保育士は全員バイト。皆に好かれる先輩が辛くあたる。その貧し過ぎるワケ

(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かり頂けましたか?

相談者:
あ、はい、ありがとうございます。

今井通子:
確かにい、

相談者:
はい

今井通子:
お互いにい、喋ってコミュニケーション、取ってないとお、

相談者:
はい

今井通子:
出来ないところもあるからあ、

相談者:
はい

今井通子:
えー、そういう場合にはあ、「ふん」とか、「うん」とかって、言われてもお、

相談者:
はい

今井通子:
要するに、子どもの事に携わる、事であればあ、

相談者:
うん、はい

今井通子:
必ず声を掛けてえ、

相談者:
はい

今井通子:
そこでえ、「こうこう、こうした方が良いですか?、もしくは、こうこう、こうふにしましたよ」

相談者:
うん

今井通子:
あの、ホウ・レン・ソウって知ってる?

相談者:
はい

今井通子:
報告、

相談者:
ほうれ、はい

今井通子:
連絡、相談、

相談者:
はい

今井通子:
これをねえ、必ず、これからやるようにした方がいい。

相談者:
あ、分かりました。

今井通子:
うん

相談者:
もう、同じように無視してたら始まらないですよね?、そんな。

今井通子:
そうです。

相談者:
はい

今井通子:
それを、どんどん、それをやって行って、

相談者:
はい

今井通子:
何かがあった時に、

相談者:
はい

今井通子:
必ず、「わたしは、こうこう、こうふにしましたよね」っていうのを、

相談者:
はい

今井通子:
公の場で、キチっと言ってあげればいい。

相談者:
わか、ちゃんと、はい

今井通子:
うん

相談者:
自信持って、はい、そこは、はい

今井通子:
そうですね。

相談者:
はい

今井通子:
むしろ、うるさいな、なんて、思われるくらいにしといた方が良いかもしれない(笑)

相談者:
ははは(笑)言った方が良いです・・うふふふ(笑)

今井通子:
うん、頑張んなさいよ。

相談者:
あ、ありがとうございますう。

今井通子:
はい、大丈夫ねえ?

相談者:
はい、ありがとうございますう。

今井通子:
はーい

相談者:
はい、頑張ります。

今井通子:
じゃ、明日から、心機一転。

相談者:
はい

今井通子:
はーい

相談者:
失礼しますう。

(内容ここまで)

夜勤か。
何時まで預かってんだろ。
ゼロ歳から。

つまりここ、夜間保育はバイトだけで回すわけだ。

いやもちろん、バイトっていうのは単に雇用形態の種類であって、保育士の質とは何の関係もないってのは分かってる。
でも、やっぱりおかしい。

だって、バイトはバイトだ。
時間給で働く臨時的な労働者だ。

実際は違うでしょ?
全員が本業なんじゃないの。

みんな、これで生計立ててるわけだよ。
非正規にしているのは、人件費抑制の目的以外にはない。

 

相談者の言い分だけじゃアレだけど、先輩の認めるとこはちゃんと認めてるし、言ってることは大方そうなんだろうねえ。
娘ぐらいの年の新人に対して一体何やってんの?、ってことになるんだけど。

今日のアドバイスもそんな雰囲気で終わっちゃったけどさ。

 

50歳の先輩が悪モノになって可哀そうだから全力で擁護してみた

 

マド愛:
「たった二日目からって事なので、個人的なもんではないっていうのは分かるわけよ」

甘い。
すごく甘い。

第一印象を軽く見過ぎなんだよ、おっさん。
特に中年女の若い娘に対する(笑)

女:
「挨拶するのも、目を合わさずに、聞こえるか聞こえへんかぐらいの声で、ポロポロって(笑)、されはって、私はちょっと、おかしいな(笑)っていうか、ちょっと気分悪いなって」

はぁ?

あと、今井さんから「思い当たることないの?」って聞かれたときも。

女:
「アタシは好かれようと思って、(アレヤコレヤ) をやってるのに」

 

あのね、人は自分に好意を持つ人に好意を持つの。

下手なレッテル貼りはしたくないけど、この女のセリフから貼るしかない。
女24歳。
いわゆる、ゆとり世代(*)のど真ん中。

(*)ゆとり世代: 詰め込み教育の是正の名の下に大幅にカリキュラムを減らしたゆとり教育で小中高と過ごした世代。
(1987年4月2日から2004年4月1日生まれ)
弊害の声が大きくなり、2010年から2013年にかけて再改定(脱ゆとり教育)が行われた。

 

この娘、まさに行き過ぎた平等教育と個人主義の申し子だ。
この娘の態度が50歳の先輩のどこかのスイッチを押してしまったことは想像に難くない。

この娘が、その自覚する機会すら与えられぬまま、マド愛、今井さんのアドバイスを鵜呑みにし、まんま実行したら、間違いなく修羅場が来る。

感情行動に正論で応戦するっていう構図は、どうしてもね。

ま、修羅場好きのマド愛としたら、それを避けるなって言いたいのかもしれんけどさ。
でもそれって、結局、勝ち負けの結果しか生まないわけよ。
あんたが会社を去ったようにね。

どっちか勝つと思う?

 

これさ、マネジメントマターなんだよ。
規模からすると経営マター。

どうしなきゃいけないかって言うと、処遇に差をつけるってこと。
誰が見ても明らかな。

てか、時間帯の責任者は誰かってことぐらいハッキリ決めろよ。
そのためには、いくらなんでも先輩バイトは正規雇用しないとダメでしょうに。

さらに、公式な役職に就ける。
主任でも、リーダーでもいい。
資質的には問題ないみたいだし。

それで、上下の関係をハッキリさせる。
それだったら、輪になって意見を言い合う場があったっていいけど、同じレベルの同僚のままじゃマズイわけよ。

だって先輩の身になってみ?

長年保育園を支えてきて、信頼も得て、経験豊富な保育士と、
このあいだ入ってきたばかりの小娘との違いが時給ん百円だけじゃ、やってらんないつうの。

 

60歳の女所長か、その裏に居そうな給料ドロボーのオーナーか知らんけど、あんたらが自分のことしか考えないから現場に軋轢(あつれき)を生んでんのに。

これ、他の保育士にも波及して最悪の職場になる可能性あるよ。

ただでさえ2交代制の引継ぎでは漏れが発生するのに、そこでの人間関係のもつれはオペレーション上、最悪。

事故が起きてからじゃ遅いんだけどね。
経営マターだというのはそういう意味。

保育士の有効求人倍率は、平成26年1月では全国平均で1.74倍。
これまで首都圏でより深刻だったが、9割を超える都道府県において1倍を超えており人手不足感が地方にも広がっている。
<厚生労働省 「保育分野における人材不足の現状」>

足らないっていうのに、なんで経済原理が働かないの?

 


保育士は全員バイト。皆に好かれる先輩が辛くあたる。その貧し過ぎるワケ」への2件のフィードバック

  1. 管理人様のおっしゃるとおりですねぇ。これ、経営者が悪い!
    しかし、基幹産業ではない業種は縁の下の力持ちの役割を甘んじて請け負うしか無いのでしょうかね。 どんなに人手不足でも脇役のギャラは安い・・・

  2. 保育士が薄給なのは、自動車整備士が薄給なのと同じ理由な気がする。

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