34歳の息子を否定的に見続けてきた母親

テレフォン人生相談
2015年6月19日 金曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)

相談者: 女68歳 夫70歳 長女32歳 次女30歳の4人暮らし 長男34歳

今日の一言:
相手を見るイメージで相手は変わります。

(年齢、家族構成のやり取りは省略)

加藤諦三:
はい、分りました。
それで、どんな相談ですか?

相談者:
長男の、ことなんですけどお。

加藤諦三:
今、もう、家を出てるわけですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
独立され・・
はい。

相談者:
えっと、仕事を、あの、何か、こう、嫌なことがあると、

加藤諦三:
はい

相談者:
そこから逃げてしまってえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
辞めちゃって続かない・・ていうことが何回も繰り返してるのでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
どういうふうに、接すればっていうか、どういうふうにしたら、そういうのが直せるのか・・

加藤諦三:
うん・・

相談者:
ていう・・ことなんですが・・

加藤諦三:
うーん・・
長男、今何歳?

相談者:
34です。

加藤諦三:
34歳。
そうすると、ま、仕事お、が嫌になった後、すぐ逃げちゃって、また別の仕事をっていう・・
学生時代から、仕事を始めてから、何年くらい経つんですか?

相談者:
えっとお、高校卒業してからあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
アメリカに行きましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
んで、自分でアルバイトをしながらあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、専門学校行ったり・・
で、お金が無くなると、また、日本に帰って来てえ、働いて、また、今度短大に行ってみたりとかっていうことを、6年くらい、やってました。

加藤諦三:
このアメリカに行ったっていうのは、その、お父さん、お母さんのお金じゃなくて、自分で働いて行ってんですか?

相談者:
えーと、一番最初は少し出してあげたような気がしますけど、間は援助は、ほとんど、してなかったです。

加藤諦三:
そして、この、行ってるときはあ、あの、なんか向こうで学校に行ってたんですか?それとも、向こうで、働いてたんですか?

相談者:
え、学校、に行って、あとは、あの、ホテルう、の、アルバイトとか・・

加藤諦三:
向こうのホテルでアルバイトをしてた・・

相談者:
そうですね。ベビーシッターやったりとかあ・・

加藤諦三:
うん・・それで、そうすると、学校というのは、どういう・・学校に行って・・

相談者:
ま、あの、語学、学校・・

加藤諦三:
語学学校ですか。

相談者:
ええ、ええ

加藤諦三:
そうすると英語を勉強するという・・

相談者:
そうですね、ですから、今でも英語は堪能です。

加藤諦三:
うーん・・

相談者:
それで、そういう、あの、すぐ、嫌になると、辞めてしまうっていうのは、あのお、社会人になってから、働・・き始めてからじゃなくて、もう、例えば、あの、高校生のときにアルバイト、行ってたりとかあ、そういうときでも、なんかちょっと嫌なことがあると・・その辞め方も、ちゃんと断って辞めるんじゃなくてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
黙って無断欠勤したりとか・・です・・そういう・・

加藤諦三:
高等学校のときもアルバイトしてたの?

相談者:
してましてね。

加藤諦三:
ふうん・・

相談者:
そのときも、部活のときも、なにか行きたくないときに、ちゃんと、休むって言えばいいのにい、何も言わないでえ、あのお、電話が掛かってくると、こう、出ない、っていうようなこともあって、バイトやったときも、なにか遅刻して行き辛くなったのか、怒られたのかが原因でえ、それも無断で行かないでえ、逃げちゃう?

加藤諦三:
で、仕事の、種類っていうのも、違うんですか?

相談者:
そおですね。
で、すいません、ちょっと、あの、むこうから帰って来るときもお、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あの、なんで帰って来たかっていうと、

加藤諦三:
はい

相談者:
ちょっと、あの、自殺未遂みたいなのがあったんですよお・・

加藤諦三:
はあーん・・

相談者:
それで、あの、友だちから、そういうことがあったっていうんでえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
連絡をもらって、まあ、あのお、特に、あの、命には別状は無かったんですけどお、もう、じゃあ、あのとにかく帰って来なさいってことで、そいで帰って来て、ま、しばらくは、まあ、ゆっくりはしてたんですけれどお・・
で、そのときにい、その向こうでも、教会に、まあたぶん、自分なりに悩んでたりしたんじゃないかと思うんですけど、教会に行っておりましてえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
日本に帰って来てえ、ま、こちらで自分で教会を見つけて、

加藤諦三:
うん

相談者:
そこの先生・・に、こう、色々悩みを聞いてもらって、なんか随分、それは、元気になって、立ち直ったんですね。

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
で、それからあ、仕事に行くようになったんですけど、ちょっと気に入らないと、まあ、我慢が出来ないっていうか、辞めてしまうんですけど、その辞め方も、さっき言ったように、

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
ちゃんと辞める手続きを取らないでえ、

加藤諦三:
うん、うん・・

相談者:
黙って無断欠勤して、まあ、

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
家に電話掛かってきて、初めて行ってないってことが分ったっていうのが、もう、だから・・4回あるんですね。

加藤諦三:
そうすると、あなた自身も、息子さんのことを、

相談者:
はい

加藤諦三:
だらしのない子というふうにして、ずうっと、そういうふうなイメージで、見ていなかったですか?

相談者:
きちんとしたことが出来ないのでえ、学校も年中、遅刻して行くとかあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
そういうことも・・忘れ物も多いとかあ・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
そういうことが一杯ありましたのでえ、まあ、たぶん、褒めることよりい、叱ることの方が多かった・・っていうのは、まあ、すごくう、わたしもお、いけなかったなあ、

加藤諦三:
うん・・

相談者:
ていうのは、思いますけど・・

加藤諦三:
で、あなたの今日の相談は最初に言われたように、

相談者:
はい

加藤諦三:
まあ、現状そういうようなことだけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
息子さんとどう接したらいいでしょうか?っていうこと?

相談者:
ていうか、そういう性格で、ずうっとこのまま・・いっちゃうと、嫌なことなったら、があったら、また逃げちゃうのでえ、

加藤諦三:
んん

相談者:
そういうのって、持って生まれた遺伝子だからって、もう、諦めなきゃいけないのかあ、

加藤諦三:
いや、いや、そんなことはない、むしろ、あなたが最初っから、息子さんをマイナスのイメージで、捉えてるっていうところで・・
あなた自身がプラスのイメージには変えられないですよね?この息子さん。

相談者:
んん・・

加藤諦三:
もう息子、どうしようもない男として、どうしようもないっていうようなイメージなんですよね?

相談者:
でも、わたしい、に出来ることがあれば、それこそお、もおう、あの、変えてかなきゃいけないと思ってますしい、

加藤諦三:
うん

相談者:
わたしが、何をしてあげられるのか?、この子はどうやってえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、それを直すためには、どうしたらいいのか?っていう・・

加藤諦三:
直すためには、わたしは、どうしたらいいか?ってことですか?

相談者:
わたし・・の対応のし方ですかね。

加藤諦三:
わたしの、対応を、どう変えたらいいでしょうか?と。
いう、相談というふうに、捉え・・ることは出来ますか?

相談者:
はい、出来ます。

加藤諦三:
できますか。

相談者:
それでえ、子どもが、こう、少しでも、こう、良くなるっていうか、いい方向にいくんであれば、わたしのお、悪いところっていうのは、まあ、わたし・・が、こう、変え、なきゃいけない部分で、少しでもそれは改善されるんだったら、当然それはそうしたいと思いますけど・・

加藤諦三:
はい

(回答者に交代)


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