【日曜に読む傑作選】DVと嘘までついてシェルターに逃げた妻を捜す男72歳の寒々しさ

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちは、中川です。

相談者:
ああ、こんにちはあ、よろしくお願いします。

中川潤:
あのお、率直に言いますよお。

相談者:
はい

中川潤:
あなたが、お、そのお、飛び出したあ、奥様からあ、

相談者:
はい

中川潤:
今、離婚か何かのお、訴えを起こされてえ、

相談者:
はい

中川潤:
DVでえ、慰謝料請求をされてる、要するに損害賠償請求をされてるとか、

相談者:
はい

中川潤:
そういう状況の中でえ、

相談者:
はい

中川潤:
「いや、彼女が言ってる事は嘘なんだ」と、
「わたしはDVなんか、やっていない」と・・
で、「それの立証をどうしたもんでしょう?」と、

相談者:
はい

中川潤:
ね?
こういうお話ならばあ、普通に理解ができるう、

相談者:
はい

中川潤:
お話ですしい、

相談者:
はい

中川潤:
あなた、「弁護士とも相談した」と、

相談者:
はい

中川潤:
いう、お話あった・・

相談者:
はい

中川潤:
ようですがあ、

相談者:
はい

中川潤:
その弁護士もお、「じゃあ、どうしようかね?」と、

相談者:
はい

中川潤:
いう形で、力を貸す、という事をしたと思いますう。

相談者:
・・はい

中川潤:
だけどお、今のあなたのお話はね?

相談者:
はい

中川潤:
二つの事がある。
1つは、「『DV、俺はやってないのに、DVだ』と言って、嘘を言ってえ、シェルターにかくまわれている」と。

相談者:
はい

中川潤:
で、その嘘を、嘘じゃないと、

相談者:
はい

中川潤:
いう事を、はっきりさせたいと。

相談者:
はい

中川潤:
で、はっきりさせたいだけじゃなくてえ、取り戻してえ、人の心をね?

相談者:
はい

中川潤:
取り戻さしてやりたいと。

相談者:
はい

中川潤:
「それえ、は、俺しかいない」という、強い使命感があると。

相談者:
はい

中川潤:
はっきり言って、それ、物凄い、余計なお世話。
それから、二つ目。

相談者:
はい

中川潤:
おっしゃってる通り、

相談者:
はい

中川潤:
DVじゃなかったとしても、

相談者:
はい

中川潤:
嘘までついて、

相談者:
はい

中川潤:
出て行った事は事実なんですよ。

相談者:
はいはい

中川潤:
人生ね?

相談者:
はい

中川潤:
何十年も共に、して来てえ、3人も、子どもを、育てられてえ、

相談者:
はい

中川潤:
二人い、も、所帯持って、孫までいらっしゃる・・

相談者:
はい

中川潤:
そういう状況の中で・・もう、3年前・・になるけどもお、

相談者:
はい

中川潤:
出て行ってしまわれたんですよお。

相談者:
はい

中川潤:
ほんとにい、あのお、わたしい・・ね?
年下であるにも関わらずね?生意気な事を言うようだけども、

相談者:
はい

中川潤:
奥さんが、ともかく出ていったんだ、という事実。
で、奥さんがあなたと共に居たくないんだ、と・・
DVであろうと、なかろうと・・それはねえ、客観的にも、受け止めるしかないですよ。

相談者:
・・ああ・・

中川潤:
そこから、あなた、スタートしなかったらあ、72才とおっしゃるけど、お声聞いてるとお、張りもあるしい、

相談者:
はい

中川潤:
元気でいらっしゃるんだからあ・・
その事実を、厳粛な事実として受け止めてえ・・
ね?この後、もっと前を向いて、物事考えられませんか?

相談者:
ああ、あのですねえ、あの、暴力を振るってないのにねえ、「振るわれた」って言うっていう事はあ、俺は、ぼ、暴力亭主になっちゃってるっていう事なんですよね?国が認めたっていう事になるんですよお。
そこのところには、うんと腹が立つんですよねえ。

中川潤:
うん、腹は立つだろうけどもお、

相談者:
ええ

中川潤:
でも、もう一つう、言わしてもらうとお、

相談者:
はい

中川潤:
まあ、同じ事を言う事になるんだけどもお・・
そういう嘘までついてえ、

相談者:
はい

中川潤:
あなたと、袂(たもと)を分かちたい、という、判断をされたのがあ、あなたが選んで、長年連れ添って、生活を共にして来た、奥さんなんですよお?

相談者:
いやあねえ、人間の心を失ってるからね、娘の足引っ張ると思うんですよお、

中川潤:
あのねえ、

相談者:
あの、きょう・・

中川潤:
あのねえ、あなたねえ、人の心を失っ、てる、るってえ、さっきからおっしゃるう、

相談者:
はい

中川潤:
これって、すんごく・・酷い暴言ですよ。

相談者:
・・・

中川潤:
もし、そういう事を奥さんにおっしゃったんだとしたら、「お前は、人の心を失うような、生活環境で中でしか、生きて来なかったんだ」と・・
もし、そんな事を言ってたんだったら、それが、甚だしいDVの暴言です。

相談者:
ああ、そうなんですかあ。

中川潤:
(強い口調で)当たり前ですう。
「お前、人間じゃない」って言ってるんだもん。

相談者:
・・・

中川潤:
・・60ねえ、あのお、3年前ですから、ん、5ぐらいでしょ?

相談者:
いや、68です。

中川潤:
65の時に、ね?
長年連れ添った亭主・・の、ところから、飛び出したんですよ。
大変な決心ですよ。

相談者:
うーん・・
でもね、あのお、お金をね、

中川潤:
はい

相談者:
全部う、出てく時に、持って行っちゃったんですよ、120万ぐらいあったんですけどねえ、

中川潤:
はい

相談者:
だから、お金まで、全部持ってっちゃうんですよお。

中川潤:
はい、でも、それは

相談者:
ええ、体だけで行けば良いのにね。

中川潤:
あのね?

相談者:
はい

中川潤:
120万ぐらいでもさあ、家出るんだったらさあ、

相談者:
はい

中川潤:
ねえ、すっからピンで、出たんじゃあ、どないもしようがないからあ、

相談者:
ええ、ええ

中川潤:
ねえ?

相談者:
だから、暴力を振るってるんならね?

中川潤:
いやあ・・

相談者:
そのぐらいの仕打ち受けてもね?しょうがないかなって思うんですけどねえ。
振るってないのに、お金まで、持って行かれたらね、ほーんとに、たまったもんじゃないんですよお。
DVの施設のね、あの、場所を教えて頂ければあ、そこへ行って、ちゃんとお、訳話してえ、「こういう訳だってえ・・」ね、

中川潤:
あの、残念だけどお、それは無理です。
というのはあ、

相談者:
ええ

中川潤:
あの、DVで、シェルターに入っているう、

相談者:
ええ

中川潤:
本当・・あ、あなたの場合は別ですよ。

相談者:
ええ

中川潤:
DVで、シェルターに入っているう、例えば、連れ合い、の方があ、

相談者:
はい

中川潤:
万が一い、訪ねて来たらあ、「俺はDVなんか、やってない」って、皆さん言うからあ、

相談者:
はあ

中川潤:
だからあ、施設の方としては、一切、その所在は明らかにしない。
そこへ、えー、手続きを取った人間も、一切、そのお、配偶者に、

相談者:
はい

中川潤:
所在も告げない。

相談者:
はあ

中川潤:
言い分を聞く事もしない。

相談者:
はい

中川潤:
これは、鉄則です。
それは、あなたの場合じゃない、一般的にDVが、常にそうだから。

相談者:
はあ・・

中川潤:
それをしなかったら、守れないから。
シェルターにならないから。

相談者:
はあ・・

中川潤:
そういう事なんですよ。
その前から、はっきり言いましょう。
あなたと奥さんの関係、壊れてたの。

相談者:
・・・

中川潤:
あなたは壊れてると、思っていなかった。

相談者:
ええ

中川潤:
だけど、奥さんの方は、完全に壊れてたの。

相談者:
そうなんですよね。

中川潤:
そうなんです。

相談者:
ええ、それは分かります。

中川潤:
だから、もう、その事態を受け止めるしかないじゃないですか。

相談者:
・・もう・・もう、何て言うの、人間失格ですよね?
「ああ、こういうふうな状態で、育ってるからあ・・こういうふうな人間になっちゃったんだな」っていう、そのお、裏付けをね、どんどん、あのお、言ってました。今まで、メールでね。

中川潤:
・・

相談者:
「そういうふうな育ち方したからあ、お前みたいな嘘つきな人間になっちゃったんだ・・」

中川潤:
あの、一点だけねえ、一点だけちょっとねえ、

相談者:
はい

中川潤:
お父さーん、ねえ、わたし懸念する事、だけ、申し上げておきますね。

相談者:
はい

中川潤:
その、飛び出して行ったお母さんの事についてえ、子どもさん、ね?

相談者:
はい

中川潤:
長女の方あ、ま、次女の方があ、精神的にい、バランス崩されていかんから、その言い方は配慮しなきゃいけないけど、長女と、少なくとも、三女の方あ、

相談者:
はい

中川潤:
まして、え、まあ、お孫さんに言う事はないだろうけど、この、子どもさん達にい、

相談者:
はい

中川潤:
お母さんの事をお、悪しざまに言ったら、それ全部、あなたに跳ね返って来ますよ。

相談者:
はあ

中川潤:
今度は、あなたと、子どもさんの関係がおかしくなりますよ。

相談者:
ああ

中川潤:
はい、それは注意された方が良いと思う。

相談者:
ああ

中川潤:
ね?
それとお、もう、最後に、もう一度だけ言いますう。

相談者:
はい

中川潤:
ねえ、出て行ったものは、帰って来ません。

相談者:
ああ・・

中川潤:
はい、もう、その現実を、あなたまず、受け止めなきゃいけません。

相談者:
ああ、そうですか。

中川潤:
うーん

相談者:
はい

中川潤:
よろしいですかあ?

相談者:
はい

中川潤:
はい、ちょっと加藤先生と代わりますね。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


【日曜に読む傑作選】DVと嘘までついてシェルターに逃げた妻を捜す男72歳の寒々しさ」への8件のフィードバック

  1. この相談者、加藤氏からのアドバイスも馬耳東風気味で、性懲りもなく逃げた妻を探していそうな・・・最後まで不服そうだったし。相談者みたいなタイプ、他人どころか自分にも嘘をつくのが巧妙ですが、「いつか妻は戻ってくる」とは自分に嘘がつけなかったみたいですね。それほど、生活がいよいよ切羽詰まっているのでしょう。自業自得ですが。

    1. 以前コメントを残した者です。何気なくこのスレを再度見に来て、管理人さんの追記読んで変な汗が出ました。宇都宮の一件と同一人物だとしたら・・・テレフォン相談へ電話しながら、元妻ひいては世間へのナイフを研いでいたということでしょうか。

  2. いつ読んでも不気味に感じます。

    汚い水を飲んで育って人間の心がない でもそれを直すのは自分しかいない という発想。。
    罵ってるくせに一緒にいたい??
    やもめ暮らしで世話してくれる人がいないと困るっていう自分勝手な人なんでしょうか。。

    現在北関東在住なので、こんな変わった相談者が、もしかしたら身近にいるかもと思うと、余計怖いです;

  3. 何度か聴き直している回です。本当に薄ら寒さを覚えますね。誰が何を言ってもどこ吹く風なのに、相談してきた意味は一体。自分を正当化するために残された時間を費やしそう。

    ずっと否定されて生きてきたであろう奥さんが自分らしさを取り戻していますように。

  4. この相談者と宇都宮事件に着目した管理人さんはすごい慧眼の人です。間違いないと思います。
    自爆する直前、公園で遊んでいる子ども達に爆薬を見せて、「今、爆発させようか」と言った事が恐ろしい。写真を見るとどうみても好好爺なのがとても恐ろしい。

  5. 生粋の栃木県民です。確かに栃木訛りに聞こえますね。
    栃木県民歴70年の父にイントネーションがそっくりです。

  6. 何気なく見ていたら、追記に驚き、事件について調べたところ、いても立ってもいられなくなりました。
    怖くて録音は聞けていませんが、この人が本当に犯人だったのなら、実際は酷いDVをしていたにも関わらず、世間へ偽りの潔白を主張するツールとして、テレ人を利用したわけですね。ただただ恐怖と驚愕です。

  7. 中川さん、あんまり回りくどい言葉使わない方が良い。
    そういう微妙なニュアンス的なこと伝わらないんだよ、この手の奴。
    もっとシンプルにしないと、現に伝わってなかったし。

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