ヤミ金とは闇金融のこと。
貸金業として登録せずに貸金業を営む違法行為がヤミ金である。

あるいは、登録業者であっても、法定利息を超える融資を行ったり、違法な取り立てを行う業者もヤミ金に含める場合がある。

このような違法行為を積極的に行う人たちは誰か？
答えは一つしかない。

暴力団。
いわゆるヤーさん、である。

麻薬、覚醒剤、売春、そしてヤミ金融。
需要がありながら、法律で禁止されていることを独占している人たちだ。

もちろん、だからと言って、ヤミ金が〇〇組フィアナインス、とかの看板を掲げてるわけはなく、一見してヤミ金とは分からないようにしている。

もっとも、ヤミ金には以下のような特徴があって分かる人には分かる。

• 社名が仰々しい。
  よく知られた大手企業名に、「キャッシング」や「ローン」や「ファイナンス」などのカタカナを付したもの。
• 無店舗、あるいは住所が不明
• 連絡先が固定電話番号ではなく携帯、あるいは050番（IP電話、引っ越しても番号が変わらない）で、ホームページも無い。
• 営業方法は、チラシ、ファクシミリ、ダイレクトメール、張り紙、スパムメールなど。
  無担保、無保証の他、金利、融資額など、借り手にとって好条件が書かれている。

番組には、タクシーの運転手がヤミ金の紹介屋として暗躍していている相談が寄せられらりしている。

ヤミ金が摘発された場合でも、逮捕者は末端の者のみであることがほとんどであり、当局との間でイタチごっこが続いている。

そもそもヤミ金は、金利が違法であること以外は、貸し手と借り手の双方が納得した上での取り引きであって、もちろん詐欺ではない。

返済が滞れば、多大な延滞利息（これも大半が違法）がつき、借金が膨らんでいくとともに、厳しい取り立てに遭う一方で、キチンと返済を続けて関係が続いている取り引きも多い。

番組には、生かさず殺さずの返済額を設定されて、延々と返済を続け、いまだに相手がヤミ金であることに気づいていない年金生活者からの相談が寄せられている。