仕事と人間関係に悩むリケジョ27歳。傷つくのも早いが元気になるのも早かった

(回答者に交代)

三石由起子:
はい。
こんにちは

相談者:
あ、こんにちは

三石由起子:
あなた、理系の人ね?

相談者:
はい

三石由起子:
ねえ。
あのねえ、だけど前だけ向いてまっすぐに進んで行くような女の子魅力あると思う?

相談者:
ああ(笑)

三石由起子:
ねえ(笑)

相談者:
う~ん、ああ(笑)

三石由起子:
うん(笑)
でね?、

相談者:
はい

三石由起子:
誰にでも好かれる女の子ってさあ、

相談者:
うん

三石由起子:
恋人として魅力あると思う?

相談者:
(笑)ん、ない・・・

三石由起子:
私、男だったら、いやだよ。

相談者:
やですかねえ?

三石由起子:
いやですねえ。
嫌われることを怖がっているなんていうのはねえ、あの、自分の魅力を台無しにしてますよ。

相談者:
はい

三石由起子:
ほんとに。
あのねえ、生きる意味い・・がないんじゃないかって思ったって言うけどお、

相談者:
うん

三石由起子:
それってさあ、古今東西のあらゆる文学者とか哲学者がずうっと考えてきていることじゃない。

相談者:
うん・・・。

三石由起子:
ねえ、そういうこと考えるのは、確かに無駄なことなんだけど、

相談者:
うん

三石由起子:
哲学や文学ってそういう学問でさあ、

相談者:
はい

三石由起子:
で、そ、無駄なことができるのが人間なんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
あの、例えば、動物なんかはあ、親ができることができるようになったら、それで終わりじゃない。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
でも、人間だけはさ、1000年も前に、悩んでるのと、同じことで、また悩めるんだよね?

相談者:
うん

三石由起子:
これって後ろ向きじゃなくて豊かなことなのね?

相談者:
うん

石由起子:
うん、人の人たる喜びっていうかさあ。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
で、あなたは後ろ向きになってる自分って言ったけどお、まっすぐに、あの、進んでるのだけが魅力じゃなくてさあ、

相談者:
はい

三石由起子:
たまには後ろ向きになったり斜め向きになったりさあ、

相談者:
うん

三石由起子:
寝っ転がったみたり、

相談者:
うん

三石由起子:
自分の発想を、ぐっじゃぐじゃ、混乱させてみるっていうことは

相談者:
はい

三石由起子:
結果として自分の発想を広げるっていうことになるわけですよ。

相談者:
うん

三石由起子:
なのに・・全然マイナスじゃないのよ。

相談者:
うん

三石由起子:
わたしね、昔、20代の頃にねえ、

相談者:
はい

三石由起子:
私が、あの、よくやったのはね、この落ち込んでるっていう、この、心地よさ。
これ探そうと思ってました。

相談者:
うん・・。落ち込んでる心地よさ。

三石由起子:
うん。
落ち込んでるっていうこの自分の状態はさあ、どっかこう、甘美な思いがある・・んだよ。
よ~く考えてごらん?

相談者:
うん

三石由起子:
悩んでる自分が、なんか、愛しいじゃない?

相談者:
うん・・

三石由起子:
そういうのに、浸ってみるのよ。

相談者:
うん

三石由起子:
私は、それあの、乱暴な言葉つけて、太宰ごっこって呼んでたんだけどね。

相談者:
太宰ごっこ(笑)

三石由起子:
うふうふふ。
って呼んでたんだけどね?

相談者:
うん、うん。

三石由起子:
そういう人の頭で考えてみるっていうか、

相談者:
うん

三石由起子:
うん。
悩みということを、甘いものとして考えてみようとかね?

相談者:
うん

三石由起子:
うん。
レジャーとして考えてみようとかさ。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
あのね、二か月前にね、仕事で自信をなくすっとかっておっしゃったけどさあ、

相談者:
はい

三石由起子:
27歳でしょ?

相談者:
はい

三石由起子:
ちゃんちゃらおかしい!

相談者:
あはあはは

三石由起子:
(笑)自信なくすってねえ、

相談者:
うん

三石由起子:
自信持ってる方がおかしいって。

相談者:
うん

三石由起子:
んなものねえ、あの、私もねえ、だから20代のころ、ガンガン働いてた頃には、

相談者:
うん

三石由起子:
そういうことあったんだけど、

相談者:
うん

三石由起子:
さぞや、周りはご迷惑だったと思う。

相談者:
うん

三石由起子:
でね、ちょっと注意したりね、ちょっと良かれと思ってアドバイスしたらさあ、こう、すねちゃったりさあ、

相談者:
うん

三石由起子:
気分悪くしちゃったりね?

相談者:
うん

三石由起子:
振り返って自分のこと思うとね、

相談者:
はい

三石由起子:
ああ、自分もきっと使いにくかっただろうな、とかね、

相談者:
うん

三石由起子:
みなさん、ご迷惑かけましたって思うんだ。

相談者:
・・(笑)

三石由起子:
うん
ただ、あなたが、そういうふうに感じた、ね?、その感じたという感受性っていうかさ、

相談者:
うん

三石由起子:
それ、ちょっとね、大事なんですよ。

相談者:
うん

三石由起子:
うん、あのお、無理にね、

相談者:
はい

三石由起子:
前を向くことないのよ。

相談者:
・・

三石由起子:
気が晴れるのはね、横向いたりさ、後ろ向いたりして、

相談者:
(笑)

三石由起子:
ぐずぐずしてればいいんです。

相談者:
うん

三石由起子:
で、その、心を許せる人、とかって言ったじゃない?

相談者:
はい

三石由起子:
私なんかにゃ、その心を許せる人なんて言葉を聞くとね

相談者:
うん

三石由起子:
すごいだらしない感じする。

相談者:
ええ?!(笑)

三石由起子:
なに心許してんだよ、って思いますよ。

相談者:
なるほど!(笑)

三石由起子:
うん。
心許せる人なんていりませんよ。

相談者:
いらないですか?(笑)

三石由起子:
いらないですよ。
それでも許しちゃう人が出てくるんだよ。

相談者:
うん

三石由起子:
うん。
心許せる人がなきゃいけないなんていうのも、ね、おかしいし、

相談者:
うん

三石由起子:
友達がいっぱいいなきゃいけないっていうのもおかしいし、

相談者:
うん

三石由起子:
嫌われないようにしなきゃいけないっていうのもおかしいし、

相談者:
うん

三石由起子:
後ろ向きの考えでダメだっていうのもおかしいし、

相談者:
いいんです・・ね?

三石由起子:
当たり前ですよ、こんなん。
前だけ向いてまっすぐに進んでるような女なんの興味もない!

相談者:
(笑)

三石由起子:
まあ、女の私が言ってもおもしろくないだろうけども

相談者:
(笑)

三石由起子:
うん
だれにも好かれる人なんてなおさら興味ないですよね。

相談者:
うん

三石由起子:
いっぱいぐずぐず色んなことを悩んで悩んでさあ、

相談者:
うん

三石由起子:
うん
あ、そう、これも私なんだっていう発見ですよ。
その時その時の自分の気持ちを大事に見てごらんよ。

相談者:
はい

三石由起子:
それ、一番いいのはね、日記書くことですよ。

相談者:
日記ですか。

三石由起子:
うん。
あの、どれだけ悲しいかとか、

相談者:
うん

三石由起子:
じゃ、どれだけ孤独なのかって、

相談者:
うん

三石由起子:
書いてごらん、10書けないよ。

相談者:
うん。

三石由起子:
うん。
10個さ、番号まず書いて、孤独だと感じる理由、

相談者:
はい

三石由起子:
書こうとしたら

相談者:
はい

三石由起子:
10書けないよ、

相談者:
うん

三石由起子:
せいぜい5つですよね?

相談者:
確かに・・。

三石由起子:
うん、そうなのよ。

相談者:
あんま、気にしないっていうことなん・・

三石由起子:
ん?気にしないじゃない、気にしてくださいよ。

相談者:
あ、気に(笑)

三石由起子:
生きる意味がないんじゃないか?って考えてるんだからずっと考えてよ、それ3日や4日は。

相談者:
うん

三石由起子:
そんなの大チャンスだから。

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
私はそれはね、脳の訓練にすごくいいと思う。

相談者:
・・そっか。

三石由起子:
うん。
悩んでごらんよ。

相談者:
あ、はい

三石由起子:
うん
で、悩んでごらんっていうのはね、ちょっと客観的に見られると、発想がうーんと広がってくるから

相談者:
はい

三石由起子:
うん。
自分を追い詰めなくて済むからさ。

相談者:
うん

三石由起子:
うん、楽しんでくださいよ。

相談者:
んふ(笑)はい

三石由起子:
やれやれ!って感じよ、私。

相談者:
わかりました。

三石由起子:
うん

(再びパーソナリティ)


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