変わり果てたリストラ夫との付き合い方

(回答者に交代)

中川潤:
あのお、これえ、やっぱりい、ご主人の、今の状況ってのは、

相談者:
はい

中川潤:
それなりの自信を持ってやっておられたんだと思うんですよ。

相談者:
はあい

中川潤:
それが、今あ、3年前と仰ったから、50・・3、4の頃だと思うんですがあ、

相談者:
そうですね、

中川潤:
ね?

相談者:
これ、2年くらい、就活はしてたんですがあ、

中川潤:
あ、やっぱり、やっておられたのね?

相談者:
そうです、それで、職種も選ぶますしい、

中川潤:
あー

相談者:
えーっと、給料の額も、選ぶのでえ、

中川潤:
あー

相談者:
ちっとも、決まらないんですよお。

中川潤:
あー、やっぱり、そこがあるんだなあ。

相談者:
結局ね、

中川潤:
うーん

相談者:
面接に行ってもお、

中川潤:
うーん

相談者:
自分だけペラペラしゃべって来ちゃうみたいでえ、

中川潤:
うーん

相談者:
あの、こういう人は使いづらいだろうなあ、ってわたしも思うんですね。

中川潤:
うーん

相談者:
で、まったく、だから、決まらないんです。

中川潤:
そうなんだよね・・

相談者:
で、も、諦めたのか、

中川潤:
うーん

相談者:
あの、

中川潤:
もうそれ以来、

相談者:
やってないですね、この1年くらい。

中川潤:
動こうとしないわけ?

相談者:
はい

中川潤:
でね、

相談者:
1日中、今、テレビを見てますね。

中川潤:
1日中ずっとテレビ見てんの?

相談者:
で、夕方になると出かけてって、どこかに行くのか・・

中川潤:
飲んで帰ってくるの?

相談者:
ちょっと飲んで帰ってきますね。

中川潤:
あー、そう・・

相談者:
はい

中川潤:
あー・・
だからあ、今あ、彼の心境としてはどん底なんですよ。

相談者:
そうですかね、やっぱり。

中川潤:
うーん・・

相談者:
あの、わたしもね、ときどき、言うことなんです・・
「人生最大のスランプなんでしょ?」
(笑)って言う、言っちゃうんですけど、

中川潤:
うーん、まあ、そういう、

相談者:
いや、俺は全然そんなふうには思ってない、みたいなことは言うんですがあ、

中川潤:
それ、平然と言うの?

相談者:
はい

中川潤:
うーん・・
でもねえ・・あのお、グサっときてんですよ。
やっぱりそのお、まだ、有能で、

相談者:
はい

中川潤:
えー、ポジションさえあれば、

相談者:
はい

中川潤:
やれる・・俺があ、

相談者:
はい

中川潤:
何ゆえ、ね?

相談者:
はい

中川潤:
本来の、おー、ま、今までずっと組織の中にいらっしゃいましたね?

相談者:
はい

中川潤:
だから、そこの中らでえ、あのお、それなりのポジションが与えれないかと。

相談者:
はい

中川潤:
いうふうな、ところにしか、やっぱりい、あのお・・なんて言うんだろ・・そのお、真面目さがね、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、ある意味災いして、

相談者:
はい

中川潤:
それがあ、その偏狭な真面目さでね、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、そういうふうへ向っていく。
だから、これがね、

相談者:
はい

中川潤:
もうちょっと、そのお・・こればっかりは性格ですよ。

相談者:
ええ

中川潤:
いい、悪いの問題じゃなくて。

相談者:
はい

中川潤:
楽天的・・に、っていうか、あのお、前向きに考えられる人だったら、

相談者:
ええ

中川潤:
自分なりに持ってる能力で、

相談者:
ええ

中川潤:
ま、今さら起業しろとは言わないけれども、

相談者:
はい

中川潤:
発想の転換が出来る人ならば、

相談者:
うん

中川潤:
いいんだけども、そうではないんですよ。

相談者:
うん、そうですね、

中川潤:
だ、すべて、

相談者:
人と交わることが嫌いですし、お友達もいませんからあ。

中川潤:
あー、そうなの・・?

相談者:
はい

中川潤:
あのね、

相談者:
はい

中川潤:
奥さま、ちょっと、とんでもないこと聞くけども、

相談者:
はい

中川潤:
別れたいなんて思ってんの?

相談者:
とても、こう、大変だなと思って、

中川潤:
うん

相談者:
もお、別れ、た方がいいのかな?、って・・思ったりい、

中川潤:
別れた方がいいのかな?っていうのは、どういう意味ですか?

相談者:
えーっと、自分が色々、なんかこう、ストレス性の病気になって、たりい、

中川潤:
うん

相談者:
こんなに、あの、いわれの無いことで、怒鳴ら・・れてえ、

中川潤:
うん

相談者:
るのでえ、

中川潤:
うん

相談者:
そういうのを考えるとお、

中川潤:
うん

相談者:
ま、別居・・とか?、そういうことも考えたりはしますがあ、

中川潤:
うーん・・

相談者:
で、そういう人だけど、やっぱり、わたしは好き・・なんだな、って思うこともあって

中川潤:
うん

相談者:
好きだ、って認めちゃえば、これは楽なんだな、と思うこともあるんですけどお、

中川潤:
うん

相談者:
ま、いっとき、そういう気持ちになることもあるんですがあ、

中川潤:
うーん

相談者:
また、あのお、酷い言葉を浴びせられるとお、

中川潤:
うーん

相談者:
ああ、やっぱり◆△%&って、

中川潤:
なんで、こんなの相手せにゃあ、いかんのだと。

相談者:
はあい

中川潤:
うん・・

相談者:
常にそのお、繰り返しで、

中川潤:
うーん

相談者:
日々を送ってる感じですね。

中川潤:
うーん

相談者:
はい

中川潤:
奥さん、根本的にはご主人のこと嫌いではないんだよね?
元々、昔の、イメージもあるし。

相談者:
そうですね、はい

中川潤:
ね?

相談者:
はい

中川潤:
で、この人が、昔のような状況に戻ってくれれば、

相談者:
それが一番、わたしとしてはハッピーです。

中川潤:
なんの問題もないわけですよ。

相談者:
はい、はい

中川潤:
でもね、率直に言うけど、それは、難しいと思う。

相談者:
そうですよね?、

中川潤:
うーん

相談者:
はい

中川潤:
それが一つ。

相談者:
はい

中川潤:
それから、もう一つねえ、え。
ちょっと気になったのはね、

相談者:
はい

中川潤:
わたしより、家に居るんだから、

相談者:
はい

中川潤:
例えば、フェンスが倒れちまったあ、

相談者:
はい

中川潤:
それをどうするとかあ、

相談者:
んん

中川潤:
せめてそれぐらいのことくらいはね、

相談者:
はい

中川潤:
考えて欲しい、って、さっき、仰ったでしょう?

相談者:
はい

中川潤:
その、お考えと、その種のことを、オファーとして出されたら、

相談者:
はい

中川潤:
あの、ご主人の、今の、気持ちの中で言うと、

相談者:
はい

中川潤:
ご主人の、あのお・・胸の中にある、ま、おっきな、傷をですね、

相談者:
はい

中川潤:
えー、ガアっと、両手で、広げてね、

相談者:
はい

中川潤:
そこに塩を揉み込むようなね、

相談者:
はい

中川潤:
うん。
そういう・・ことなんですよ、むこうからすれば。

相談者:
そうなんでしょうか。

中川潤:
うん・・
だから、結果的には、腫れもの・・みたいにね、

相談者:
ええ

中川潤:
することになんのかも、しれないけども、

相談者:
ええ

中川潤:
この人、こういう状況なんだと。

相談者:
はい

中川潤:
割りきって、今、特異な状況にあるんだと。

相談者:
はい

中川潤:
出来るだけあなたのストレス。

相談者:
はい

中川潤:
が、起こさないようにい、

相談者:
はい

中川潤:
えー、様子を見ると。

相談者:
はい

中川潤:
んん、そういうことで、ストレスを、回避する。

相談者:
はい

中川潤:
要するに、時間を置くとすれば

相談者:
はい

中川潤:
あなた側のストレスを回避する道ってのは、おそらくそれしかない。

相談者:
うん・・

中川潤:
と思う。

相談者:
はい・・分りました。

中川潤:
うーん・・

相談者:
はい

中川潤:
とわたしは思うのです。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


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