600万の返済に苦しむ息子に貸した金を取り戻したい62歳の女

テレフォン人生相談 2016年2月26日 金曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 女62歳 再婚相手との娘21歳 最初の夫との息子41歳バツイチ一人暮らし

ドリアン助川:
もしもし?
テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、すいません。
お願いします。

ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
えとお、息子の、借金のことでちょっと、お伺いしたいんですけど。

ドリアン助川:
息子さんの借金?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
あなた様おいくつですか?

相談者:
私は、62歳です。

ドリアン助川:
62歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
息子さんは?

相談者:
41歳です。

ドリアン助川:
41歳。
息子さんは、働かれてるんですか?

相談者:
働いてはいるみたいなんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
それがもう、私いー、もう、その、「お金借りて、仕事始めた」って聞いて、それでびっくりして、「いろいろしてて、お金え、が足りない」つって、私に言うてくるんですよ。

ドリアン助川:
あの、息子さんとは離れて暮らしてるんですか?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
離れて暮らしてる?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、息子さんには家庭があるんですか?

相談者:
いや、独りです。

ドリアン助川:
独りですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、かつて家庭があったということもない?

相談者:
一遍はあったんですけど、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
もう何年か前にもう、別れたみたいです。

ドリアン助川:
お子さんはいらっしゃるんでしょうか?

相談者:
いや、いないです。

ドリアン助川:
いないですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
じゃ、ま、離婚歴はあるけども、今独りで、

相談者:
はい

ドリアン助川:
41歳で生きてる?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、借金というのは、仕事を始めるための?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
自分で自営業みたいな感じで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
仕事を始めて、蓄えてるお金と、そのお、支援してくれるう、人お、の、あれでえ、600万ぐらい借りて、始めたらしいんですよ。

ドリアン助川:
支援してくれる人からお金を借りたってことですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
これが600万円ぐらい?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
それで?

相談者:
それが、約1年ぐらいしてからもう、上手くいかなくなって、私に、「少しだけでもいいから」つって、1年、過ぎぐらいから、言ってくるもんですから、「そんなお金ない」って言ってえ、とりあえず30万、「すぐ返すから」って30万だけ、用立てたんです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それからしばらくしなかったら、またあ、去年ぐらいからまた、「もうどうしてもお、駄目だ」つってえ、もう整理するのにもう、その、借りた人が、「一応、100万でも払って、あとはそこで仕事しながら返済してくれ」って言われたんですよ。

ドリアン助川:
はい

相談者:
その100万ていうお金も、私もないから、もう、下の、子供のお、借りてえ、75万ぐらい、送ったんですよ。
それにしては、契約書も作ったんですけど、何の意味もないなんていうお、も、返済がないもんですから。

ドリアン助川:
あ・・えーと、「下のお子さん」とおっしゃいましたけども、

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご兄弟いらっしゃるんですね?
このお、お子さんには。

相談者:
あはい、そうです。

ドリアン助川:
えー、下のお子さん、おいくつですか?

相談者:
21です。

ドリアン助川:
21歳の、

相談者:
はい

ドリアン助川:
おー、お子さんから、お金75万借りて?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。
じゃあ21歳の、おー、この方も働いてるんですね?

相談者:
そう、働いてます。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それで私、21歳の子と、私がちょっとしたへそくりと足して75万送ったんですよ。

ドリアン助川:
はいはい

相談者:
「それがあったらあ、ちょっとお、楽になって、その、自分の仕事はもう閉めて、そこの会社に入って、そこで仕事しながら、あの、返済して、夜はアルバイトして、そのアルバイトした分でお母さんに返すから」って言ってえ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
借りたんですよ。

ドリアン助川:
はい
それが?

相談者:
それが、もう、1回だけ来て、そのまま、もう、音信不通なんですよ、全然。

ドリアン助川:
息子さんとは音信不通?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、ということは、あのお、息子さんに貸したお金を、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、まあ、お母さんとしては返してもらいたいということな、わけですよね?

相談者:
それと、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、そのお、借りた人に、返済の分はもう、どうしても返しきれないはずだから、

ドリアン助川:
はい

相談者:
「自己破産して」って私何回も言ってるんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
それが、全然、じし、応じないもんですし、もう、今、全然、連絡がつかないもんですから。

ドリアン助川:
んー、しかし今その、お金を融通してくれた人の、お、所で、

相談者:
はい

ドリアン助川:
働いてるわけですよね?

相談者:
そうなん、みたいなんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
その人の会社の名前も、私に何にも教えてくれないんですよ。

ドリアン助川:
はい

相談者:
「それを教えて」つっても、そこには、「その75万払ったら、その払ったお金の領収書も送って」つっても、それも来ないんですよ。

ドリアン助川:
はい・・うーん

相談者:
それが、ほんとに私、が、してんのか、あれに騙されて、なんかあ、いるう、気もして、

ドリアン助川:
うん

相談者:
お金を、や、払ったのが。

ドリアン助川:
息子さん、どうなんでしょう?
その、親の、直感で、

相談者:
はい

ドリアン助川:
息子さん、その、おっしゃる通り、上手くいかなくなって、そのお、融通してくれた会社の社員として働きつつ返しているのか?

相談者:
はい。
それがもう、どうにも、もう、最近はもう、「ちょっと、騙されてんじゃないかね?」と思ったりもしてえ。

ドリアン助川:
騙されてるってのは、息子さん、が、あなたをですか?

相談者:
はい。
「お金、取るだけ取ってるんじゃないかな?」と思ったりもしてね。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ちょっとお、その、父親がちょっとお、仕事をしないような状態だったもんですから、それで離婚したんですよ。

ドリアン助川:
えっと、父親ってのは、あなたの、旦那さん?

相談者:
いや、いやいやあ、その、子供の、息子の、父親です。
最初のだん、主人です。

ドリアン助川:
つまり、あなたの最初の、旦那さん?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
えーっと、あなた2回結婚してるんですか?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
はい、で、えー、この41歳の方ってのは、最初の、旦那さんとの間に出来た?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
このお、旦那さんは、仕事、をしなかった?

相談者:
最初はやってたんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
も、後しなくなって、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
もう食べるのも食べれなく、なった状態で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
離婚したんですよ。

ドリアン助川:
離婚した?

相談者:
はい

ドリアン助川:
でえ、その後2回、目の結婚なさってんですね?あなたは。

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
はい。
じゃ、他にもお子さんはいらっしゃる?

相談者:
そうです。
後からの、主人の子がその、21歳の子ですね。

ドリアン助川:
はい。
あー、なるほど、なるほど。
お母さんとしては、どういう風な状況になれば、まず一安心ということなんでしょうか?

相談者:
もう、私に、返済もですけど、その、借りた人のへん、本当に借りてるのかどうか分からなくて、その人の返済も、あるならば、もう自己破産の方、で、してえ、もらいたいと思ってるんですけどお。

ドリアン助川:
うーん。
お母さん、

相談者:
そこで・・はい。

ドリアン助川:
そのお金のことに関して、

相談者:
はい

ドリアン助川:
毎日電話をしたり、したんですか?

相談者:
最初に一応、ずっとやってたんですけど、もう、この、なん、なん、2、3日はやってないです。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
電話入れてもメール入れても、全然音沙汰がないもんですから。

ドリアン助川:
はい。
あの、この41歳の、お子さんは、

相談者:
はい

ドリアン助川:
何歳までお母さんと一緒に、暮らされました?

相談者:
高校生までです。

ドリアン助川:
18歳まで?

相談者:
はい

ドリアン助川:
それまでえ、その18年振り返って、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、どんなお子さんだったんですか?

相談者:
えー、そんなに、まあ、不真面目というか、真面目も、父親みたいにはなりたくない、って、それも、父親見て育ってるから、そのお金の上に、厳しい、子だったんですけどね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
学生時代、ずっとアルバイトして、もう小学校から新聞配達なんかしてる子なんだ、なんですけど。

ドリアン助川:
小学校から新聞配達してる子?

相談者:
はいはい

ドリアン助川:
とすると、お母さんとしてみれば、

相談者:
はい

ドリアン助川:
その信用出来る子なわけですよね?

相談者:
そうーですねえ。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
そうなん、なんだけど・・

ドリアン助川:
で今、それがちょっと崩れちゃった?

相談者:
もう、ちょっと、もうー、「私、が、もう、間違った育て方したのかな?」と思ったりも(笑)

ドリアン助川:
んー、でもなかなか、小学校から新聞配達して、

相談者:
はい

ドリアン助川:
学校行く子っていないと思いますけどねえ?
あのお、回答者の先生に代わる前にもう1つだけ聞きたいことがあるんですけども。

相談者:
はい

ドリアン助川:
メールう、とか電話じゃなくて、これ、

相談者:
はい

ドリアン助川:
息子さん住んでらっしゃる場所、知ってらっしゃるんですよね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
そこお、に出掛けて行ったことあるんですか?

相談者:
いやあ、ちょっと遠いもんだから、行ったことないですし、自分の体調があんまり良くないもんだから、あちこち動けないんですよ。

ドリアン助川:
はい。
ん~、ま、どういうとこに打開策があるか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、それでは今日の回答者の先生と考えてみたいと思います。

相談者:
はい、よろしくお・・

ドリアン助川:
弁護士の塩谷崇之先生です。
よろしくお願いします。

相談者:
あ、お願いします。

(回答者に交代)


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