知的合理性だけで生きて来た男は妻との会話が弾まない。情報よりも情緒の交換を

テレフォン人生相談 2015年12月24日 木曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者:  マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 男33歳 妻33歳 長女2ヶ月

今日の一言: 弾む会話は、情報の交換だけではありません。情緒の交換です。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、よろしくおねがいしますう。

加藤諦三:
はい。
最初に、年齢を教えてください。

相談者:
33歳です。

加藤諦三:
33歳。
独身ですか?

相談者:
結婚してますう。

加藤諦三:
あ、結婚してます。

相談者:
はい

加藤諦三:
奥さん何歳ですか?

相談者:
妻も33歳です。

加藤諦三:
3歳。
お子さんは?

相談者:
今2か月う・・

加藤諦三:
2か月。

相談者:
#$%□&、はい。

加藤諦三:
はい。
で、どんな相談ですか?

相談者:
自分の感情が、なかなか上手く表現できなくて、今困ってるんですけれども・・ はい。

加藤諦三:
自分の感情が、ひょう、上手く表現できなくて、例えば、奥さんに対して、なんか、感情が湧いても、そのことを奥さんに言えないっていうこと?

相談者:
そうですねえ、えと、例えばですねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、あのお、同じ、映画あを、観たとしますよねえ?

加藤諦三:
はい

相談者:
その時に、まあ、妻から、まあ、「どお思う?どう感じた?」って、いう質問が、来るとしますね?

加藤諦三:
はい

相談者:
で、そうした時に、そのお、ストーリーに関しての、感想?

加藤諦三:
はいはい

相談者:
こういうところが良かったよね、ああいうところが良かったよね、ていうのは

加藤諦三:

相談者:
すぐ出るんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
そう、自分が、素直にどう感じたか、これ面白かったとか、わくわくしただとかっていう、そういうストレートな、感じはなかなか出てこないんですよ。
気持ちとしては、あると思うんですけれどもお、

加藤諦三:
うん

相談者:
それが、なかなか言葉にできない、

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
ていうことが、今困ってますね。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、あとはですねえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
相手との会話でもですね、言葉を、選びながら、

加藤諦三:
はい

相談者:
相手の顔色を伺いながら、なんか、会話してるような、感じに、

加藤諦三:
はあ、はあ

相談者:
うん、受け取られることが多くてですねえ。

加藤諦三:
ええ

相談者:
自分では気づいてないんですけれども、ちょっと、無意識に、そういうところで自分の感情、押さえてるのかな?っていうのは、あります。

加藤諦三:
会話あ、で、言葉を選びながらっていうのは、自分が感じてんじゃなくてえ、例えば奥さんなら、奥さんが言ったっていうこと?

相談者:
ん、そうですねえ。

加藤諦三:
ふうん

相談者:
顔色を、う、伺いながら・・#$%□&

加藤諦三:
あなた自身としては、それは感じてなかったの?

相談者:
そうですねえ。

加藤諦三:
で、会話あ、は、続くんですかあ?

相談者:
そうです、僕う、の方からこう、会話が続くような、話は、あまりできないですねえ。

加藤諦三:
うんうん

相談者:
受けることの方が多いですね。

加藤諦三:
うんうん。
あなたの中に、感情がないわけじゃないんですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどお、その自分の感情を表現する言葉が、ないんですよねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
例えばね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ちょっとお、小さい頃の話なんですがあ、怪我をしたとしますねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
怪我をした時、「痛い!」と思いますよねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど、怪我をした時、「痛い!」ていうだけじゃなくてえ、血が出て、驚きますよねえ?

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、「どうなるんだろう?」って不安にもなりますよねえ?

相談者:
うん・・はい。

加藤諦三:
だけど、今度驚きや不安を、無視されて、っていうのかなあ?

相談者:
うん・・

加藤諦三:
それでえ、お医者さん連れてってもらって、手当てを受けた、でも良いですし、

相談者:
はい

加藤諦三:
薬を塗って、包帯して、「はい、傷治ったから、もういいわよ」っていう、そういう、例えばの話、怪我なら怪我をした時にい、

相談者:
はい

加藤諦三:
こういう対応されてたことが多いんじゃないのかなあ?

相談者:
ん~、そう、ですねえ・・

加藤諦三:
つまり、何、こう、言いたいかっていうと、

相談者:
はい

加藤諦三:
何かあった時にねえ?

相談者:
うん、うん

加藤諦三:
怪我をした時に、痛いだけじゃないわけですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
色んな感情があるわけですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど、そのいろんな感情をあなたは無視されてえ、怪我をしたということだけでえ、周りがあなたを扱った。

相談者:
うん・・

加藤諦三:
なんか、ピンとこないですかあ?

相談者:
そう、だと思いますねえ・・うん・・

加藤諦三:
そうすると、だ、あのお、痛いっていうことは、痛いだけじゃないですからね?

相談者:
はい

加藤諦三:
色んな感情あるわけですから。

相談者:
うん・・

加藤諦三:
だから、いろんな感情、
「痛いの痛いの、痛いさん痛いさん、飛んでけ~」
っていうような、なんていうのかな、母親の役割をやってくれる人がいなくて、お医者さんの役割だけをやってくれる人が周りにいたっていうか。

相談者:
うん・・うん・・

加藤諦三:
つまり、お医者さん、の役割と、母親の役割と、違いますよねえ?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
お医者さん、怪我治すことですからあ。

相談者:
はい

加藤諦三:
母親の役割は、

相談者:
うん

加藤諦三:
怪我をした子供の心の不安を、取り除いてくれるわけですからあ。

相談者:
はい

加藤諦三:
つまり、あなたの周りには、お医者さんしかいなかったっていうこと、を言いたいんだけど。

相談者:
う~ん・・

加藤諦三:
だからなんか、いろんな感情を持っても、感情を共有してくれる人がいなかったんじゃないの?

相談者:
う~ん・・

加藤諦三:
例えばねえ?
食べ物で熱いもの食べる時ねえ?

相談者:
はいはい

加藤諦三:
小さい頃ですよ?

相談者:
はい

加藤諦三:
「ああ、熱いねえ、ふーふーして食べようね、ふーふーどりぇあ~と、あー熱い熱い熱い」
とかっていう、なんか自分の感情を共感してくれる人が周りに少なかった。

相談者:
う~ん・・

加藤諦三:
だから、感情~を、表現できないっていう、言葉を、あなたは、言いましたけれども、

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
感情は、あったんですよお。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけどお、その感情を、共有してくれる人が周りにいなかった。

相談者:
うん・・

加藤諦三:
そういうことってのはあります?

相談者:
今まで、ちょっ、そ、考えたことはなかったですがあ、ちょっと、振り返ってみれば、まあ、そうですね、そういう~、ことは少なかったかもしれないですね。

加藤諦三:
でえ、その感情が表現できないっていう言い方ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そういうことを、感じだしたのは、いつ頃からですかあ?

相談者:
それはもう、社会人になってからですね。

加藤諦三:
それはなに、社会人になって、会社の、人たちとの、付き合いも、含めて?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
会社でもなんとなく、こう、あれですか。
色んな感情があるんだけれどもお、それを表現できない。

相談者:
まあ、自分では表現できてたと思っていたんですがあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
最近、妻から「そういう、風な感じがする」っていう、アドバイスをもらいましてえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
そこで、ちょっと気が付いたんですけれども。

加藤諦三:
ああー、そうすと、むす、むしろ、その、仕事の場ではあ、

相談者:
うん

加藤諦三:
そういうことは感じていない?

相談者:
そうですね。
仕事のときは、あまり感じることなかったですね。

加藤諦三:
仕事の場っていうのはあ、情報を交換してるわけですからねえ?

相談者:
ん、はい

加藤諦三:
「こういうことを、や、やってください」、「いや、これは出来ません」、

相談者:
うん・・

加藤諦三:
「これはこういう風にやって下さい」、「分かりました」
っていう、感情の交換してるわけじゃなくて、情報を交換してるわけですよねえ?

相談者:
ん、はい

加藤諦三:
だから、それは上手くいくんでしょうねえ?
情報交換は。

相談者:
うん

加藤諦三:
奥さんが言ってるのはあ、感情の交換が出来ないっていうことですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
だからむしろお、会社よりも、家庭の方がきついんじゃないのかなあ?

相談者:
そうですね、家庭の方は、今、会話、続か、ないですねえ。

加藤諦三:
続かないですよね?
だって、

相談者:
はい

加藤諦三:
会社の場合には情報の交換だけで良いけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
家庭ってのは、感情の交換がありますからね?
それが上手くいってないっていうことだよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、奥さん、とは、そうすると、晩御飯終わって、黙ってるの?

相談者:
黙ってしまうことの方が多いですね。

加藤諦三:
多いですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だってえ、情報の交換が、ないもんねえ?
会社と違って。

相談者:
んん、はい。

加藤諦三:
それで、今日のあなたの相談っていうのはあ、どうやったら自分の感情を上手く表現できるかっていうこと?

相談者:
そうですね、はい。

加藤諦三:
はい、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてるのでえ、

相談者:
あ、はい。

加藤諦三:
大変む、難しい相談だと思いますがあ、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

(回答者に交代)


知的合理性だけで生きて来た男は妻との会話が弾まない。情報よりも情緒の交換を」への1件のフィードバック

  1. マド愛、ちょっと酷いですね。
    奥さん、困ってて、こうしてって言ってんのに。
    開き直ったりチャカすような、あなたが気を遣って って。1番やっちゃいけないやつでからー

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