（回答者に交代）

三石由起子：
はい。
こんにちは。

相談者：
こんにちは、よろしくお願いします。

三石由起子：
はい、はい。
えーと、結論から言うと、

相談者：
はい

三石由起子：
あのお、ん、そうです、あなたたちご夫婦が我慢すれば、それで良い話です。

相談者：
あ、

三石由起子：
はい

相談者：
そうですか。

三石由起子：
はい。
「会うべきか？」っておっしゃったけど、

相談者：
あ・・はい

三石由起子：
会ってどうするか？って話なんですよね。

相談者：
あ、ただ、繋がりを持ちたいっていう・・

三石由起子：
そうでしょ？

相談者：
はい

三石由起子：
それ、あたし、甘いと思うんですけど。

相談者：
ああ

三石由起子：
えーと、ちょっと厳しいこと言いますよ？

相談者：
はい

三石由起子：
あのね？
そりゃまあ、しょうがなかったにしても、

相談者：
はい

三石由起子：
やっぱり困った時の親っていうのがあって、

相談者：
はい

三石由起子：
お嬢さん、25歳の時に、ほんとに困ってたんですよね。

相談者：
ああ、はい。

三石由起子：
うん。
で、その時に、

相談者：
はい

三石由起子：
えー、助けてもらえなかった、わけですよね。

相談者：
ああ、そうですね、はい。

三石由起子：
そうです。
それで、あのおー、婚家からもね？

相談者：
はい

三石由起子：
「親なんだから、助けろ」っていうことを言われたわけでしょ？

相談者：
ああ、はい

三石由起子：
うん、ていうことは、お嬢さんは婚家に対する面目も、ちょっと無かったのね？
もう自分が悪い、悪かったにしてもよ？

相談者：
ああ、はい

三石由起子：
うん、ね？

相談者：
はい

三石由起子：
で、一番困ってる時に助けてもらわなかったわけですよ。

相談者：
ああ、はい

三石由起子：
はい。
それでねえ、あのお、心配してるっておっしゃったけども、

相談者：
ええ

三石由起子：
心配するっていうのには資格がいるんだよ？

相談者：
・・あ・・

三石由起子：
心配するっていうのは、

相談者：
はい

三石由起子：
向こうがほんとに困った情景、状況の時に、助けてあげることのできる人間が心配しても良いんだよ。

相談者：
ああ、分かり・・

三石由起子：
じゃ、例えばね？

相談者：
はい

三石由起子：
会って、

相談者：
はい

三石由起子：
お嬢さんが、

相談者：
はい

三石由起子：
「実は今も困ってるんだ」と。

相談者：
あ、はい

三石由起子：
「今回、ご、500万」、ね？

相談者：
ああ、はい

三石由起子：
「何とかしてくれるか？」
できますか？

相談者：
いや、できないです。

三石由起子：
ん、だったら資格ない。

相談者：
・・ああ、そうですか。

三石由起子：
うん

相談者：
はい

三石由起子：
それと、

相談者：
はい、はい

三石由起子：
あなたがもし、して良い、時にはね？

相談者：
はい

三石由起子：
お嬢さん探し出したと、

相談者：
はい、はい

三石由起子：
探し出して、連絡する方法は1つだけですよ。
「あの時はなかったけど、」

相談者：
はい

三石由起子：
「今400万ある」と。

相談者：
ああ、はい

三石由起子：
「これをあげようと思って連絡しただけだ」と。
「この間は悪かった、27年前は悪かった」と。
「親なのに、何にもしてあげられなくてごめんなさいね」

相談者：
ああ、はい

三石由起子：
いいですか？

相談者：
ああ

三石由起子：
そこまで、言えるか？っていう話なんですよ。
それがね？
17年経って、

相談者：
はい

三石由起子：
自分が64になって、

相談者：
はい

三石由起子：
ちょっと寂しくなってさ、

相談者：
あ、はい

三石由起子：
「あの子どうしてるかな？」って。
これ、虫が良いよ。

相談者：
はい

三石由起子：
あなたは悪くないよ？

相談者：
はい

三石由起子：
これ、もう、百も承知で言ってます、私。

相談者：
はい

三石由起子：
ただね、年寄りはね、

相談者：
はい

三石由起子：
もう60過ぎたら年寄りですけどね、年寄りと言えば。

相談者：
はい

三石由起子：
私も60過ぎましたけど。

相談者：
はい

三石由起子：
年寄りは、孤独に甘えたら駄目ですよ。
寂しいくらいのことでね、

相談者：
はい

三石由起子：
れんら、娘だという理由で、

相談者：
はい

三石由起子：
連絡して良いか？っつったら大間違い。

相談者：
はい

三石由起子：
あたしはそう思う。

相談者：
はい。
あ、そうですか、はい。

三石由起子：
うん。
心配するっていうのは、心配する資格が、要ります。

相談者：
あ、はい

三石由起子：
それ覚えといてください。

相談者：
あ・・

三石由起子：
それと、あなた言ったじゃない？
「会いたければ娘は会いに来れる」と。

相談者：
はい

三石由起子：
で、あなた別れる時そう言ってますよねえ？

相談者：
あ、はい

三石由起子：
「いつでもそっちから来ても良いよ」って。

相談者：
はい

三石由起子：
で、あなたの家（うち）が引っ越してるわけじゃないし。

相談者：
はい

三石由起子：
ね？

相談者：
はい

三石由起子：
それが、連絡したければ連絡する手段があるんですよ、お嬢さんは。

相談者：
あ、はい

三石由起子：
連絡したくないんじゃん。

相談者：
・・

三石由起子：
簡単なことですよ。
連絡したくないんですよ。
会いたくないんですよ。

相談者：
そうなんですかねえ・・

三石由起子：
そう

相談者：
はい

三石由起子：
だから、心配するのには、心配する資格が要ります。

相談者：
はい

三石由起子：
ただあ、会いに行っていいってもんじゃない。
私はね、

相談者：
はい

三石由起子：
もう60の人間って、もう30年も生きなきゃいけないんだから。
ねえ？

相談者：
あ、はい

三石由起子：
甘ったれちゃ困ると思いますよ。

相談者：
はい、分かりました。

三石由起子：
うん、それはあなたの甘え。
あたし厳しいこと言ってますけど。

相談者：
はい

三石由起子：
うん。
それはもう、孤独に耐えようよ。

相談者：
分かりました・・

三石由起子：
旦那と、顔を見合わせて、

相談者：
はい

三石由起子：
「娘どうしてるかな？」と思いつつ、

相談者：
はい、はい

三石由起子：
言葉にはしないで、ね？

相談者：
はい

三石由起子：
「ああ、あの時は、助けてやれなくって、悲しかったなあ」っていう気持ちをさ、

相談者：
あ、はい

三石由起子：
2人で抑えてさ。

相談者：
はい

三石由起子：
うん

相談者：
はい

三石由起子：
うん。
余計なことして欲しくない。

相談者：
あ、分かりました。

三石由起子：
うん

相談者：
はい

三石由起子：
はい

（再びパーソナリティ）