アル中娘が虐待⇒児相⇒帰宅のループ。心配するしかない婆さんが児相に八つ当たり

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
よろしいですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
あのね

相談者:
ありがとう・・

加藤諦三:
あなたは今要するにこの子を引き取りたいんですね?、気持ちの上で。

相談者:
あー、あのお・・わたしはさあ、親のとこへやるよりい・・わたしが守ってえ・・あげないと可哀想だなと思いま・・

加藤諦三:
うん、要するに、「可哀想だな、うん」というより、あなたの気持ちは、この子を引き取りたいという気持ちですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ただ、これあなたがその気持ちで、ここのお、複雑なことの中に関わって行くと、

相談者:
はい

加藤諦三:
児童相談所としてはやりにくくなりますよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
まず、中川先生がおっしゃったように弁護士会に相談する。

相談者:
はい

加藤諦三:
それが第一ね。

相談者:
はい

加藤諦三:
それともう一つは、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の気持ちはよく分かりますけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
児童そんざい・・あの、相談所もね、判断が、もう、た、正しい100%正しいとか、理想とかっていうんじゃないんですけれども、

相談者:
うん

加藤諦三:
実際に、誰が一番よく知っているか?ということを考えた時には、

相談者:
はい

加藤諦三:
児童相談所が今、一番よく知ってんですよ。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
だから、あの色んーな人が、色んーなか、形で絡んでくよりも、あなたは児童相談所に、
「わたしはこういう気持ちでいて、こういうことができます」ということを、伝えて、

相談者:
はい

加藤諦三:
最終的な判断は・・任せた方がいいですよ。

相談者:
あ、そうですか。

加藤諦三:
ええ。あなたがこの・・

相談者:
いち、一応・・

加藤諦三:
うん

相談者:
わたしは・・言いました。
あのお、「今度またこんなことお・・あった場合は、児童相談所・・そ、あの、責任取ってもらえるの?」言ったら黙ってました。

加藤諦三:
うん。
だから、そういう風に、「児童相談所に責任取ってもらえるの?」って、そ、責めたって、どうしようもないわけで。

相談者:
ええ

加藤諦三:
もう、この問題なんかね、人のことを責め出したら、みんなが人のこと責められますよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
「児童相談所が責任取ってくれるか?」とか。
「母親だから責任取れ」とか。
そんな話、し出してたら、も、どうしようもないです、これ。

相談者:
あ、そうなんですか。

加藤諦三:
ええ・・これね・・よーく覚えて下さい。
す・・人を責めて、解決できる問題じゃないです。

相談者:
うーん

加藤諦三:
だけど今、あなたの中には・・口では・・
「孫が可愛い、娘が可愛い」って言ってるけれども、

相談者:
ええ

加藤諦三:
周囲に対する攻撃性はあるんですよ。

相談者:
・・いや、やっぱり・・

加藤諦三:
こんなことにして・・
それだから、児童相談所に「責任取れるのか?」と、いう言い方してるわけ。

相談者:
・・うん

加藤諦三:
だから、あなた自身が物凄く不満です。

相談者:
・・ああ、ハッキリ言ってえ・・そういう面もあると思います。

加藤諦三:
そういう面もあるじゃなくて・・

相談者:
わたしは・・人間ができてませんのでえ、

加藤諦三:
うんだから「人間ができてない」ってそういう、ひ、自己卑下するし、必要ない。
あなたが今、不満なんです。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
で、この、あなたが不満なままで、この・・事態に、

相談者:
はい

加藤諦三:
関わって行くと、混乱させるだけ。

相談者:
うーん

加藤諦三:
わたしがこれを救おうというような、

相談者:
はい

加藤諦三:
発想はなくすこと。

相談者:
そうですね。今の状態ではあ、救えません。ハッキリ言って。

加藤諦三:
あ、そうです。ええ

相談者:
分かりました。

加藤諦三:
・・わか・・あの、なんか、最後ちょっと元気になって・・

相談者:
はい

加藤諦三:
・・ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
大丈夫です。

相談者:
はい、ありがとうございました。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はーい、失礼しまーす。

(内容ここまで)

加藤先生、婆さんを買い被り過ぎ。

孫を引き取る気なんて無いから。
児相に送り出したの婆さんだし。

ま、引き取る力なんてないから、別にいいんだけど。

てか、どうしようもない娘には違いないけど、この婆さん有りてこの娘。
娘の生い立ちにまでは話が振れず、婆さんも命拾い。

いずれにしても、婆さんの相談は、児相でずっと保護してもらうにはどうしたらいいか?ってこと。
言い換えれば、児童養護施設に入れるには?だ。

言っちゃあなんだけど、児童養護施設はオアシスじゃないし。
子どもにとっては究極の選択だ。
てか、選択の余地のない子が行く所。

アンタの頭ン中は、娘を放り出したときと何も変わっちゃいない。

 

で、何?、弁護士が動かんといかんとな。
じゃ、一体、児相の存在意義ってなんだ?

と、婆さんと一緒になって言いたくなるんだけど、現場の限界みたい。

 

加藤諦三:
児童相談所が、お母さんの言い分、この子の気持ちとかを考えて、会議で帰すことに決めた。

中川潤:
本人がお母さんのところへ帰るって言ってる上、お母さんがノーマルな状態で迎えに来れば、帰さざるを得ない。

フム・・

行政の判断には法律の裏付けがあり、マニュアルがある。
決定がそれに沿う以上、どうしようもない。
たとえ現場の担当者に予感があったしてもね。

たまに、児相の判断が甘くて、保護が遅れて、そいで子どもが命を落として、児相の釈明会見が映し出されるけど、もしマニュアルに反して結果がマイナスだった時にはそれだけじゃ済まない。

 

映画「いつか読書する日」(*)では、児相の会議の様子が描かれている。

  • 通報により虐待が疑われる子どもを強制保護すべきか否かの判定会議が開かれる。
  • フロー図に書かれた質問を読み上げ、児童福祉司ら2人が「はい」か「いいえ」で答えていく。
  • 他人の判断に惑わされぬように、2人同時に答える。
  • 2人の答え方でフローが枝分かれし、最後に行き着いたところに行政がとるべき行動が書かれている。
  • 通報を受けた職員は保護すべきだと考えているが、保守的なもう一人が、ある質問に「いいえ」と答えてしまうために、どうしても保護できない。

こんな感じ。

(*)いつか読書する日
2005年 長崎市を舞台にした田中裕子主演映画。
10代に起きた不幸な出来事によって、お互いの気持ちを封印したまま地元で別々の人生を送り、歳を重ねた男と女。
あるとき、虐待されている子どもを知った田中裕子が、岸辺一徳扮するかつて惹かれ合っていた児童課職員に、人を介してその存在を伝える。
止まっていた二人の時間が動き出す。

 

相談を聞いてて感じたのは、強すぎる底辺女の連鎖だ。
断ち切るのは並大抵のことではない。
もうすでに3代続くところまで決まっちゃってるようだし。

ていうか、孫が男か女かぐらいは聞けよ。
だって、どこかの馬の骨と同居しているんだよ。
性癖はしらんけど、まともな男がこの娘と同居するハズがない。

 


アル中娘が虐待⇒児相⇒帰宅のループ。心配するしかない婆さんが児相に八つ当たり」への2件のフィードバック

  1. 不幸は連鎖する、という言葉が相談者の声や話し方を聞いて浮かびました。管理人さんと一緒ですね。加藤先生にしては、あまり掘り下げなかったの残念です。もしかしたらこの人自身も、、、と訝しんでしまいました。

    この人、引き取る気なんてないと思います。

    お子さんはどうすれば救われるんでしょうか。自分自身の問題に精一杯な大人に囲まれて、また同じ道を辿るのでしょうか。子を産んで育てる、ということは自然の摂理でもなんでもなく重いものなのだと改めて考えさせられました。

  2. 早速「いつか読書する日」検索して、観ました。管理人さんが言ってたように、児相の会議の様子、ありました。
    映画では、一時保護されたようでしたが、感想としては、そこに至るまで、真剣な一人がいないと、後手後手になってしまうんだろうな・・ということです。
    でも、それにしても、切なくも大人の優しく熱いラブストーリーでした。
    管理人さん、教えてくれてありがとうございます!

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