30年連れ添った妻を亡くした61歳へ。悲しみを抑えない。幸せだったから悲しめる

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちはあ、中川です。

相談者:
あこん、はいよろしくお願いしますう。

中川潤:
あのお・・う、ご主人のような状況にわたしい、は、まだ立ちたってえ、はいないので、

相談者:
はい、はい

中川潤:
ね?う、あのお、ご主人のホントのお、今の、心のね?

相談者:
はい

中川潤:
あのお、何ていうのか、やるせなさっていうかねえ?

相談者:
はい

中川潤:
辛さっていうのかね?

相談者:
はい

中川潤:
それを、本当にわたしが理解できるとは思えない・・んですけども、

相談者:
はい

中川潤:
ただ・・奥様あ、これえ、あの、ん、亡くなられた、7ヵ月前に亡くなられたっていうんだけど、

相談者:
はい

中川潤:
長患いをされてたわけではなくて急に逝ってしまわれたの?

相談者:
・・えーっとですね、

中川潤:
うん

相談者:
そうですね、急ですう。

中川潤:
急だったんですか?

相談者:
うん、病気にな、って、

中川潤:
うん

相談者:
急ですう。

中川潤:
で、その穴を埋めるってね?

相談者:
はい

中川潤:
これは何をもってしても、埋められるもんではない、と、

相談者:
うん

中川潤:
わたしは思うんですよ。

相談者:
はあ、はい

中川潤:
うーん、だけどねえ、

相談者:
はい

中川潤:
あの翻っていえばあ・・偉そうなものの言い方かもしれないけどもお、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、わたしもお・・もう60をとっくに過ぎてますからあ、

相談者:
はい

中川潤:
思うんですけどね?

相談者:
はい

中川潤:
結局う、みんなね?

相談者:
はい

中川潤:
あのお、亡くなる・・事に向かってっていうか、

相談者:
はい

中川潤:
あの、死ぬ事に向かって生きてるんですよ。

相談者:
あーはい

中川潤:
ねえ

相談者:
はい

中川潤:
で、死んだら、わたしは別に神様仏様っていう、そういう、信心深い人間、では、全くないんですけれども、

相談者:
はい

中川潤:
ないんだけれども・・でも、奥様あ・・あなたがそこまでえ、ね?・・思ってくれてるね?

相談者:
はい

中川潤:
っていう状態、の中で、

相談者:
はい

中川潤:
逝ってしまわれた奥様・・自身はね?

相談者:
はい

中川潤:
あのお、そりゃ物理的にはですよ?

相談者:
はい

中川潤:
物理的にはそのお、いらっしゃらないけれども、

相談者:
はい

中川潤:
あなたの心の中では生きてるわけですよ。

相談者:
そうですねえ、はい、はい

中川潤:
そうでしょう?、だから辛いんでね。

相談者:
はい

中川潤:
でもね?それは、あのお、逆に言えばあ、その奥様があ、

相談者:
はい

中川潤:
何ていうのかなあ、そのお、えー、変に、あの、センチメンタルな言い方になるのかもしれないけれども、

相談者:
はい

中川潤:
ね?、頭の上の、どっかでね?

相談者:
はい

中川潤:
あなたを毎日見てくれてるんだと・・ね?

相談者:
はい

中川潤:
そういう風に、思うしかないわけであって、

相談者:
ね、はい、分かりま、はい

中川潤:
分かるでしょ?

相談者:
はい、分かります。

中川潤:
うーん、でね?、無理してあなたの今のね?

相談者:
はい

中川潤:
気持ちを・・あのお、抑え込もうと思わないで、

相談者:
はいはい

中川潤:
例えばまあ、仏壇があるのか知らない、ね?

相談者:
はい

中川潤:
どういう、うん、あのお、あれかは知らないけれども、

相談者:
はい

中川潤:
あなた自身が、あ、「今日、こういう事あったんだよ」ってね?

相談者:
はい

中川潤:
遺影なり何なり、

相談者:
うーん

中川潤:
置いてらっしゃるわけでしょ?

相談者:
はい、はい

中川潤:
ね?、そこへ、お話になって、語り掛けて、ご覧になっても構わないし、

相談者:
はい

中川潤:
ね?

相談者:
はい

中川潤:
それは別に、気休めでも何でもないし、

相談者:
うーん

中川潤:
ねえ?、だから、今のお、逆に言うとその、う、その事で、埋まるかどうか、それは別の問題ですよ?

相談者:
はい

中川潤:
埋まるかどうかは別の問題だし、

相談者:
はい

中川潤:
いつまでもお、その悲しみっていうのはあ、やっぱり続く、う、のかもしれませんよ。

相談者:
はい

中川潤:
しれないけれども、いずれあなたも・・・ね?

相談者:
はい

中川潤:
行く先だから、

相談者:
はい

中川潤:
うん。「そこでえ、いずれ会おうな」と・・ね?

相談者:
はい

中川潤:
そういう思いで、

相談者:
うん

中川潤:
大事に、今のお気持ちをねえ?

相談者:
はい

中川潤:
して行かれるしかないのですよ。

相談者:
あ、分かりました、はい

中川潤:
ねえ

相談者:
はい、ひひ(苦笑)

中川潤:
で奥さんのためにも、亡くなった奥さんのためにもね、

相談者:
はい

中川潤:
今のあなたが、

相談者:
はい

中川潤:
少しでも元気に、ね?、「やってるぞ」と。

相談者:
はは、はい

中川潤:
うん。「見てくれや」と。

相談者:
はは、はい

中川潤:
ね?

相談者:
はーい

中川潤:
思って、

相談者:
はい

中川潤:
む、そこは無理にでも思って、

相談者:
はい

中川潤:
「ね、母さん、今日こういう事やったぞー」と。

相談者:
うんうん、は、はい

中川潤:
ね、「こんな事あったぞー」と。

相談者:
はい

中川潤:
ねえ、

相談者:
はい

中川潤:
お話になってあげたらどうですかあ?

相談者:
はい、はい分かりましたあ。

中川潤:
ねえ?

相談者:
はーい、はい

中川潤:
お父さんホント、す・・ま、喧嘩も色々したんだろうけどお、

相談者:
はい(苦笑)

中川潤:
いい奥さんだったのね?

相談者:
そうですねえ、

中川潤:
ねえ

相談者:
はい、はい、はい

中川潤:
とっても素敵なあー・・あれだったと思いますよ。

相談者:
はい

中川潤:
うーん、ねえ

相談者:
はい、はい

中川潤:
あの奥さんはねえ、

相談者:
はい

中川潤:
お父さんの事、見てるから。

相談者:
あ、分かりました。

中川潤:
ホントに。

相談者:
はい(笑)

中川潤:
ね?

相談者:
はーい

中川潤:
そう思って頑張って。

相談者:
はい、分かりました。

中川潤:
はい

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


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