40歳独身男・実家住まい。 難しくなってきた怒りのコントロール

テレフォン人生相談 2014年11月13日 木曜日

相談者: 男40歳独身 両親(父65歳、母66歳)と妹34歳と同居

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

今日の一言:
人間の唯一の義務は自分自身になること。

相談者:
自分の、怒りのコントロールが、うまいこと出来ないんで・・ご相談に・・お電話しました。

加藤諦三:
その怒りのコントロールて・・怒りっていうのは・・ちょっと具体的に言うと、どういうことですか?

相談者:
私・・、あのお、その昔、ちょっと、サービス業してまして・・ま、今、転職して、まったく、サービス業とは違う仕事に就いているんですけども。

加藤諦三:
はい。

相談者:
サービス業してたときに・・お店のお客さんを受け入れる側で、接客・・に必要な言葉使いとか・・挨拶とかっていうのを・・こう・・さんざん、繰り返してきて・・。
でえ、いざ立場が変わって、一人の顧客として、お店に行ったときに、お客さんに対する接客態度が成っていなかったときに、何とも言えない怒りが込み上がってきて、・・

加藤諦三:
うん、うん。

相談者:
ていう感じなんです。
ま、例えですけども、そういう感じなんですよね。

加藤諦三:
サービス業で・・働いてるときに、

相談者:
はい。

加藤諦三:
その仕事はどうでしたか?・・好きとか嫌いとかで言うと。

相談者:
結果として嫌い・・だったということですね。

加藤諦三:
嫌いだったと・・いうことだねえ。
今の職場はもうサービス業じゃないようですけれども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
職場では、怒りがないわけですね?

相談者:
そうですね、もう、まったく、お互いが干渉するということが、無いわけですので、

加藤諦三:
うん。

相談者:
そういったことはないんですよ。

加藤諦三:
うん。

相談者:
仕事としては・・外に出て・・私はちょっと・・運転手をしてる・者なんで、

加藤諦三:
はい。

相談者:
交通マナーが悪かったりとか・・したときに・・こう、カッとなったり・・とかが・・その運転してるときに起こったりしたり・・したときに・・こう、車の中だから、聞こえないですけど・・相手に対して怒鳴ったりするわけですよ。

加藤諦三:
要するに、直接相手に向かって怒りは表現出来ないけれども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
ていうことですよね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
はい。
あなたが、コントロール出来ない怒りっていうのは、主として、家庭の中ですね。

相談者:
・・家庭の中・・ではない・・

加藤諦三:
ではないんですか?

相談者:
僕の中・・では、この怒りという感情は、

加藤諦三:
はい。

相談者:
抑えてきてたんですよ。

加藤諦三:
うん、うん。

相談者:
でえ、2,3年前かな・・自分の中で、ずうっと・・こう、怒りの感情を、抑えてきてたんだな、っていうことに気が付いたんです。

加藤諦三:
それで、抑えて・・ずうっと、怒りを抑えて生きてきたっていうのは・・考えてみたら、小さい頃から、ずうっと、俺は怒りを抑えて生きてきた、っていうこと?

相談者:
・・家庭的に言うとですね、

加藤諦三 :
はい。

相談者:
私の父・・嫌いではないんですけども、父がその・・叱ったり・・叱り方っていうのが、かなり、酷いんですよね。

加藤諦三
うん。

相談者:
それで・・まあ・・萎縮してしまってたところも、あるんじゃないかなと・・感じるんですけど。

加藤諦三:
要するにあれですか?、ずうっと、お父さんさんの顔色を見ながら・・生きてきたっていうこと?

相談者:
・・ずうっとではないですけども、それが、記憶に残ってる・・ですよね。

加藤諦三:
要するに小さい頃、良い子だったんでしょう?

相談者:
かもしれません。
ちょっとそこは、僕は、なんとも言えませんが・・

加藤諦三:
要するにねえ、家の中に居場所がないから、

相談者:
はい。

加藤諦三:
良い子であることでしか、自分の居場所を作れなかった。
そういう家庭環境の中で成長しましたってことでしょうね。

相談者:
・・そう・・かも知れません。

加藤諦三:
そうすると、ずうっと、気に入らないことも何も、対立はもう、修羅場は避けて、すべて自分を折って、丸く治めて、40歳まできた。

そうなると、今、自分は、気が付いてみると、怒りのコントロールが出来なくなっていると。
どうしたらいいでしょうか?、という相談・・と受け取っていいですか?

相談者:
そおですねえ・・それから、今の自分の状態から、どう、感情をうまいこと、・・表現していけばいいかってのも・・併せて、教えて頂けたらなと思うんですが。

加藤諦三:
はい。
今日はスタジオに、非常に、心について、大変深い洞察を続けてらっしゃる、エッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしているので、伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)


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