自己実現を怠った人が40代で出る症状。無気力の本質を探る3択問題

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは。

相談者:
あ、こんにちは。

大原敬子:
今あなたがいる、人生の状況です。

相談者:
はい

大原敬子:
小学校、1年生ぐらいの年齢なんですね。
怒らないでくださいね?

相談者:
はい

大原敬子:
気持ちですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
みんっなが僕に、構ってくれない!
これも我慢したでしょ?
あれも無理してやってるのに、みんな、当たり前だと思ってる!
そして、「もっと先に、もっと良い道が、自分探せるでしょ?だから歩きなさいね?」って周りが言うんです。

相談者:
はい

大原敬子:
「僕はもう歩けなーい!」っていうので、道端の真ん中に、うずくまってしまうんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
でも、もう僕歩けない!」と言わないんです。
フウーと、うずくまって、両ひざを抱えて、

相談者:
はい

大原敬子:
通っていく、あなたの前を通ってく人達に、じいっと目で訴えるんです。

相談者:
あ・・

大原敬子:
ところが周り、あなたのいる、周りの人達は、うずくまって、ているあなたを見て、「怠け者」、「休んでるのかな?」、とか、目を、いっくら訴えても、あなたの目は見てくれないんですね。

相談者:
あ・・

大原敬子:
じゃあ普通だったら子供は、「ねえ、歩けないんだよ!」って言えば良いじゃないですか?

相談者:
はい・・

大原敬子:
言ったら捨てられる、あなたは幼児期のき、体験があるはずなんです。
だから、目、「僕何も言ってないよ?でも、き、あなたは気付いてね?」っていうところで、もう、ほんとに道端の真ん中で、じいーっとかがんでね?

相談者:
ええ

大原敬子:
上目遣いに相手の素行を、見てるんです。

相談者:
ええ、ええ

大原敬子:
ところが、目線も合わしてくれない。
スタスタと、どんどん、どんどん行ってしまうんです。

相談者:
・・

大原敬子:
そうすると、「駄目だあー!」っと思っちゃいますね?もう自分は。

相談者:
ああ

大原敬子:
「今あなたはそんな状態ではないかな?」と思ってるんですけども。

相談者:
ああ、ああ

大原敬子:
この心情はどうでしょうか?

相談者:
あ、なんか、み、見え、てる感じがします、はい。

大原敬子:
そうですか。
ところが周りは、自分と同じような子達がね?

相談者:
はい

大原敬子:
どんどん、どんどん、先へ先へだけ、歩いて行くんです。

相談者:
はい

大原敬子:
気持ちは先に行かなくちゃならないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
だけども、どおーにも、怒り、から、憎しみがあって、

相談者:
はい

大原敬子:
それを気付いてくれるまで動けないんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
それなのに、「何が欲しいの?ほら、お饅頭買ってあげたじゃない。歩きなさい」って言うのね?周りは。

相談者:
はい

大原敬子:
「そんなんじゃないんだよー!」って言うけれども、「そんなんじゃない」って何言ってるか分からないんです。

相談者:
なるほど。

大原敬子:
「言いなさい」っても言えないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
僕にそれが言えたならば、この44歳の今日(こんにち)まで、

相談者:
はい

大原敬子:
「死にたーい!」って気持ちにはならなかったんですね?

相談者:
なるほど、はい

大原敬子:
あなたが、き、「死にたーい」って気持ちを、一般の人が見ればね?
「なんて甘えてるんだろう」と思うかもしれませんけども、

相談者:
はい

大原敬子:
私は思えないんです。

相談者:
あ・・あ、そうですか

大原敬子:
「死にたい!」っていうところで、人は驚きますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
でもあなたが「死にたーい」って言っても周りが、「大丈夫よ、熱は?」、ペタッ!、「あ、大丈夫。熱はないから。じゃ、仮病かしら?」って見てしまうんです。

相談者:
はい

大原敬子:
心が、もう死にたいんですよね?

相談者:
え、ああ、そうですね。

大原敬子:
今あなたは道端で、うずくまって、上目遣いに、「誰でもいいから、この僕の、事実を見てほしいってことを、僕は言葉で言わないけれども、気付いてくれてもいいだろう?」
しかし、誰も気付いてくれない。
1日いても、2日いても。
となったら、「僕は何のために生きてるだろうか?」と思いませんか?

相談者:
も、思います。

大原敬子:
その虚しさが、今日の電話のような気がするんです。

相談者:
ああ、はい

大原敬子:
そして、

相談者:
はい

大原敬子:
今道端に、うずくまってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは自分で分かりましたよね?

相談者:
はい

大原敬子:
小学校1年生、どうしますか?あなた、1番の生きる道は?
うずくまって、目で見ても、誰も行ってしまうの。
このやり方はもう使えないですよね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
どうしますか?そしたら。

相談者:
そう・・

大原敬子:
あなたが客観的にその子を見た時。

相談者:
ですね。
さ、叫ぶしかないー、ですね。

大原敬子:
そうです、何て叫ぶの?

相談者:
はい。
「助けて」って言いますかね。

大原敬子:
はい。
そしたら、振り、返ります。
「どうしたの?」って。

相談者:
はい

大原敬子:
で、次、何て言いますか?

相談者:
「もう、あ、歩きたくないー」って、言うかもしれないです。

大原敬子:
そしたら、あたし言うんですね。
1つ、「おばちゃんがここに一緒にずっと座っててあげようか?」って。
1つ選択ね?

相談者:
はい

大原敬子:
2つ目。
「今ね、その近くで、お店屋さん行っておにぎり買ってくるから、おにぎり食べたら歩ける?」
2つ目。

相談者:
はい

大原敬子:
3つ目。
「おばちゃん、どこに行くか分からない、怖い人かもしれないけども、それでも、おばちゃんの背中に、乗って行く?」
この3つ言います。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたどれ選ぶ?

相談者:
はい。
1つ目え、

大原敬子:
え?

相談者:
選ぶかもしれないです、はい。

大原敬子:
てことは、僕の傍に居て、気持ちを共感してくれれば生きられるんでしょ?

相談者:
ああー

大原敬子:
ああ、それだったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
楽になってるはずなんですよ。

相談者:
はいはいはい

大原敬子:
2番、3番、選んでないでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
答えは、寂しかった。

相談者:
ああ・・

大原敬子:
それだけです。

相談者:
なるほど。

大原敬子:
なるほど!
あのね?

相談者:
はい

大原敬子:
「今、こうして今まで我慢してね?って、こんなことがあって、」

相談者:
はい

大原敬子:
「誰も分かってくれないんだよ」ってことを、

相談者:
はい

大原敬子:
全部思ったこと、全部喋れますね?

相談者:
はい

大原敬子:
喋った時に、「そうなの!頑張ったね!」って。

相談者:
はい

大原敬子:
「だから今あるんじゃない。とっても良い顔してるわよ?」
って言われたら、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の胸のつかえは取れるでしょ?

相談者:
そうですね。

大原敬子:
その、慰め、あなたはコミュニケーションが下手なんですね。

相談者:
ああ・・

大原敬子:
今日から、

相談者:
はい

大原敬子:
毎日、

相談者:
はい

大原敬子:
会社であったところ、

相談者:
はい

大原敬子:
家であったこと、

相談者:
はい

大原敬子:
幼児期のこと、

相談者:
はい

大原敬子:
全部、「おばちゃんとかお母さん、あのね?」ってこと、全部書くんです。

相談者:
ああー

大原敬子:
「こういうことがあってね?」って。

相談者:
はい

大原敬子:
「あの部長、僕ほんっとに蹴飛ばしたいんだよ」って。

相談者:
はい

大原敬子:
「でも、それやったら、おばちゃん泣くかな?」とかね?

相談者:
はい

大原敬子:
「今日、妻がね?」

相談者:
はい

大原敬子:
「こんなこと言ったけども、『嫌だなー』と思ったけども、」

相談者:
はい

大原敬子:
「こうして僕はいつも言えなかったんだ」とか、

相談者:
はい

大原敬子:
ぜんっぶ書くんです。
それが、

相談者:
はい

大原敬子:
心の拠り所なんです。

相談者:
なるほど。

大原敬子:
そうするとね?

相談者:
はい

大原敬子:
今まであなたが自分の心に溜めたものを、

相談者:
はい

大原敬子:
誰にも言わなかったわけですよね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
だからといって、現実の、おばちゃんがいても、だまーってますよ、向こうが話しかけるまで。

相談者:
そうですね、はい、はい。

大原敬子:
ね?
一番できるのは、おばちゃんのような、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の心を分かってくれる、で、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の心が素直に出せる方法っていうのが、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、ほんっとに毎日、必ず書くんです、それを。

相談者:
ああ・・

大原敬子:
それが、

相談者:
はい

大原敬子:
僕が立ち上がるエネルギーの、原点であり、

相談者:
はい

大原敬子:
僕のこれから生きるミッションです、使命です。

相談者:
なるほど、はい。

大原敬子:
まず、3か月書くこと。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
そのノートを書いてる時に、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの性格、最初はですね、

相談者:
はい

大原敬子:
1週間経っても、なんか知らない、面白くない、ノートなんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そして字がですね、

相談者:
はい

大原敬子:
すっごく乱れてくるんです、段々。

相談者:
ああ、はあ、はあ、はあ

大原敬子:
ところが3週間ぐらい経つと、

相談者:
はい

大原敬子:
字が乱れてこないんですね。

相談者:
はあ

大原敬子:
そして非常に、具体的なことを書き出します。

相談者:
はい

大原敬子:
具体的なものってどんどん、どんどん、あなたの核の中に入ってるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
核の部分を自分がほじくりだした時の、心地良さ?

相談者:
はい

大原敬子:
それを感じた時に、

相談者:
はい

大原敬子:
自分自身が出るような気がするんです。

相談者:
ああ

大原敬子:
まずは、あなたがまずおっしゃったように、

相談者:
はい

大原敬子:
「おにぎりもいらない、おんぶもしてくれなくていい、」

相談者:
はい

大原敬子:
「傍に居て欲しい」って言ったことを、あなたがあるならば、

相談者:
はい

大原敬子:
それが、あなたが、一番求めてるものですので、

相談者:
はい

大原敬子:
それをなさっていただきたいなと思うんですけど、先生いかがでしょうか?

相談者:
あ、そうです・・

(回答者に交代)


自己実現を怠った人が40代で出る症状。無気力の本質を探る3択問題」への7件のフィードバック

  1. いつも放送に対する面白い考察楽しみにしています。
    天災大国日本ですら水や食料を買いだめに走る様なんかは当てはまっていると思いました。
    ただ、マズローさんの理論の不完全な点、腑に落ちない点は、科学的な裏づけが不完全なこと説明が感覚的にしかわからないことだと思います。それ以外は完璧な理論だと個人的には思います。

    1. ウッ、言われてみると浅すぎだわ。
      最後の日本人うんぬんは願いが入った ^^;

  2. とっても解りやすかったです。
    これで説明が付くなら文学は要らない。

  3. 私は、3と5が、この人にはないし、
    現代人に、一番重要なことだと思います。

    1、2、4は、追求しても限度があります。

    それより、限りある生を、3、5にどれだけ使えるか、
    だと思います。

    愛する家族がいて、自分らしく生きられれば、
    病気でも、金がなくても、危険でもいい。

    それが勇気を持って、自分の人生を生きることです。

    この人には、それがないのだと思います。

  4. 先日の豪雨で電車が止まり、名古屋駅には4時間以上人があふれかえっていましたが、混乱なくみんなガマン強くじっと待ってました
    とくにタクシー乗車の列!!まったく来る気配ないのに何百人が黙って待ってる。まあ、天候のことは誰にクレームつけても仕方ないのですが、すごいことだと思いました

  5. この頃の大原先生の回答は、凄く分かり易くて具体的で良いですね~~~。
    相談者さんのカウンセリングに成功して、視聴者の心まで軽くなった様な感じです。

  6. 自分もこの相談者の方と年も状況も非常似ていて、
    自殺で検索してここにきたので、とてもわかる話だと思いました。
    死にたい気持ちとわかってもらえることないんですよね、
    だから、検索するのですが

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