ろう者の夫を支えるアタシに離婚を勧める母。見透かされている心の迷い

テレフォン人生相談 2017年6月16日 金曜日

夫が病気で耳が聞こえなくなり、母が「離婚して帰って来い」と言う。母とどう関われば?

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 女45歳 夫45歳 娘20歳 別に暮らす両親は共に68歳

今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願い致します。

今井通子:
はい。今日はどういったご相談ですかあ?

相談者:
自分の母親との関わり方で、ご相談させていただきたいと思っております。

今井通子:
はい。まず・・あなたはおいくつですか?

相談者:
45歳です。

今井通子:
45歳。お母さまは?

相談者:
えーと68歳です。

今井通子:
68歳。お父さまいらっしゃる?

相談者:
はい。おります。

今井通子:
おいくつですか?

相談者:
同じ年で68歳です。

今井通子:
68歳・・あなたは今なに?、お父さまお母さまとご一緒に住んでらっしゃるの?

相談者:
いえ、あのお、離れて暮らしております。

今井通子:
あ・・ていうことは、あなたも、結婚してらっしゃる?

相談者:
はい、しております。

今井通子:
・・そうするとご主人おいくつ?

相談者:
えー45歳です。

今井通子:
あ、同い年。

相談者:
はい

今井通子:
で、お子さんはいらっしゃいますか?

相談者:
娘が一人で、二十歳になりました。

今井通子:
お嬢さんね?、はい

相談者:
はい、そうです。

今井通子:
じゃあ・・あなたはあ、ご主人とお嬢さんと、3人暮らし。

相談者:
はい、そうです。

今井通子:
で、お父さまとお母さまは・・ま、離れたところに、

相談者:
はい

今井通子:
別に、お二人で暮らしてるのかな?

相談者:
そうですね、はい

今井通子:
はい。で・・お母さまとの間に何かがあった?

相談者:
はい、そうです。

今井通子:
はい。どんなことでしょ?

相談者:
えー、わたくしの、えー主人が、えー突然、原因不明の両耳が聞こえなくなってしまう病気になりまして。

今井通子:
はい

相談者:
えーと、現在もまだ、治療中というか、げ、現状は変わっておりません。

今井通子:
はい

相談者:
えー、わたし自身も、ちょっと主人とのコミュニケーションが全く出来ませんので、今は筆談中心になっております。

今井通子:

はい

相談者:
んでえ、相談といいますのが、この、主人があの、病気を、発症しましてから

今井通子:
はい

相談者:
えー、わたしの母・・とお、の間でちょっとギクシャクをしてしまいまして。

今井通子:
はい

相談者:
わたしは、まあ・・いずれ治るであろうと思ってたんですが、もう5年経っても、現状が変わらないまま今に至ってるんですが。

今井通子:
はい

相談者:
まあ、主人の病気とお、向き合って、一緒に、このまま・・んまあ、サポートして一緒に暮して行こうかなとは思ってるんです。娘も含めてですけど。

今井通子:
はい

相談者:
なんですが、母親がですね、あのお、ま、わたしのことを不憫に思ってえ・・だと思うんですが。
「早く帰って来い」と。家に。

今井通子:
はい

相談者:
で、ま、「離婚してえ」、自分たちと暮ら・・すのが、「あなたのためになるんじゃないか?」ってことを言い出し・・たんですね。

今井通子:
これあのお・・お住まい離れてらっしゃるっておっしゃいましたよね?

相談者:
そうですね、離れてますね。はい

今井通子:
というのは、そんなしょっちゅう行き来したりはしてないんでしょ?

相談者:
・・えーっと、そうです、1年に一遍、会えるかどうかですね。

今井通子:
ていうことは、電話かあ、

相談者:
はい

今井通子:
それとも、メールか。

相談者:
はい

今井通子:
そういう、こう、やり取り?

相談者:
ほとーんど、電話です。

今井通子:
電話連絡は・・月に何回ぐらい取られてんの?

相談者:
ま、月にというかあ、わたし一人娘なんですね、実は。

今井通子:
はい

相談者:
なので・・まあ
「今日は天気はどお?」「体調はどお?」っていうことも含めてえ、ま、毎日してたり、まあ、1週間に・・少なくとも3回ぐらいはしてたと思います。

今井通子:
あ、なるほど・・「してた」っていうことは?・・今はしてない?

相談者:
そうですね、ちょっと、あることがあってからちょっと連絡を取る、気がないというかあ・・

今井通子:
それ何なんですか?

相談者:
えーとお・・母がですね、ちょっと病気を患いまして。

今井通子:

相談者:
わたしの方の、ところで、病院で手術をして。

今井通子:
はい

相談者:
3ヵ月ぐらい、ちょっとこちらで静養して。様子を見て、また自分の家に帰ったって形なんですね。
で・・それが3年前なんですが、もうその時は既に、主人はもう病気は発症してました。耳がもう聞こえてない状態です。

今井通子:
はい

相談者:
んでえ、定期的に検診に来なければならないので、

今井通子:
はい

相談者:
1年に一遍、二編、来るんですね、こちらに。

今井通子:
はい

相談者:
んでえ、飛行場まで迎えに行って・・ドアツードアで家まで運ぶっていうことが、まあ、うちの(苦笑)、決まりというか、あの、いつもの、お、行動パターンだったんですが。

今井通子:
ええ、ええ

相談者:
あの、わたしは運転できませんので主人、が、行くんですね。

今井通子:
はい

相談者:
わたし、ま、ま、同、便、あの一緒に、同乗はしますけども。

今井通子:
はい

相談者:
・・でえ、「また迎えに行くね」って言ったんですが、
「もう来なくていい」と。

今井通子:
はい

相談者:
「あなたの夫の」、その「車には、ちょっと乗りたくない」と。

今井通子:
はい

相談者:
で「迎えに来てもらっても変に気も使うだけだしい」

今井通子:
はい

相談者:
ま、たまたまわたしがその日仕事、だったものですから、主人、だけに
「ちょっと迎えに行って、くれる?」っていう感じで。
で主人は、ま・・あの
「お母さんのことが心配だから、行きます」「行くよ」って感じだったんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、それを、母親に伝えたらまあ、
「わたしが乗って来ないなら、尚更、嫌だからあ」

今井通子:
ええ

相談者:
「もう、来なくていいしい・・何をしてればいいんだ?」と。
「自分は」その、(苦笑)
「耳の聞こえない、」ふ・・、主人と「何をしゃべって、わたしはどういう態度をしてればいいんだ?」っていう言い方をして、それが・・まあ、凄く嫌な、言い方をしたものですから。

今井通子:
はい

相談者:
んでえ・・ん、まあ、「来なくていいから」の一点張りだったので、わたしもちょっとあのお・・
「んじゃ、いいよ、もう」っていう感じで、電話切ってしまったんですね。

今井通子:
はい

相談者:
んで、わたしの希望としてはあ・・あの、ま、こういう病気になってから主人もちょっと・・自分が役立ちたいっていう気持ちが凄く強くて、

今井通子:
うーん

相談者:
何か自分がやれることあれば、今まで通りもう・・た、あのお・・やりたいし、まあ、わたし達も普段通り何もなか・・ったかのように暮らしてるつもりですし。
職場でも、ま、こういう身でーすので、なかなか、今まで通りには働けないながらも、何とか頑張って毎日、仕事に行っているものですからあ、

今井通子:
はい

相談者:
あのお、本人の、まあ、心情、を、ま、悟ってなるべくこう・・んー、何ていうんでしょうか・・居場所を作ってあげるようには・・

今井通子:
ええ、ええ

相談者:
努めてるんです、わたしも。

今井通子:
はい

相談者:
今まで通りに。
なんですが、母親は、わたしの主人のことに対してちょっと毛嫌いしてるというか。

今井通子:
なるほど。

相談者:
はい

今井通子:
そうするとお・・今日のご質問は何になります?

相談者:
・・一番はやっぱしこういう・・んー、身である主人のこと、を・・応援して欲しいというか、多分、わたしのことを気、あのお、不憫だと思ってえ、
「戻って来なさいよ」なんて言うんですけど。
・・なぜに「早く何もかも捨てて戻って来なさいよ」なんて・・言うんだろう?って。
何かわたしが・・悪いんだろうか?って。
母に対して、今までこう・・あの、兄弟がいないものですから、
「やあ、今日こういうことがあったんだよ、うちの、旦那さんってこうなんだよ」なんて言・・って来たことが駄目だ・・ったのか?
何かこれから、そういうことをお、改善するために、わたしが取るべき行動は母親との関わり方をこれから・・どうすればいいのか?
んで・・わたしも娘もいますしい、今こっちで生活していますとわたしが中心となって、この家をまも、守ってるっていうか、ん、あの、成り立ってますので、みんなで頑張ってますので。
何もかもホントにゼロにして戻るってえ気は今のところないんですね。
母親がいくらそういう風に言ったとしても。

今井通子:
はい

相談者:
だとするならば・・母からそういう、
「戻って来なよ」なんて・・言えないようにというか(苦笑)

今井通子:
うーん

相談者:
するためには・・わたしが、母に対して何を、すればいいのか?とか。

今井通子:
なるほど。

相談者:
はい

今井通子:
ま、じゃあ、ざっくりと言うとお・・お母さんにい、
「戻って来い」っていうようなことを・・言わせない方法は、どうしたらいいんでしょう?っていう話ですね。

相談者:
あ、まあ、そうですね。あのお・・ハッキリ言えば、もうちょっとじゃあ、
「みんなで力合わして頑張んなさいね」っていうような、ちょっとこう、応援みたいな言葉を言ってくれれば、わたしも・・も、こんな悩まないんですけどお。

今井通子:
なるほど。

相談者:
年老いていく母親や父親、が・・心配でないことはないんですね。
ましてや一人っ子なのに、こっちに来てしまったっていう負い目も・・心のどこかにありますので。

今井通子:
ええ

相談者:
んー、そういう母親の言葉あ、を・・後悔はしませんけどもお、どういう思いで言ってたんだろう?っていう・・わたし、ま、もう決まってしまったことを、言うのは何なんですが・・
「お母さんは結婚は反対だったんだよ」とか、もう過去のことをグズグズ、グズグズいろいろ言い出すんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
んで、そういうこと言われると、わたし自身もなんか、
「えっ?」って、「どういうことなの?、結婚反対したの?・・えーわたしこの生活、じゃ続けていいの?」とか、何ていうんでしょうかね・・あの・・

今井通子:
ええ、ま、要は、お母さんの言葉が・・プレッシャーになっちゃって、

相談者:
そうですね。

今井通子:
あなた自身の心が動揺してしまってますっていう。

相談者:
そうですね。はい、で・・

今井通子:
お話ですよね?

相談者:
そうですね。

今井通子:
うん・・で要するに・・

相談者:
で・・なんか親不孝なんじゃないか?とすら思ってしまう自分もどっかに・・

今井通子:
あ、なるほどね。

相談者:
ええ・・はい

今井通子:
で、いずれにしてもだから、さっき言ったように・・お母さん、んに、その・・
「帰って来い」なんて言わせない・・方法。
そして、むしろ、応援してもらう方法ないですか?っていう話ですよね?

相談者:
はい・・あ、そうですね、はい

今井通子:
分かりました。今日はですね・・精神科医の、高橋龍太郎先生がいらしてますので、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

今井通子:
先生よろしくお願い致します。

相談者:
こちらこそよろしくお願い致します。

(回答者に交代)


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