60年住む借地の立ち退き。持つ権利に気づかない男にテキトーなこと言うドリ助

テレフォン人生相談 2017年8月31日 木曜日

祖父が口約束で借りた借地の上に建っている実家が立ち退きを求められた。どう応ずれば?

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 男42歳 実家に住む母66歳

ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、もしもし、よろしくお願い致しますう。

ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
はい。実家のお・・家に、ついてのご相談なんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
2、3週間ぐらい前にですね、えーと、ここ、借地の、持ち家になるんですけども、

ドリアン助川:
あ、借地の持ち家?はい

相談者:
借地の持ち家です、はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
わ、上は・・うちの物で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
下は、はい、借りてる物で、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そのお、借地の大家さんの方からですね、ちょっと立ち退きを、求められましてですね、

ドリアン助川:
ほう

相談者:
ちょっと、うちの方もね、ちょっとそれ・・えは、ちょっと・・できない話で。
ま、ちょっと・・んー、近いうちにね、大家さんと話・・を、する機会を設けて・・話を、をしようと・・思っているんですけど、どのように話を進めてったらいいか?というアドバイスを、いただきたいんですけれども。

ドリアン助川:
はい。えっと、あなた様おいくつでしょうか?

相談者:
はい、42になります。

ドリアン助川:
42歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご家族と住んでらっしゃるんですか?

相談者:
えと、実際住んでるのは、母になるんですけども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
母とは別のとこに住んでます。

ドリアン助川:
そのお家に住んでらっしゃるのは、お母さま?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
はい。お母さまおいくつでしょう?

相談者:
66になります。

ドリアン助川:
66歳、お一人で・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
一人?

相談者:
そうです、ええ、はい

ドリアン助川:
はいはい。
えー66歳のお母さんが、住んでるお家の問題ということですね?

相談者:
はい、そうですう、はい

ドリアン助川:
んで、これは借地・・

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
ん、何坪ぐらいの借地なんですか?

相談者:
大体50坪ぐらい、だったと思うんですけれども。

ドリアン助川:
50坪?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、ここにお家を建てられたのは・・何年ぐらい前なんでしょう?

相談者:
60年ぐらい前になるんですよ。

ドリアン助川:
60年前?!

相談者:
はい。その借りた・・時の・・状況っていうのがですね、あのお、大家さんの、お父さんと・・わたしのお、祖父ですね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
が、契約書も、印鑑も交わさないで、口約束で・・貸してもらった・・土地なんですよお。

ドリアン助川:
ということは書類もないわけですか?

相談者:
何もないんです。

ドリアン助川:
何もない?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、このお、60年前に建てたこの家というのは、

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなたもここで、暮した時代が・・

相談者:
住んでた時があります、はい。一時期住んでました、はい、幼少の頃、はい

ドリアン助川:
こ、ここで育った?

相談者:
はい

ドリアン助川:
んー、お子さんの時いらっしゃった?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
ええ。このお、持ち家ってのどれぐらいの規模の・・2階建て?

相談者:
そうですね2階建てえ・・35坪ぐらいだと思うんですけどね。

ドリアン助川:
35坪。

相談者:
はい

ドリアン助川:
普通のま・・よくある日本民家という・・

相談者:
そうですね、普通、所謂、そうですね、はい

ドリアン助川:
はい、え、日本民家ということね?

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
でもま、築60年というと結構もう・・結構ですね?

相談者:
そうです。でえ・・1回、40年ぐらい前に、改築う、をしてるんですよ。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、そっからあ・・今、に、至るんですけれども。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。大体、あの分かって来ました。

相談者:
はい

ドリアン助川:
そして、えー今になって、

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー現在の、大家さんが、

相談者:
はい

ドリアン助川:
その土地を持ってる方が、

相談者:
はい

ドリアン助川:
「立ち退いて欲しい」と。

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
これはどういう理由からでしょう?

相談者:
多分ん、なんですけども、今のままですとね、あの、大家さん、がですね、一回書類を送って来てるんですよね。

ドリアン助川:
はいはい

相談者:
あのお、立ち退いてくれって話と、ど、同じくして・・あのお、手紙を送って来て・・ま、そん時、そこには、立ち退いてくれとは書いてないんですけども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
色々相談したいことがありますので、一回、お話できませんか?みたいなことを書いてあってですね、

ドリアン助川:
それは、

相談者:
はい

ドリアン助川:
いつ頃、もら、もらいました?、どれぐらい前に。

相談者:
それは、い、一週間ぐらい前ですね。

ドリアン助川:
一週間ぐらい前?、はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい。んで相談したいという内容が?

相談者:
そうですね、なんか、ま、うん、子どもや孫に?、そういう、あ、なんていうか、禍根を残さないためにも一度、ね?、しっかり話し合いたいたい、みたいなこと書いてあるんですよお。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい。なので、ね、あのお、息子さんや、お孫さんたちが・・お爺ちゃん、お父さんに・・えー、
「何とか、した方がいいんじゃないか」っていうことを言って、話を持って来てるんじゃないかな?、とはあ、推測するんですけども。

ドリアン助川:
はい。借地、という以上はですね、

相談者:
はい

ドリアン助川:
自分の土地ではないわけですから、

相談者:
そうですね。はい

ドリアン助川:
仮に家が自分の家であったとしても、

相談者:
はい

ドリアン助川:
お金を払わなきゃいけないわけですよね?、借りてるわけですから。

相談者:
そうですね、はいはい

ドリアン助川:
借地料というのは、きちんと払われて来たんですか?

相談者:
はい、地代は、ええ、月3万の・・地代を納めてます。

ドリアン助川:
あー、ま、でも、

相談者:
はい

ドリアン助川:
50坪、借りてて、月3万っていうのは、

相談者:
はい

ドリアン助川:
これは破格のお値段ですね。

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
ま、そういうこともあって、大家さんは・・

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
大家さんは、あのお、この土地以外にも、土地お持ちなんでしょうかね?

相談者:
あ、もう、え、大地主さんですんで、

ドリアン助川:
大地主?

相談者:
色々持ってますね。はい

ドリアン助川:
あー

相談者:
はい

ドリアン助川:
大地主さんとはいえ、やっぱりこれちょっと月3万で貸すのはな、と。

相談者:
ん、ん、じゃないかな?とも、思いますし(苦笑)

ドリアン助川:
うん。
これ、例えばあ・・その手紙をいただいた後に、あなた、会って、お話したんですか?

相談者:
あ、して、ないです。

ドリアン助川:
してないん・・

相談者:
あのお、ま、て、手紙、もらった時点で、ま、家族会議を開いて、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
「一度、ね、日を決めて、改めて、大家さんと話・・行かなきゃね」っていうことで、
ま、行くにしてもですね、こっちも、全然・・ま、法律的なこと分かんないですし、

ドリアン助川:
ええ、ええ

相談者:
どのように話を・・進めてっていいのか?っていうのがね、向こうの言い分・・もありますし、こちらの言い分もありますし。
どのような話の持って行き方をすればいいか?っていうことのアドバイスを、いただきたいんですよ。

ドリアン助川:
それが今日の、

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
問題なわけですね?

相談者:
はい、そうですね。#$%◆

ドリアン助川:
あの、基本的なこと確認したいんですけども、

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
このお家を維持したいんですか?

相談者:
えーとですね、ま、それは大家さんー、次第なんですけれども、ま、出てくこと、に関してはやぶさかでないんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
これも口や・・く束、なんですけれども、
「出て行く際には、建物取り壊して更地にして返してくれ」ってことらしいんですよ。

ドリアン助川:
はい

相談者:
でその、お金もお、ね、金銭的な余裕もないものですから、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
や、「出てってくれ」って言われて、「建物壊して出てってくれ」って言われても、それはちょっとこちらは、できないので、

ドリアン助川:
はい。あー、はあ、はあ、はあ

相談者:
んあー・・ん、はい

ドリアン助川:
そのことが、手紙に書いてあったんですか?

相談者:
それも、は、書いてないです。

ドリアン助川:
書いてない?

相談者:
ただ、うん、それもお、

ドリアン助川:
口約束を、してると。

相談者:
ね、おじいさんから、そういうふに聞いてるっていうことで、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ま、た、これも単なる口約束なんですけどね。
書類も何もないんですけども。

ドリアン助川:
はいはいはいはい

相談者:
そのような話になってるからっていうことで、

ドリアン助川:
口約束というか、なあなあで、

相談者:
なあなあで今まで来ちゃって・・

ドリアン助川:
き、決めてしまって・・

相談者:
60年来ちゃってるんですよね、はい

ドリアン助川:
でえ、今そのシワ寄せが来てしまってるわけですね?

相談者:
シワ寄せ来ちゃってるんです、はい

ドリアン助川:
ええ

相談者:
はい、はい

ドリアン助川:
いずれにしてもこれ、きっちり決めなきゃいけないわけですね?

相談者:
そうです。はい

ドリアン助川:
ということは・・ま、出て行くにしても、ちょっとそれを・・取り壊す費用が、払えないなと。

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
えー、で、もし、そこに、住み続けることができるなら・・それもいいなと。

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あのお、親もお、ね。あの・・十分、意識があるっていうかね、(苦笑)

ドリアン助川:
はい

相談者:
ええ、あの耄碌(もうろく)するまでは(苦笑)、す、ね?

ドリアン助川:
うん

相談者:
住めるなら住みたいっていう、できれば、移動したくないっていうことは言ってますんで。

ドリアン助川:
はい・・
はい、分かりました。でも今後どういう方向・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、話をすべきなのか?・・えー、今日の回答者の先生紹介いたします。

相談者:
はい、お願いします。

ドリアン助川:
弁護士の、坂井眞先生です。よろしくお願いします。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

(回答者に交代)


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