音信不通の娘とつき合いたい母親。虐待を謝ればいいだけ

(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かりいただけました?

相談者:
はい

今井通子:
あのお、

相談者:
じゃ、あの、早速、お手紙書いて

今井通子:
いやいや、

相談者:
出します。

今井通子:
うん
あなたのことを、お嬢さんが嫌ってんの?
それとも、あなたがお嬢さん嫌ってんの?

相談者:
わたしのことを嫌ってるんですよ、たぶん、娘が。

今井通子:
で、その理由は分かってるの?
もっと、根本的な。

相談者:
小さいときに虐待されたって言われたから、あたしが。
虐待・・した覚えはないんですけど、ま、叩(はた)いた記憶は、自分にもあるんですけどね。

三石由起子:
そしたらなおさらですよね。

相談者:
ああ

三石由起子:
やっぱり、あの、虐待ってえ、若い頃のことだからあ、
あなたは覚えてなくてもお、お嬢さんって覚えてますもんねえ。

相談者:
ああ

三石由起子:
だ、なおさらですよね、手紙で、お詫び状だよね。

相談者:
はい

三石由起子:
わたしは寂しくてえ、

相談者:
はい

三石由起子:
どうしてもつき合ってもらいたいっていう、そう書くしかないですよね。

相談者:
ああ

三石由起子:
で、わたしは虐待してないとか、言ってもしょうがないんですよ。

相談者:
ああ

三石由起子:
されたって方が強いんだから。

相談者:
ああ、はい、分かりました。

三石由起子:
うん・・

今井通子:
かなりそれは恨まれたの?
お嬢さんから。
虐待したって。

相談者:
あ、そう、そういうふうに言われたんです。

今井通子:
いくつぐらいの頃に?

相談者:
小さいときって言ってましたけどねえ。

今井通子:
いやいや、小っちゃいときにい、虐待されたって言ったあ、それは、いつ、

相談者:
あの、最近そういうふうに、言う、言うんですよ。

今井通子:
あ、最近言われてんの。

相談者:
ええ、ええ、この前、口げんかしたときも。

今井通子:
虐待されたって。

相談者:
ええ、電話でね、そういうふうに、言われたんです。

今井通子:
じゃ、それは、子どものときの話?

相談者:
子ども・・のときだって言ってました。

今井通子:
お嬢さん、再婚ですよねえ?

相談者:
ええ、再婚です。

今井通子:
離婚原因は何だったんですか?

相談者:
前の旦那さんが、ちょっとあの、病気・・あってね、あの、あんたがストレス溜めるからそういうふうになったんだって言われてえ、そういうのが積み重なってえ、結局、離婚したんですけどねえ。

今井通子:
で?
その後お嬢さんは?
あのお、一人で、自活・・

相談者:
ええ、うちに一ヶ月ばかり居たんですけどお、

今井通子:
ええ

相談者:
なにしろ、あの、イライラしてて、わたしがちょっと、熱出したりすれば、あたしの、こう、頭、蹴っ飛ばして、

今井通子:
(笑)

相談者:
そんなん、仮病なんか使ったってダメだあとか、なんとかつって、すごく精神的に不安定だったんですね、そのときに。

今井通子:
ああ・・

相談者:
でも、一ヶ月ぐらいは一緒に住んでたんですけどお、

今井通子:
ええ

相談者:
こんなことしてれば兄ちゃんも、嫁さん貰えないから、わたし、子どもと、団地に出るつって、二人で、団地に行ったんですよ。
そんときも、もちろん、うち中で話し合って、裸で出てきたから、じゃ、家財道具もみんな買ってやんね、つって買ってあげて、そいで、ま、うちから、10分ぐらいのとこの団地に、行ったんです。

今井通子:
うーん

相談者:
そのときにい、パートで勤めてた今の旦那にい、知り合って、

今井通子:
ふうん

相談者:
そいで、再婚したんですけどね。

今井通子:
じゃあ、お母さんとしては、色々してあげてるのにい、と思ってらっしゃるわけね?

相談者:
そう、それがいけないんですね。

今井通子:
うーん

相談者:
あの、親だから、やるのは当たり前でしょって言われるんです、娘に。

今井通子:
うーん

相談者:
でも、あの、盆暮れぐらいは、何か持って来いとは言わないけど、仏さんにね、たとえ少しでもね、あの、なんか、あげたっつって持って来れば、兄ちゃんだって、気分いいよ、って、言ったこともありますけどねえ。

今井通子:
うーん
じゃあ、どっちかって言うとあなたにはあ、色々してあげてるのに、なんていう娘だっていう感は無きにしも非ず、

相談者:
あ、そういう考えがあると思います。

今井通子:
ふうん・・

相談者:
それが抜けないからいけないんだと思います。

今井通子:
うーん

三石由起子:
そのとおりですね。

相談者:
(笑)

今井通子:
と、今、三石先生が仰ったように、お手紙書いて、出来ますか?

相談者:
ええ、書きます。

三石由起子:
その前に、やっぱり、自分が寂しいんだってことをほんとにあなた、認めないと、だめですよ。

相談者:
電話してもいいですかあ?

三石由起子:
だめです。
嫌いな人の電話なんか、出たくないしい、最後まで聞くうちにはあ、言葉を返すしい、

相談者:
ああ、やっぱりねえ

三石由起子:
それはそうですよ。
電話なんて、絶対上手くいかないですよ。

今井通子:
もし、さみしくなければ、しばらくほっとくっていうのも手ですよ。

三石由起子:
そう、そう

相談者:
ああ、そうですか。

三石由起子:
一生、ほっといたっていいじゃん。
わたしならほっとく。

相談者:
あ、(笑)そうですか。

三石由起子:
うん、だから、ほっとけなくてえ、

相談者:
ええ

三石由起子:
付き合いを再開したいって言うのはあ、あなたが寂しいからなんですよ。

相談者:
ええ、そうです。

三石由起子:
他に理由はないんですよ。

相談者:
そのとおりです、先生の仰るとおりです。

三石由起子:
そう、それをちゃんと認めないとお、

相談者:
ええ

三石由起子:
今後も上手くいかない。

相談者:
ああ

三石由起子:
一時的には回復できてもね。

相談者:
娘も、娘なりにうんと私のことを心配してくれてんですよお。

三石由起子:
うん

相談者:
電話すれば、ばあちゃん、喋り方おかしいから、ちょっと脳外科行った方がいいよ、とかね、

三石由起子:
うん、うん

相談者:
そうやって、心配はしてくれてんのに、あたしが、意地張って、

今井通子:
うん

相談者:
そんなことないよ、って、あたしがいけないんだと思います。

三石由起子:
あ、分かってるじゃないですか、大丈夫ですよ。

相談者:
そうですか。

今井通子:
うん

相談者:
(笑)
はい、分かりました。

今井通子:
お分かりいだだけましたね。

相談者:
ええ、ありがとうございました。

今井通子:
それじゃあ、

相談者:
早速、手紙出します。

今井通子:
はあい

三石由起子:
はい

相談者:
すいません、ありがとうございました。

今井通子:
はい

三石由起子:
はあい、頑張ってくださあい。

今井通子:
じゃ、失礼しまあす。

相談者:
ありがとうございまあす。

(内容ここまで)

三石砲炸裂。

この人、喧嘩両成敗的な回答にならないのがいい。

色々問題のある娘には違いないんだけど、
それを一言も言わなかったからね。

だって、相談者に今言ったってし方ないし。

全面降伏か、
放置か、
しかないわけだ。

頭、蹴飛ばす娘でもね。(笑)

 

でも、放置ができないんだねえ。

たぶん、この母娘、仲直りしたら、また喧嘩すると思う。
基本、似たものどうしだから。

仲直り、音信不通、仲直り、音信不通、・・・

花占いじゃないけど、せめて死ぬときに仲直りの回になるように目指すとか。

 

マジレスすると、手紙で一方的に謝るってのも考えもんだ。
だって、それって、仲直りという成果を得るため戦術に過ぎないから。

娘が最近になって言うようになったとかいう虐待。
これって、結構大きいと思うよ。

 

厳しい躾を即、虐待って言うのも子の甘えなんだけど、一方で、

「叩いたけど虐待はしていない」

これね、子どもを虐待死させた親がみんな言うセリフなの。

まあ、逮捕された親は量刑を意識して言ってんだけど、
この婆さんは、どうなんでしょう。

普通は自分のやった行為は覚えてるもんだ。
忘れていたとしても、当の娘から言われたら、ハッとして自分の行為が頭に蘇ってくるはず。

謝るとしたら、お墓のことなんかよりも、そのことなんだけどねえ。
果たして罪の意識があるのかどうか。

 

娘が自分のことを心配してくれてるって、最後っ屁みたいに言うなっつうの。

 


「音信不通の娘とつき合いたい母親。虐待を謝ればいいだけ」への3件のフィードバック

  1. 「虐待」昔は言わなかったですよね。
    最近 TVで聞くようになった。
    「虐待」した方は 忘れてる。てか フリしてる???。
    図々しいなぁと思う。
    叩いた記憶はある。記憶?って やっぱ 図々しい。子供つったって 自分ぢゃないから!!!
    1回 叩いたくらいぢゃ 頭 蹴らないから!複数回 あったな!
    チョット 想像すると 娘 結構 根深いものを感じました。
    何かこう 叩かれながら 憎しみさえ感じられる言葉や目つき 顔つきを感じたとか。
    先生が言ってたけど 娘は 親とつきあわなくても 別に困らないけど 寂しくなっちゃうのは親の方なんだな。
    娘のこと 大事にすればよかったね。
    てか 何で 子供のこと 叩けるんだろ。

  2. 毒親との縁は切るに限る。
    氷河期で就職できなかったのをコチャコチャ攻められて社会人一年目を真っ黒に塗り潰された。
    あれでなんかいろいろ諦めた。
    30になったときに毒親定番のセリフ「一度くらいは結婚してほしい」をいけしゃあしゃあと抜かしてきた。
    殺意沸いたし、縁切りをはっきり決意した。
    35で逃げて、やっと平穏を手に入れた。
    もっと早く縁を切るべきだった。

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