（回答者に交替）

三石由起子：
この、あの、リップクリームのことについて、もうちょっと聞きたいんだけど、

相談者：
はい。

三石由起子：
これって、あのお、あなたが、お嬢さんを怒ったのは分かったんですが、

相談者：
はい。

三石由起子：
謝りに行かせたんですか？

相談者：
いや、そこはですね、

三石由起子：
ええ。

相談者：
あのお・・ま、妻・・の、小学校の同級生のお母さまが働いているということで、

三石由起子：
はい。

相談者：
妻が、やっぱり、そこに謝りに行く・・のが、ちょっと行き難いってことで、

三石由起子：
じゃ、盗みっ放しになってるわけですよね？

相談者：
そうですね、はい。

三石由起子：
それ、ダメでしょ。

相談者：
はい。

三石由起子：
それ、分かってると思うんですよ、あの、子供だって。

相談者：
はい。

三石由起子：
それえ、平気でいたら、まずダメだと思う、私は。

相談者：
はい。

三石由起子：
で、やっぱりね、あのお、面子って、恥ずかしいこと、他にあるんですよ。

相談者：
はい。

三石由起子：
そんな、つまんない面子・・で、子供の将来、ダメにしてもしょうがないんでね。

相談者：
はい。

三石由起子：
これ、やっぱり、子供に、リップクリームを持たせて、お詫びに行かせるべきなんですよ。

相談者：
あ、はい。

三石由起子：
それは、やっぱり、父親がついて行って、ちゃんと言いなさいと。
ていうことでね、

相談者：
はい。

三石由起子：
店長に、申し訳ないっていうことを言ってえ、

相談者：
はい。

三石由起子：
いついつ、こうだったっていうことまでしないと。

相談者：
はい。

三石由起子：
躾にはならんと思いますよ。

相談者：
あ、なるほど、はい。

三石由起子：
だって、親がただ怒っただけで、

相談者：
はい。

三石由起子：
それがなんともなってないのを子供が知ってたら、

相談者：
はい。

三石由起子：
それって黙認と一緒ですよ。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
そうですよ。

相談者：
はい。

三石由起子：
それって、ちっとも叱ったことにならないし、なんか、その、解決してないですよ、このことは。

相談者：
はい。

三石由起子：
これは、必ずやらなくちゃだめです。

相談者：
はい。

三石由起子：
しかも早い時期にね。

相談者：
はい。

三石由起子：
でえ、やっぱ、あの、心苦しかろうがね、自分が恥をかこうが、それでこその親だと思いますよ。

相談者：
んん、そうですね。

三石由起子：
うん、連れて行って謝らせて、もう二度としませんていうことを、子供の口から言わせないと、

相談者：
はい。

三石由起子：
子供は、犯罪だってこと、分かりませんよ。

相談者：
はい。

三石由起子：
こんなこと、誰でもすることだ、みたいなことを考えてたらね、

相談者：
はい。

三石由起子：
やっぱりいけない。

相談者：
はい。

三石由起子：
当たり前のことと思ってたらいけないと思う。

相談者：
あ、そうです・・はい。

三石由起子：
それは、もう、絶対ダメだと思いますよ。

相談者：
はい。

三石由起子：
で、もう一つ、消しゴムの話なんだけど、そっちの方は私、認めてもいい。

相談者：
ああ、はい。

三石由起子：
うん、先生を通じて返してもらったんだったら。

相談者：
はい。

三石由起子：
でも、もう、しちゃいけませんよ、っていう・・親が言って、

相談者：
はい。

三石由起子：
それを聞くためにはね、やっぱり最初のリップは、ほんと、返さないと。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
うん。
それを両方ウヤムヤにするってことになっちゃいますから。

相談者：
はい。

三石由起子：
消しゴムの方は、そういう手段をとったにしてもね、

相談者：
はい。

三石由起子：
このリップの方はダメですよ、放って置いたら。

相談者：
はい。
そうですね、はい。

三石由起子：
それ、絶対ダメだと思う。
そいでね、私がちょっと、怖いのはね、

相談者：
はい。

三石由起子：
あのお、私も色んな子供を見てきてるんですけどね、

相談者：
はい。

三石由起子：
やっぱ、夫婦の仲が良くないっていうのは、ダメなのね。

相談者：
はい。

三石由起子：
子供から聞いた話なんですけどね、

相談者：
はい。

三石由起子：
あの、自分が悪い子になると、親が仲良くなるって言った子いますよ。

相談者：
ああ、そうですか、はい。

三石由起子：
あなたも、が、奇しくも言ったように、

相談者：
はい。

三石由起子：
子供の話題だと仲良くするんですよ。
普段、口も利かないような夫婦が。

相談者：
はい。

三石由起子：
で、しかも、気を合わせて、子供を責めたりね。

相談者：
はい。

三石由起子：
で、子供の将来について、楽しいことをね、２人でしゃべるってことは、なかなかね、難しいんですよ。

相談者：
はい。

三石由起子：
これはね、仲のいい夫婦じゃないと、なかなか、出来ないのね。

相談者：
はい。

三石由起子：
ところが恐ろしいことにね、子供の悪いことだとね、ほんとに気を合わせて、仲の悪い夫婦が、話題が盛り上がったりするんですよ。

相談者：
はい。

三石由起子：
そういうのをね、子供って感知するんだよね。

相談者：
はい。

三石由起子：
自分が、悪い子だと、親が仲良くなるって言った子いますもん。

相談者：
そうですかあ。

三石由起子：
私、これ、怖いことだと思ったあ。

相談者：
はい。

三石由起子：
だから、そのお、あなたがあ、見ている前ではね、大声出したり、その、喧嘩をしないって仰ったけども、

相談者：
はい。

三石由起子：
喧嘩・・って色々あるしね、子供って敏感だから、

相談者：
はい。

三石由起子：
その、親の仲いい、仲悪いっていうのは分かるんですよね。

相談者：
あ、そうですね。

三石由起子：
うん。
で、そういうことででもね、なんか、

相談者：
はい。

三石由起子：
仲良くしてもらうと、ちょっと嬉しかったりするのね。
たぶんね。

相談者：
ああ。

三石由起子：
うん。
だから、それ、あなた・・のご夫婦の、根本的な・・甘さみたいなの、今、私は思ったのはね、

相談者：
あ、そうですね、

三石由起子：
リップクリームですよ、やっぱり。

相談者：
はい。

三石由起子：
それ、ご夫婦で放って置くってどういう・・ちょっと私には、理解できない。

相談者：
はい。

三石由起子：
それ、あなた、ぬ・す・みですよ。
分かってます？

相談者：
そう・・はい。

三石由起子：
そりゃ、お嬢さんがしたかもしれないけど、いまや、あなたがしてることと同じことよ。
分かってて払わないんですから。

相談者：
はい。

三石由起子：
それがやっぱり、犯罪だっていうことを子供に教えるためには、親も恥をかいて、大変なことなんだっていうことをね、

相談者：
はい。

三石由起子：
見せてやらないと、子供は分からない。

相談者：
ああ、そうですね。

三石由起子：
うん、だから、まず、することをしてからだと思う。
することをして、あ、また万引きしてしまったとか、また何かしてしまったって、判断つかないですよ、あなた今、きっちり怒っておかないと。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
それが病気なのかあ、それとも、その・・正義が曖昧になってたがためにしてることなのかって。

相談者：
はい。

三石由起子：、
これ親の義務ですからあ、やっぱり辛いと思うけど。

相談者：
あ、いえいえ。

三石由起子：
奥さんが嫌だったらあ、

相談者：
はい。

三石由起子：
やっぱり、父親がするしかないんで、

相談者：
そうですねえ。

三石由起子：
娘の手を引いてね、

相談者：
はい。

三石由起子：
リップクリームを持って、行って、お金を払って、引き取ってくると。

相談者：
はい。

三石由起子：
それを、やっぱり、早いうちにしてください。

相談者：
分かりました。

三石由起子：
ええ、ええ。
それが一番大事だと思う。

相談者：
そうですねえ。

三石由起子：
そうしなければ、後で他のことで、何を怒ってもね、あれは、ウヤムヤにしてしまったっていうことをね、子供は分かっちゃってるからあ、親の正義なんて、大したもんじゃないってナメますよ。

相談者：
ええ、そうですね。

三石由起子：
うん。
７歳の子にナメられちゃいけない、親が。

相談者：
分かりました。

三石由起子：
うん。
素直な子なら特にね。

相談者：
はい。

三石由起子：
ちょっとお、辛いと思うけど、

相談者：
あ、いえいえ。

三石由起子：
そこはやってください。

相談者：
そうですね。

三石由起子：
はい、はい。

相談者：
分かりました。

三石由起子：
はい。

相談者：
はい、ありがとうございます。

三石由起子：
はい。

（再びパーソナリティ）