ダイヤモンドは傷つかない。合わないけど別れない、好きじゃないけど束縛する
(回答者に交代)
三石由起子:
はい、こんにちは
相談者:
こんにちは
三石由起子:
困ったね、この話ね。
相談者:
すいません。
三石由起子:
ええ、あのね?・・これをね?、やっぱりね・・ハッキリ、するためにはね?
相談者:
はい
三石由起子:
関係をハッキリしなきゃいけないと思う。
相談者:
・・はい
三石由起子:
つまり結婚するか?
相談者:
はい
三石由起子:
別れるか?っていう話を・・
相談者:
はい
三石由起子:
もう先延ばしにしないでした方がいいと思う。
相談者:
・・
三石由起子:
それで、わたしは彼と別れても絶対ろくな事にならないと思うので、
相談者:
それはでも、多分結婚は・・ないと思います。
三石由起子:
え?、あ、ずーっとこうやって・・タラタラ行く気だったの?、何年も?
相談者:
いや・・
三石由起子:
いずれは別れる気で2人共付き合って来たって事ですか?
相談者:
・・
三石由起子:
そういう事?
相談者:
最近は・・
三石由起子:
うん
相談者:
最近はそう思・・って、わたしはいました。
三石由起子:
いや相手もそう思ってる?
相談者:
・・じゃないかなー?とお、思います。
三石由起子:
あー、それだったらね?、あなたの心の傷を・・ね?
相談者:
はい、はい
三石由起子:
最・・低限ていうか最小限に、
相談者:
はい
三石由起子:
抑える方法を教えますよ。
相談者:
はい
三石由起子:
あなたから先に「別れましょう」って言う事です。
相談者:
・・ああー
三石由起子:
そしたら彼は「はい」って言いますよ?
相談者:
はい
三石由起子:
「はい」って言うよ、絶対言うからね。
相談者:
はい
三石由起子:
うんあのお、渡りに船で「はい」って言うと思うけども、
相談者:
はい
三石由起子:
でも、相手から言われるよりは・・
相談者:
はい
三石由起子:
あなたが納得できると思うんだよね。
相談者:
・・あ
三石由起子:
あの人は、結婚する気もなかったと。
相談者:
うん
三石由起子:
こっちにもなかったと。
そして、わたしの方から・・言い出した別れだっていう事で・・自分の心を騙す事が出来ると思う。
相談者:
・・
三石由起子:
あなたは、自分に向き合えない人ですよ。30にもなって。
相談者:
・・
三石由起子:
自分に向き合えない人っていうのは、
相談者:
はい
三石由起子:
自分を騙すしかないの。2つに1つなの。
相談者:
・・
三石由起子:
お悩みっていうのは・・
相談者:
はい
三石由起子:
錯覚なんだよね。
相談者:
はい
三石由起子:
うん。でね?、きちんと向き、向き合う事の出来る人は解決出来ます。
相談者:
はい
三石由起子:
でもあなたは出来ない人ですよ。
相談者:
・・
三石由起子:
出来ない人を、は(わ)、どうしたらいいかって言ったら自分で自分の心を騙して・・幸せになるしかないの。
あなた「幸せに」・・「なりたい」って言ったじゃない?
相談者:
はい
三石由起子:
「幸せになり方教えて下さい」って言ったじゃない?
相談者:
はい
三石由起子:
自分で自分を騙すしかないのよ。騙し方っていうのは・・
相談者:
はい
三石由起子:
彼はわたしと別れてえ・・どんなに悲しい思いでいるだろう?って・・思うの、思い込むの。
相談者:
・・はい
三石由起子:
うん。それしかあなた幸せになれませんよ?
相談者:
・・
三石由起子:
あのね?
相談者:
はい
三石由起子:
あのお、あたし本当の事言ってるからさ。
相談者:
はい
三石由起子:
ふ、2つに1つしか・・ないんですよ、解決って。
相談者:
はい
三石由起子:
きっちり自分に向き合える人っていうのは・・
相談者:
はい
三石由起子:
30でこういう考え方しないの。
相談者:
・・はい
三石由起子:
ね?、でも、あなたは・・えー、一生無理だと思う。
相談者:
・・
三石由起子:
だから、その・・こう傷んだ心を、抱えちゃったからさ。
相談者:
はい
三石由起子:
その傷んだ心を、やっぱりさ、自分で労わりながら?
相談者:
はい
三石由起子:
自分で、庇いながら・・何とか騙し騙しね?
相談者:
はい
三石由起子:
楽しく楽しくして行く以外ないと思うんだよ?
相談者:
・・はい
三石由起子:
そうしないと・・あなたも幸せになれないし、周りも幸せになれないでしょ?
相談者:
・・はい
三石由起子:
うん。だからあなたが幸せに・・自分の心を騙して幸せになればね?
相談者:
はい
三石由起子:
ついでにさ・・「あ、わたしは周りを」・・「幸せにした」も思えると思うんだよ。
彼も幸せにしたっていう事が思えるようになって。
それは彼だけが幸せで悔しいっていう風にはなんないのよね。
相談者:
・・・・はあ
三石由起子:
うん。ちょっとあの厳しい事言いますけど。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、それでね?、ホントに別れる・・っていうのがあなた達・・ま、一緒に暮してるからよく分かるんでしょうけど。
相談者:
はい
三石由起子:
目に見えているんだったら・・
相談者:
はい
三石由起子:
自分で別れなさい、自分で。その方がうんと楽だから。
相談者:
・・・はい
三石由起子:
うん。向こうがね?、「別れよう」って言った時にね?、あなた泣いてすがってもダメだと思う。
一旦ね、こういう男がね?
相談者:
はい
三石由起子:
自分の方から、あなたに「別れよう」って言った時にはね?
相談者:
はい
三石由起子:
あなたが・・泣こうが喚(わめ)こうが?
相談者:
はい
三石由起子:
別れる事になると思うよ。
相談者:
・・はい
三石由起子:
だからそれが目に見えてるんだったら、
相談者:
はい
三石由起子:
あなたの、あの傷をね?
相談者:
はい
三石由起子:
最小限に抑えるためには、
相談者:
はい
三石由起子:
自分で別れを切り出してさ。
相談者:
はい
三石由起子:
ビービー泣いてみたら?、いくら泣いてもいいけど。
相談者:
・・うん
三石由起子:
うん。それで・・ああ、彼と別れて、わたしが幸せになるんだっていう風に・・思わないと。これで別れたからわたしは幸せになれるんだっていう風に。
自分を騙すっていうの大事なんだよ。
向き合えない人はね、特にね?、それしか方法はないと思いますよ。
相談者:
・・うーん
三石由起子:
うん。ん、ごめんね、なんか、キツい事しか言えなくて。
相談者:
あー(苦笑)
三石由起子:
うん
相談者:
・・あ、わたしは一生・・
三石由起子:
うん
相談者:
無理なんですかね?
三石由起子:
いやだからさ、それを今ね?、そうやって自分の心を手当てする、自分の心を騙しながら手当するっていう事が出来れば・・ね?
相談者:
はい
三石由起子:
出来れば次があるんですよ。
相談者:
・・
三石由起子:
今それが出来ないと、次がないっていう事言ってるの。
相談者:
・・
三石由起子:
だって、100まで生きるんだよ?あなた。
相談者:
はい
三石由起子:
あと70年あるんだよ?、分かる?
相談者:
うん
三石由起子:
うん。だから1回くらい・・
相談者:
はい
三石由起子:
まあ・・荒療治じゃないけどさ、
相談者:
はい
三石由起子:
うん。でも自分と向かい合うよりあなたにとっては楽と思うよ、今。
別れを切り出して、自分の心を手当てして・・そして、自分の心を騙しながら・・1年くらい頑張れば・・次の景色が見えるんじゃないでしょうか。
相談者:
・・(苦笑)
三石由起子:
頑張りなさい。30歳なんだから。
相談者:
・・一人暮らし・・して、頑張った方がいいです・・かね?
三石由起子:
いや別に、親んとこ帰ったっていいわよ。
相談者:
・・うん
三石由起子:
うん。親、一人暮らしが嫌だったら親んとこ帰ればいいじゃない?
相談者:
どっちも嫌なんですよね・・へへ(苦笑)
三石由起子:
1人も嫌、親も嫌だ、ってどうする、どうしたいってわけ?
相談者:
そんな、どうしよう?と思って、だからホントに(苦笑)・・
三石由起子:
だから何にも見えてないんだって、あなたが今。
相談者:
(苦笑)
三石由起子:
あのね、下手な考え休むに似たりって言うでしょ?
相談者:
・・はい
三石由起子:
あなたね・・何年考えても、
相談者:
はい
三石由起子:
あなたには、いい結論は出ません。
相談者:
ああ
三石由起子:
うん、だからこそラジオに掛けて来てるんだろうけど。
相談者:
ああ
三石由起子:
うん、わたしのアドバイスはあなたが100年考えるよりもいいと思うよ。
相談者:
(苦笑)
三石由起子:
うん・・頑張れ。
(再びパーソナリティ)
ダイヤモンドは傷つかない・・・が、実は「へき開面」があるので割れやすい。人間も、考えの行き違いなど日常の不満を「些細だ」と流すことはできても、意外なところから一気に崩壊することもある。
相談者も、立て直す勇気を持つなら今だと思う。
>記事タイトル「ダイヤモンドは傷つかない」は、
>三石由起子の小説。
>若い女性が退廃的な恋愛に身を投じて
>終わらせるまでのお話。
この映画は、田中美佐子の「お宝ヌード」で話題に
なることが多いのだが、それ以上に印象に残った
場面がひとつ。
映画の終盤、山崎努の妻役の朝丘雪路(奇しくも
先日亡くなられましたが)が、鏡台の前に鎮座
している。よく見ると「虫が付いてるので…」と
言って、虚ろな目をして下唇に針を刺し続けている。
当然ながら血が滲むのだが、それでも針を刺す手は
止まらない…。
後々この作品の原作者が、三石先生と知った時の
衝撃たるや…。
あまりにもイメージが釣り合わなかった。
でも、それってあまりにも惨めじゃないですか?
と、相談者がそうとさえ考えれば
先はある
幸せになりたい。とは
よほど何も考えていない証