【日曜に読む傑作選】連れ合い亡くした者どうし。甘いピロートークは何だったの?

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは
お願い致します。

相談者:
こんにちは、よろしくお願い致します。

大原敬子:
いえ
今もあなた・・構えてるでしょ?

相談者:
は?

大原敬子:
構えてるでしょ?、自分を。

相談者:
はい、構えてます。

大原敬子:
なぜ構えてるの?

相談者:
は?

大原敬子:
なぜ構えてるの?

相談者:
・・まあ構えてるって、こ、ことは、

大原敬子:
うん

相談者:
あの、自分で、あの、若さを保ってくのには、よっぽど構えて・・お付き合いせにゃ、いけないな、と思うことで構えてます。

大原敬子:
要らないんじゃないの?それ。
今、

相談者:
は?

大原敬子:
要らないんではないかと思いますよ?

相談者:
はい

大原敬子:
要するに・・心が入って行けないんですね。
今わたしでも・・このわたしがですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたのその「はい?」、「は?」なんて言われてしまうと、

相談者:
はい

大原敬子:
一瞬たじろいじゃうんですね。

相談者:
あ、そうですか。

大原敬子:
同性でも。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
わたしとは、あの、初めてですよね?これ電話で。

相談者:
はい

大原敬子:
で、これだけの雰囲気を出すとしたら・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼の前では・・

相談者:
はい

大原敬子:
他人ではなかった関係ですから・・

相談者:
はい

大原敬子:
もっとすごいですよね?
あなたは今日ですね・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分の姿を見るってことが大事だと思いますよ?

相談者:
あー、そうですか。

大原敬子:
分かります?

相談者:
分かります。

大原敬子:
それでね?・・大事なことっていうのはね、

相談者:
はい

大原敬子:
今あなたがね?、何を怒って・・何を求めているのか?ってことなんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
一つ・・

相談者:
はい

大原敬子:
もし・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼と・・

相談者:
はい

大原敬子:
このような出会いがなかった場合に・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたはこの7年間、6年間・・

相談者:
はい

大原敬子:
どんな人生だったでしょうか?ってことなんですね。

相談者:
いや、知らなけりゃ、知らなくて、過ごしちゃいますね。

大原敬子:
・・ね?、知らない人生と・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼と、その海外旅行行った時の幸せ感・・

相談者:
まあその、幸せ感が、の、忘れられないから・・今、悩んどるわけです。

大原敬子:
ということは、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの年代で、

相談者:
はい

大原敬子:
こういう海外旅行して、

相談者:
はい

大原敬子:
そして今これだけ・・イライラ、イライラ怒る・・

相談者:
はい

大原敬子:
その女性としての感情を、

相談者:
はい

大原敬子:
何人いる・・いますかしらね?

相談者:
はい

大原敬子:
彼との出会いがあったから・・

相談者:
はい

大原敬子:
こうして今、わたしにも噛みつくように怒ってるんですしょ?

相談者:
フ(苦笑)

大原敬子:
ホントに。

相談者:
そうふうに取れますか?(含み笑い)

大原敬子:
そうですよお?

相談者:
んわ、そうですか。

大原敬子:
でもね?

相談者:
はい

大原敬子:
その気持ちが分かるし、

相談者:
はい

大原敬子:
ある面では、羨ましいなと思ってる気持ちもあるから・・

相談者:
はい

大原敬子:
今抑えてるんですけども。
相談しているあなたが・・噛みつくんですよ、わたしに。

相談者:
あ、そうですか?

大原敬子:
今彼が・・

相談者:
はい

大原敬子:
今現時点の、現状です。

相談者:
はい

大原敬子:
現状、彼がね?

相談者:
はい

大原敬子:
ゴルフと、あなたが食事に誘えばついて来る。

相談者:
はい

大原敬子:
で、あなた怒ってらっしゃいますけども、

相談者:
はい

大原敬子:
よく彼はついて来るなって思います。

相談者:
あ、そうですか。

大原敬子:
それだけあなたに魅力があるってことですよ。
ただ怖いんですよ、あなたが。

相談者:
あー、そうですか?

大原敬子:
・・責めて「何よ、食事でもしなさいよお!」って
「あの7年間は元に戻せ」って・・

相談者:
◆#$%

大原敬子:
言うけど、彼にとっては・・

相談者:
はい

大原敬子:
「いや、そこまで怒られる、筋合いはないんじゃないか?」と思ってますよ?

相談者:
・・そうですか

大原敬子:
一見あなたはサバサバしてます。だけど・・ホントの姿は・・

相談者:
はい

大原敬子:
女、女してるんですよ。

相談者:
あー、そうですか。

大原敬子:
この、女、女が・・

相談者:
はい

大原敬子:
ストレートなんですよ。

相談者:
あ、そうですか・・

大原敬子:
それがあなたが、幼いってことですよね。

相談者:
あのお、やっぱり子どもの時から、弱かったから、親に大事にしてもらって。
それで結婚したのがいとこだから自由奔放になりまして。
自分でも思います、時々。
ワガママだなってことは思います。

大原敬子:
ワガママってなんだか分かりますか?意味。
相手がいないんです・・

相談者:
自分の思う通りにしたい。

大原敬子:
違う・・相手はいないんです。

相談者:
はい

大原敬子:
もしかしてこの彼じゃなくても良かったんですよ、あなた。

相談者:
は?

大原敬子:
・・あなたが・・

相談者:
はい

大原敬子:
この彼でなくても良かったんです、実は。

相談者:
そうですね。

大原敬子:
でしょお?

相談者:
はい

大原敬子:
彼が、自分の手の内に入ったものだから、

相談者:
はい・・

大原敬子:
「逃さなあいぃ」ってんで、やってるんでしょ?

相談者:
ん、あ、そうですか。

大原敬子:
いやそうでしょ?、だって。

相談者:
はい

大原敬子:
あの楽しみ・・海外旅行の楽しみは、

相談者:
はい

大原敬子:
彼じゃなくっても、ああいう行動をしてくれたら、あなたは満たされたわけでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
それを今、あな、あなたは「彼」って言ってるんです。あの時にわたしに、こういう思いをさしてくれる人だったら、誰でも良かったんですよ。

相談者:
・・ま、そうかもしれないです。

大原敬子:
でもね?

相談者:
はい

大原敬子:
いい?

相談者:
はい

大原敬子:
愛っていうのはね?

相談者:
はい

大原敬子:
その人だけじゃないとダメなんですよ。

相談者:
はあ、はあ

大原敬子:
・・そう思ったら・・

相談者:
はい

大原敬子:
その人のどこを好きになったかですよね?

相談者:
優しいところです・・

大原敬子:
・・今も優しいじゃない?
あなたが「食事しませんか?」って言ったら・・「ハイ」って来るのよ?

相談者:
はい

大原敬子:
この優しさを全部失くしちゃうのよ、これから。

相談者:
あ、そうですか。
ほじゃ、今からどういうふうに・・対処&#△%

大原敬子:
で、聞きます。

相談者:
はい

大原敬子:
いい?

相談者:
はい

大原敬子:
一つ・・

相談者:
はい

大原敬子:
今これ、ゴルフと・・

相談者:
はい

大原敬子:
時々あなたがね?

相談者:
はい

大原敬子:
優しい声で、「食事だけでも、して」って言える・・ものを選ぶか?

相談者:
はい

大原敬子:
二つ目、「いや、そうはいかない」って。

相談者:
はい

大原敬子:
7年間のことがあったんだから・・

相談者:
はい

大原敬子:
どうしても7年前のものを、引き、戻すっていうことか?

相談者:
はい

大原敬子:
三つ目は・・

相談者:
はい

大原敬子:
あの7年間をいい思い出として・・

相談者:
はい

大原敬子:
ゴルフだけを楽しんで、

相談者:
はい

大原敬子:
そして、時々・・「あ、ああいうことがあったな」、って、「でも70歳で」・・

相談者:
はい

大原敬子:
男と女の関係になって・・

相談者:
はい

大原敬子:
「こんなことも、ないな」って、「きっと亡くなった、パパが」ね?

相談者:
はい

大原敬子:
「プレゼントしてくれたんだな」って思うか?

相談者:
はい

大原敬子:
この三つどれですか?

相談者:
ま、一番最後の、あのお、主人が・・そうさして下さったと思います。

大原敬子:
・・そしたらそれでいいわけですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
じゃなんでこんなに怒るの?

相談者:
フ(苦笑)、自分で自分が分かりません、そうなりますと(ため息)。

大原敬子:
これから自分がね?

相談者:
はい

大原敬子:
何歳まで・・この彼と・・

相談者:
はい

大原敬子:
付き合って行けるかな?と思ったら・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが要求してるわけですから。

相談者:
はい

大原敬子:
彼が心地よく・・あなたの顔見たら逃げたらどうすんの?これから。

相談者:
・・そうですね。はい

大原敬子:
これからもしですね?

相談者:
はい

大原敬子:
この彼を失いたくなかったら・・

相談者:
はい

大原敬子:
食事は誘わないことよ。

相談者:
誘わない?

大原敬子:
うん

相談者:
はい

大原敬子:
で、「ああ、ゴルフに来てくれて嬉しいな」と思うことです。

相談者:
あー、そうですか。

大原敬子:
・・ね?

相談者:
はい

大原敬子:
そうしましたらね?

相談者:
はい

大原敬子:
彼が・・

相談者:
はい

大原敬子:
「あれ?」・・「彼女」・・「変わったな」と思いますよ。

相談者:
あー、そうですか。

大原敬子:
あの、「あー、そうですか」じゃなくて・・

相談者:
そうだね、申し訳ありません。

大原敬子:
あ、その言い方、「そうだねえ」とか・・

相談者:
はい

大原敬子:
たらわたしも、「そうでしょ?」って言えるでしょ?

相談者:
あー、そうですねえ。

大原敬子:
あ、そお。

相談者:
うん

大原敬子:
そういう会話で・・ま、半年ぐらい・・なったら、なんとなく不気味になって・・

相談者:
はい

大原敬子:
彼がね?

相談者:
はい

大原敬子:
ちょっとまずいかな?と思って、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたを誘うかもしれないの。

相談者:
はい

大原敬子:
その時、「あ、そうですか」、「はい、分かりました、行きましょ」って言わないでね。

相談者:
はい(苦笑)

大原敬子:
「もう半年間待ってたのぉ、ありがとう」って言うことよ。

相談者:
はあ、そうですね。

大原敬子:
ホントでしょ?実際は。

相談者:
そうです。

大原敬子:
ね?、今ね・・

相談者:
はい

大原敬子:
この年になってね、

相談者:
はい

大原敬子:
立派さを出して何になるのよ。

相談者:
・・そうですね。

大原敬子:
ね?

相談者:
はい

大原敬子:
あの7年間は、ずうっと心の中にしまって。

相談者:
はい

大原敬子:
あっ、この人が・・

相談者:
はい

大原敬子:
わたしに青春をくれた人なんだって。

相談者:
はい

大原敬子:
で、今日からあなたは、この人を・・思うがゆえに今日電話下さったわけでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
これから絶対に・・「はあ?」って言わないでね。

相談者:
はい、ヒ(苦笑)ごめんなさい。

大原敬子:
ね。

相談者:
ま、これからなるたけ、そういうふに、控えめにしまして、

大原敬子:
ええ

相談者:
こっちからガアガア言わんことに・・決めました。

大原敬子:
そう。で・・

相談者:
はい

大原敬子:
ゴルフで行き合うでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
たら「お元気そうで嬉しい」って、それだけでいいんです。

相談者:
あー、そうですね。

大原敬子:
うん

相談者:
はい

大原敬子:
帰りも、「早く帰ってね」って。「サヨナラ」って。

相談者:
はい

大原敬子:
「風邪引かないでね」って言ってあげるんです。

相談者:
ああ、そうですねえ。

大原敬子:
そして・・

相談者:
はい

大原敬子:
素晴らしい、心の友を作って下さい。

相談者:
はい、ありがとうございました。

大原敬子:
先生いかがでしょうか。

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
ええ
あのお、何か、今あの、あなた、自分の、失う、ものを恐れてんですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
若さをね?

相談者:
はい

加藤諦三:
だから構えちゃってんでしょ?

相談者:
あは(苦笑)そうですね。

加藤諦三:
あの、77歳の人が、こんーな・・

大原敬子:
うん

加藤諦三:
ゴルフやって、食事して・・

大原敬子:
うん

加藤諦三:
って、いい生活してるっていうのは理解してますよね?

相談者:
そうですね、ありがたく思ってます。

加藤諦三:
あんまりありがたく思ってないような・・

大原敬子:
ハハハ(笑)

加藤諦三:
口調だったね(苦笑)。

大原敬子:
ハハハ(笑)

加藤諦三:
「ありがたいと思ってます!」・・

相談者:
はい

加藤諦三:
こんな感じですからね。

相談者:
フフフ(苦笑)

大原敬子:
(笑)

加藤諦三:
はい。今だけ・今の、&#、は「はい」だもの。

大原敬子:
(笑)

相談者:
はい、失礼しまあす。

加藤諦三:
ん、アハハ(笑)

大原敬子:
アハハ(笑)

加藤諦三:
分かりました?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、どうもごめん下さい。

加藤諦三:
肉体的年齢と、心理的年齢は違います。独占欲は情緒的未成熟。

 


「【日曜に読む傑作選】連れ合い亡くした者どうし。甘いピロートークは何だったの?」への4件のフィードバック

  1. 実際に放送を聞いていたら、
    声や話し方で、どんな人間性か分かるのだろうが、私はこの書き起こしだけを読んで、気が強い、自己中心的な感じをうけた。回答者も言ってるが、「はぁ?」など、まるで喧嘩売ってるかのような返答。キッつい性格なんだろうな。
     相談者の彼氏(?)も、何度も一緒に海外旅行にいってる間に、そんな相談者の性格に気付き、嫌気がさしてきたのではないだろうか。食事だって誘われれば、一人で食べるよりはいいかと、応じてるのかもしれないが、旅行に誘ってこないのは、単純に経済的な理由かもしれないし、相談者への気持ちが薄れたのかもしれない。相談者が旅行に行きたきゃ、自分から誘えばいいだけ。断られ続ければ、察しなさい。
    お互いフリーで、結婚する気もないんだから、お互いに縛るものはなにもない。
     相談者も、結婚生活で味わえなかったような、頻繁に海外旅行に行ったりする生活があたりまえになって、贅沢になっているのだと思う。別に国内旅行だっていいんだし。
     その年で、食事などに行く異性がいるだけマシなんだと思えばいいと思う。
     でも、回答者のアドバイスも、全く響いてなさそうな感じね。

    驚くのは、そのくらいの年齢でも、肉体関係あるのね…。びっくり。

  2. 相談者の
    はぁ?のやり取りが面白くて
    私の中ではお気に入り相談のベスト5には入っています。

    でもこのお年になっても
    性のお悩みがあるとは
    味わい深い人生を送ってらして
    羨ましい!と
    大原先生と同じ感想を持ちました。

  3. 70代になっても、色恋云々で悩むのね。面倒だわ。
    しわくちゃでも、人間味溢れる、素敵なおばあちゃんになりたいわ、私は。

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