夫が昏睡状態に。 相談者は自分を責めるのだが・・

(内容ここまで)

いやあ、噛み合わなかったねえ、最後まで。

あまり早くから泣かれたんじゃ、リスナー置いてきぼり。

大原さんが冒頭、
「お話がね、もう、ご主人様が亡くなった形の話になってる点が、とても不思議だなあと思ったの」

するどい。
実は、私もハッとしただよ。
そうだよ、まだ昏睡状態じゃん。

で、一転、聞かれもしない資格取得計画を話し出す相談者。

これに対する大原さんのリアクションは、相談者にとって想定外だったに違いない。

愛情不足だったと悔やむ相談者が、なぜ、この時期、この状況で、数年後の自分の生活や資格に目を向けられるのか?

無邪気で正直な告白だけに寒い。

大原さんのアドバイスは、相談者の言う後悔が、その言葉とおりであることを前提にしたものだ。

後悔にも色んな深さがあるわけで、相談者の今の後悔がどれほどのものかは分からん。

ただ、はっきりしていることは大原さんのアドバイスは届いてない。

だってだよ、

夫が今、生きてることの意味を、
「自分の人生を、しっかり生きて欲しいっていうプレゼント」
と、すでに、とっても前向きな解釈をしているわけだよ。

今日、この相談者が期待していた回答は、この解釈の強化と、夫の体調に気付かなかった自分の責任を否定してくれることだ。

だから、愛情不足だったという後悔を前提にした大原さんの、
「今、目の前の夫に、すべてを注ぎなさい」、
というアドバイスには、相談者はもの足りなさを感じたはず。

だってこの女、看病として、やることはやってるという認識だし、それはまあ事実でもあるからなの。

これが今日、話が噛み合わなかった理由。

一応、大原さんは始めに聞いたんだけどね。
どっちなの?って。

質問の意図の分かりにくさもあって、この女は本心とは逆の答えをしてしまっている。
もちろん、女に嘘をついてる自覚なんてない。

 

いいじゃないの、もう。

この女、たとえ夫が早晩亡くなったとしても、看病の後悔なんかよりも、次に向かって生きていける。

夫だって分かってんだよ。

夫が倒れる前に妻に言ったセリフ。
「俺が死んだら、お前はすぐ再婚するんだろうなあ」

実はこれ、夫の本音だったということだ。


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