相談者:
うんうん

マドモアゼル愛:
こう、「恐らくこういうう、事が趣味じゃないだろうか」とか「こういう事がお好きではないだろうか」その方を見てえ、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
あなたの心が動くはず。
恋ってのは以心伝心ですからあ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
意外と・・例えばよ、大昔い、中学生の頃、高校生の頃、片思い同士で遠くから見ていたい、間柄だったなんていう人は、だいたいお互い好きだったのよ。

相談者:
へえー

マドモアゼル愛:
やっぱりね、不思議な響き合うのものが、やっぱりあるのよ。

相談者:
ああ、そうですかあ、

マドモアゼル愛:
うん、だから、それがなきゃいけないのよ。
だから、あなたも、その方を見て、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ピンと来るものがない限り、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
僕はね、まだ本当の恋心ではないと思うよ。

相談者:
ああ・・・

マドモアゼル愛:
それがあれば、自然と、そんな変に思われないようなプレゼントとか、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
行為が出て来るはずなのよ。

相談者:
ああ・・・

マドモアゼル愛:
ほんとに。

相談者:
なるほど、

マドモアゼル愛:
そこはね、やっぱり僕はねえ、時間を掛けてでもお、ちゃんと来るものを待った方がいいような気がする。

相談者:
ああ・・・

マドモアゼル愛:
それには、しょっちゅう行って、全然お客様との関係なら良いじゃないですか。

相談者:
ええ、ええ

マドモアゼル愛:
ね、それで、帰り・・

相談者:
我慢してるんですよ、行かないように。

マドモアゼル愛:
それは行くと苦しくなるから?、それとも変に思われたくないから?

相談者:
そ、変に思われたくないです。
ってそういう方が多いですね。

マドモアゼル愛:
それはね、不要ですう。

相談者:
そうですかあ?

マドモアゼル愛:
だって、じゃ自分が料理人だと思って下さい。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それで、「あなたの料理はほんとに、いい」と、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
いう事で、毎晩来てくれるお客様を、決して悪くは思いません。

相談者:
ああ、そうですかあ(考えながら)

マドモアゼル愛:
いや、自分がもし料理人だと思ったら、そう思いませんか?

相談者:
思います、

マドモアゼル愛:
ね、

相談者:
嬉しいです。

マドモアゼル愛:
嬉しいですよね?

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
それはねえ、全くう、まあ経済的な問題はあるかもしれないけど、遠慮される事はあ、ない事だと思います。

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
いい、いいじゃないですか。
その中にねえ、ふっと向こうがあ、あの、お得意さんになってくれればさあ、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
「あのお、今日はこれえ、特別に出しますよ」とかあ、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
それからあ、「これはこういう所でできたんですよ」とか、何か、色々なあ、お話があ、出て来るでしょう、きっと。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
その時にい、心の琴線が触れ合いますからあ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
自然な話し合いなっていく。

相談者:
えええ

マドモアゼル愛:
その中で、次のお、じゃ、「感謝の気持ちでこういうプレゼントしてあげたいな」。
場合によっては、じゃ、そこを「一緒にい、今度行ってみましょうかあ?」、っていうような事は、自然に出て来るかもしれない。

相談者:
そうですねえ

マドモアゼル愛:
うん、そうやってねえ、愛の神様はあ、色々なチャンスを縁あるものにはね、与えてくれるんですよ。

相談者:
ああ、そうですかあ

マドモアゼル愛:
うん、それを信じていいと思うよ、僕は。

相談者:
そうですか?

マドモアゼル愛:
うん、うん

相談者:
もう、なあんか、びっくりしちゃって、自分で自分自身にびっくりしちゃってえ

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
でも、毎日が、もう、ほんとワクワクしちゃってえ

マドモアゼル愛:
うーん、そうですか、

相談者:
なんか、お店に行ってもね、

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
他のお客様いらっしゃらなくて、

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
お話できる時があ、ちょっとあるんですけどお、

マドモアゼル愛:
はあ、うん

相談者:
それなのに、ぜんーぜん(裏返った声)そういう、何ていうのかしら、好きだとかあ、そういう事じゃなくて、

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
ほんとにい、一般的な話をしちゃうんで、あとで後悔しちゃうんですよねえ。

マドモアゼル愛:
うーん

相談者:
「今度もしい、お時間あったらあ、お電話あ、いただくう、ことお、あったら嬉しいんですけどお」とかって、言いたいんですけどお、

マドモアゼル愛:
うーん

相談者:
ぜーんぜん、我慢しちゃうんですよお、

マドモアゼル愛:
うん、でもそれは我慢して良いんじゃない?それは変な話だもん、だっていきなりい、プロセスが違うような気がする。

相談者:
そうですか

マドモアゼル愛:
うん、だってえ、

相談者:
うーん

マドモアゼル愛:
お料理の事で、あなたがお尋ねするとかあ、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
電話するのは良いかもしれないけれどもお、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
それとは関係なしに、一足飛びに、

相談者:
(笑)

マドモアゼル愛:
あなたが「電話もらいたい」って言うとお、これはもう、すぐに恋の話になっちゃうじゃない?

相談者:
そうですね

マドモアゼル愛:
ただ、一応、だってプロとしてえのお、まず評価。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そこのラインで、信頼関係・・を作ってえ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それから、個人的な距離はあ、段々埋めていくっていう事があ、ほんとは自然じゃないかな。

相談者:
はあ・・なるほど、

マドモアゼル愛:
ね、

相談者:
ええ、ええ、ええ、ええ

マドモアゼル愛:
そのお、なんで中学生や高校生の恋が上手く行かないかっていうとお、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
その距離があ、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
唐突だからなんですよ。

相談者:
あー、段階を踏まないでっていう・・

マドモアゼル愛:
うんうん、好きな人に対して、い、いきなりい、「好きですう」なんて言ったって、

相談者:
(笑)

マドモアゼル愛:
応えようがないい、それで、「あーフラれたあ」と思って、やめちゃうとか、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
そういう事は、もうほら、大人になっちゃ、やっぱりい、やっちゃいけないいじゃない?

相談者:
えええ

マドモアゼル愛:
ね、やっぱりい、どうしてそう、十分ちゃんと安心感まで高めて、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
その上で、段々とお、プレゼントを贈るなりい、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
えー、感謝の気持ちを伝えるなりい、

相談者:ええ

マドモアゼル愛:
ていう事で、詰めていかれたら、

相談者:
ああ

マドモアゼル愛:
自然、一番上手く行くかなって気がしますよね。

相談者:
ああ、そうですか、

マドモアゼル愛:
うーん

相談者:
ああ、でも良かったです、

マドモアゼル愛:
ええ

相談者:
今日ご相談させて頂いて。

マドモアゼル愛:
ちょっと待って、今井先生にもねえ、もう一回あのお、女性の立場からあ、またちょっとお・・

(再びパーソナリティ)


【日曜に読む傑作選】定年退職したビジネスウーマン68歳が接客のプロに一目惚れ」への4件のフィードバック

  1. 彼のことは、あくまで恋愛対象じなきゃダメなのか。
    恋とはそういうものかもしれませんが、先ずは常連客や友人になってから関係を深めていくことは、聡明そうなこのご婦人にとって難しいことではないでしょうに…

    女という生き物は、母性を注ぐ対象が欠けることに、致命的な欠陥を感じてしまうのかもしれませんね。
    身近なハイミス達も多かれ少なかれ、何かを探し、何かに焦ってる感じがします。

  2. 大企業で独身女性が定年まで勤め上げるのはそれほど困難では無い。
    私の勤める上場企業にもゾロゾロ居られます。
    家も購入したし、海外旅行も行き飽きた。ブランド物も腐るほど持ってる。充実と倦怠のあっという間の四十数年・・・
    将来の生活費用も万全だけど・・・
    刻(とき)は容赦なく流れ去ったのです。

    あえて今、「後悔していない」と言い放つこの方が、これほどまでに手放しで浮かれることができるのは自然の摂理なのでしょうか。

  3. それ以上の関係とか慰謝料とか、突っ走ってますね〜

    時間をかけてといってもあと二年で70代。先が見えまくってるぶん、どんどん暴走しそう。

    見事なくらい相手の気持ちは無視なんだよね。ファン以上の気持ちでグイグイ来られても困るだろうに。
    愛先生も煽り気味だけど、客観視させて現実に戻したほうがいいのでは

  4. 読んでてふふ、ってなった。いい意味で。
    もう4年も前の事だけど、今ごろいい関係でいるといいなあ。

    恋愛には疎いのかもしれないけど、立派な人だし。
    浮かれすぎず、どんな結果になってもこの恋心を大切にしてらっしゃると嬉しいなあと傍観者ながら思ってしまう。

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