すい臓がんを克服し結婚。小姑のかつての暴言でいたたまれなくなる農家の嫁。語られる特殊な事情


テレフォン人生相談 2014年8月20日 水曜日

相談者:女62歳 夫64歳 娘25歳独身
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

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相談者:
婆ちゃん(姑)は83歳で亡くなり、3年法要が終わったところ。
ちなみに舅は6年前に83歳で亡くなる。

主人の妹とその夫から暴言を吐かれた。
主人の妹は60歳、その夫61歳。

義妹の夫からは、姑の葬式のときに
「姉(相談者)として認めたくない」 (東北弁で)
「(相談者の)子は婆ちゃん、爺ちゃんからすれば孫じゃない。」(東北弁で)。

義妹からは、婆ちゃんが冬に亡くなって、春に苗を植えるときに義妹が手伝いにきたところ、
相談者が
「自分でやる」
と言ったとき、義妹から
「バカ嫁」
「言うことを聞かねえ。」 (東北弁で)
「婆ちゃん(姑)を死ぬまで働かせて、殺してー」 (東北弁で)

 

このため、相談者は、婆ちゃんの月命日のたびに、頭が混乱して、どうしていいか分からなくなってしまう。
なんにもできなくなる。
義妹とどう接したらいいのか、私が謝るべきなのか。

(その背景が語られていきます。色々あったんですね。)

相談者は独身時代、すい臓がんを患い入院していた。
病院の掃除婦さんの仲介で夫と結婚し、農家の嫁となる。
夫:「直ったんだったら、いいだべー」
相談者は、結婚当初は病み上がりのため、2年ぐらいは静養していた。

長女は赤ちゃんのときの”もらいっ子”。(血のつながりはない)
長女が小学校5年生のときに事実を知らしてある。

義理両親と長女は仲がよく、むしろ、婆ちゃん子、爺ちゃん子
大学のときに帰省したら、婆ちゃんと一緒に寝てたりもしていた。

相談者は、婆ちゃんとは、うまくやってると思っていて、当初は農業を手伝おうともしていたが、妹夫婦が毎日手伝いに来ていて、婆ちゃんからも、
「外に出とけ」
と言われて、そのときだけ家から出るようにしていた。

そして、相談者もホテルの社員食堂でパートで働くようになり、パートは午後2時半に終わるのだが、妹が来ていて、婆ちゃんからも、
「なんで早く帰ってきた?」
と言われるから、夕方まで時間をつぶしたりもしていた。

夫がそういう事情を知ったのは姑が亡くなる少し前に相談者が言ってから。

長女は、こうした事情は知っていて、妹家族が来るときには、
「出かけよう」
と誘ったりしていた。

 

婆ちゃんが亡くなってからは、妹夫婦はこ来なくなったが、お盆などのときなどは来る。
相談者が居ないときに。

婆ちゃんが亡くなる3ヶ月前、ボケが始まったこともあって、相談者は仕事を辞めて、婆ちゃんの面倒を見るようになる。
ご飯を一緒に食べて、一緒に出かけたりもした。
これが出来たことが、現在、相談者の心の支えになっている。

ただ、亡くなるその時には側にいてやれなかった。
相談者が買い物から帰宅したときには、すでに一人で亡くなっていた。

 

今井通子:
家、農地は相談者のもの?

相談者:
そうです。

今井 :
相続でもめるようなことは?

相談者:
なかった。

(回答者に交代)

高橋龍太郎:
専業農家ですか?

相談者:
じゃなくて、主人は自営で他のことをやっている。
今は、畑は私、田は主人がやっている。

高橋龍太郎:
誰が悪いということじゃなく、ちょっといたボタンの掛け違い。

お婆ちゃんにも嫁の理想像があったんでしょう。
でも、あたたも大病を患った。
これはし方のないこと。

あなたも苦しかったし、親戚の前で罵倒されて、その気持ちはよくわかる。

でも、亡くなる前の3ヶ月、お婆ちゃんの支えになって、現在相談者は、(結婚当初には)できなっかった農業を引き受けてやっている。
これに勝るものはない。

今後、あなた(相談者)が家の主になる。
義理妹は家から消えていく人。
本流ではない。
今は、せいぜい冠婚葬祭のときに顔出す程度。
立場は逆転したんですよ。(笑う相談者)

全部分かっているご主人がいて。
血はつながってなくても、いい娘さんがいて。
これ以上の幸せはないんじゃない?
今の幸せかみしめて。
(泣く相談者)

(再びパーソナリティ)

今井通子:
先生、義理の妹さんには謝ったほうがいいですか?

高橋龍太郎:
謝る必要はないと思う。
だけど、許してあげなさい。

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(内容ここまで)

月命日のたびに訪れる不安定はパニック障害みたいなものかな。
たぶん、家業を手伝えなかったこととか、姑を一人で逝かせたことを相談者自身が悔いていて、まさにそこをズバリ突かれたからでしょうね。

妹夫婦の暴言も分からないでもありません。
農業を手伝えないこととか、血のつながらない子どものこととか、
母を一人で死なせたこととか。
もろもろの鬱積が爆発したんでしょう。
子どもの血のつながりとか、”殺”とか、言っちゃいけないことを言ってますけどね。

 

ググると、すい臓がんってまさに大病なんですね。

早期発見が非常に困難な上に進行が早く、きわめて予後が悪い。
5年生存率は部位別がんのなかで最下位(5%)であり、治療がきわめて困難な癌の一つである。<wikipedia>

相談者は62歳、生きてることに感謝です。
(また偉そうですが・・)

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