（回答者に交代）

大原敬子：
お願いします

相談者：
よろしくお願いします

大原敬子：
こんにちは

相談者：
あ、初めまして、お願いします。

大原敬子：
いえ、あのですね、

相談者：
はい

大原敬子：
まず、お子さんが、

相談者：
はい

大原敬子：
最後は年子ですよね？

相談者：
はい

大原敬子：
年子で、ご主人様と別れたってことは、原因はなんですか？

相談者：
えっとお・・う・・あのお、元夫のDVなんですけどお、

大原敬子：
はい

相談者：
あの、暴力を、振るわれたリとかあ、

大原敬子：
うん

相談者：
あの、経済的にい、ちょっと、あのお、生活費を渡してくれなかったりとか、

大原敬子：
うん

相談者：
したりした時期があったのでえ、

大原敬子：
うん

相談者：
別れたんですけどお

大原敬子：
お子さんはご主人様と会っていますか？

相談者：
会ってないです

大原敬子：
なんか言うときありませんか？

相談者：
いや、ほとんどお・・は、あの、言ったことはない・・

大原敬子：
いくつのときにお別れになりました？

相談者：
えっと、2歳のときい、です。

大原敬子：
・・
そして、上の子が3歳。

相談者：
はい

大原敬子：
大変でしたね。

相談者：
はい

大原敬子：
で、も一回いいですか？

相談者：
はい

大原敬子：
違ってるかもしれません、ほんっとにDVだけで別れました？

相談者：
・・
あ、そうですう

大原敬子：
で、向こうも、

相談者：
はい

大原敬子：
「別れよう」っていいました？

相談者：
あ、向こう・・は、別れたがってました。

大原敬子：
あなたも本当は別れたかったんですか？

相談者：
・・
そお、ですね、

大原敬子：
うん

相談者：
あの、ま、でもお、

大原敬子：
うん

相談者：
ん、出来るんだったら、一緒にい、あのお、居た方がいいかなっていうことはずっと考えてたんですけどお、

大原敬子：
うん

相談者：
・・
でもやっぱり、あのお、どうしても我慢出来なかったのでえ、

大原敬子：
うん

相談者：
はい、別れました。

大原敬子：
あのね、

相談者：
はい

大原敬子：
このお子さんが、

相談者：
はい

大原敬子：
今、仰って、不登校とはわたしには思えないんです、実は。

相談者：
はい

大原敬子：
このお子さん・・この、夜、「痛い」とか、「怖い」を言ったときにですね、

相談者：
はい

大原敬子：
まず一つは真面目に答えて欲しくないんです。
「そおだよねえ」「怖かったね」ってことです。
例えば、「痛いよ」って言ったとき、
「どこ？」って言ったときに、
「お母さん」って起こすってことは、

相談者：
うん・・

大原敬子：
お母さんの中には入りたいんですね。

相談者：
あー、はい

大原敬子：
も、ほんとに抱いて欲しいんです

相談者：
はい

大原敬子：
そして、肩をで、ポーン、ポーンと、叩きながら、「怖い夢見たの？」
「あっちこっち痛い」って言ったら、
「そう、お母さんも痛いときあるのよ」って。

「病院行きたい」って言ったら、
「そう、じゃあ、今ね、今行けないから朝一番で行こうね」
も、すぐその場で、一週間待とうじゃなくて、今すぐ、あなたの心に応えますっていうふうに言って欲しいんですね。

相談者：
あ、はい

大原敬子：
そうすると、「あ、僕が色んな怖いことがあっても」

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さんは、すぐに、それを対処してくれんだ」っていう安心感があるんです。

相談者：
あ、はい

大原敬子：
だから、物理的に行けなくっても、「うん行こう」って。
そうすると、

相談者：
はい

大原敬子：
朝お母さんが、「さ、病院に行こう」って言ったときに、

相談者：
はい

大原敬子：
彼は、「お母さん、今日仕事は？」って聞くハズなんです。

相談者：
あ、はい

大原敬子：
そのときにですね、

相談者：
はい

大原敬子：
彼は我慢します

相談者：
はい

大原敬子：
・・
お母さん想いですから

相談者：
（涙声）はい

大原敬子：
人が・・あの、たぶん、あなたはね、不登校とかってのは、すごく繊細でね、あの、精神的に弱いと思うでしょ？

相談者：
はい

大原敬子：
不登校のお子さんほど、繊細で、

相談者：
（涙声）はい

大原敬子：
「僕を愛して欲しい、信じて欲しい」ってのを求めて止まない子が多いんですね。

相談者：
ああ

大原敬子：
そういう子にたくましく、「学校行こう」ではなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
このお母さんがいるから、何でも受け止めてくれるってことを、肌で感じたときにい、子どもは学校に行くんです。

相談者：
は・・

大原敬子：
だから、明日ね、

相談者：
はい

大原敬子：
もしですよ？、「あ、やっぱり行けない」って言ったら、
「十分」って。
「お母さん、まさか行くと思わなかった」って。

相談者：
はい

大原敬子：
「今日はいいわよ、休んで」って言ったときにい、彼は感じます。

相談者：
はい

大原敬子：
一番大事なことは、あなたの心がですね、

相談者：
はい

大原敬子：
たぶん、一生懸命頑張って生きて来たんですよ。

相談者：
（涙声）はい

大原敬子：
ね？

相談者：
・・
（泣）

大原敬子：
・・

相談者：
（泣）

大原敬子：
どうぞ、泣いてください。
この、今、泣いてるでしょう？
その気持が、このお子さんが夜、「お母さん、怖い」ときの感情と同じなんです。

相談者：
あ（泣）

大原敬子：
だから似てるんです、あなたとお子さんが、すごく。

相談者：
（泣）
全部、子どもに良かれと思って、

大原敬子：
うん

相談者：
やってきた・・（泣）

大原敬子：
・・
今、あなたが

相談者：
（泣）だけど、

大原敬子：
はい

相談者：
そういう、あんまり子どもにとっては、（泣）
わたしのやったことは、（泣）

大原敬子：
・・

相談者：
（泣）
間違ってたのかも・・（泣）

大原敬子：
とんでもない

相談者：
（泣）

大原敬子：
とんでもないですよ

相談者：
（泣）

大原敬子：
ここまで大きくしたんじゃないですか。

相談者：
（泣）（泣）（泣）

大原敬子：
あのね、

相談者：
はい

大原敬子：
今のその、お母さんの・・涙とか、泣いてる姿、このお子さん見たことありますか？

相談者：
ないです

大原敬子：
お母さんのありのままの姿を、このお子さんに見さしてあげてください。

相談者：
（泣）

大原敬子：
お母さんがどんなに頑張って来たかってことです。

相談者：
（泣）

大原敬子：
だから、お母さんが辛くて泣きたかった・・
彼は、感情が出せないんですよ、実は。

相談者：
ああ（泣）

大原敬子：
お母さんが出してないから。
この子たちが好きだからこそ、無理して頑張ったのよね？

相談者：
はい

大原敬子：
その心を、この子たち3人が分からないハズは絶対にないです。

相談者：
（泣）

大原敬子：
私はね
・・

相談者：
（泣）

大原敬子：
・・
上手く言えないんですけども、

相談者：
はい

大原敬子：
自分が強くなろうと思ったときには、なったときにですね、

相談者：
（泣）

大原敬子：
祖母の、ありのままの弱い姿を見たときです。

相談者：
（泣）

大原敬子：
この人がわたしを守ってくれたのに、こんなに泣いて、こんなにちいちゃな姿で、「え！？」と思ったときに、「わたしが強くなって、この祖母を守ろう」と思ったんですよね。

相談者：
はい

大原敬子：
人は「強くなれ、なれ」って強くはなれないんです。
誰かを守らなくちゃいけない、
この人が居なければ生きていけない、って思う人に、愛を感じたときにですね、強くなれるんです。

相談者：
・・

大原敬子：
泣いた後、どんな気持ちになりました？今

相談者：
・・スッキリしました

大原敬子：
それです

相談者：
（泣き笑い）

大原敬子：
それをお子さんにさして欲しいんです

相談者：
はい

大原敬子：
出来たらお子さんがね、
「明日やっぱり学校行きたくない」って泣いたときに、

相談者：
はい

大原敬子：
お母さん、思いっきり強く抱いてくださいそれ。

相談者：
はい

大原敬子：
分かります？
泣くってことは、前向きに生きるんですよね？

相談者：
はい

大原敬子：
先生いかがでしょうか？

（再びパーソナリティ）