【日曜に読む傑作選】モテそうだったバツ2女とのトンデモ結婚生活。支えは僕を庇う犬
(回答者に交代)
大迫恵美子:
もしもし?
相談者:
はい、すいません。
大迫恵美子:
あ、こんにちは。
相談者:
こんにちは。
大迫恵美子:
え、あなたの、ご相談、伺っててね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
まああの、私は精神的なこととか、あの、病気のこととか分かりませんけど、
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
とても気になることも、あるんですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
それはね、娘さんのことですけど、
相談者:
はい・・はい
大迫恵美子:
娘さんはね、多分お母さんとの関係がとても良くないと思うんですよ?
相談者:
ああ、はい。
母親とも呼ばないですからね。
大迫恵美子:
んー、そのね、表面的なことじゃなくてね?
多分そのお、娘さんが育ってくる中で、お母さんとの関係でね?
やっぱり娘さんが、ちょっと、苦しい状況にあるんじゃないか?と思うんです。
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう、ことがね?
あなたの奥さんの、問題として、出てきてるんだと思うんですよね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、その娘さん、まあ、お母さんとずっと一緒にいた方ですから、そういう方が、その、
相談者:
はい
大迫恵美子:
やっぱり、精神的に随分苦しい思いをしてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
一緒にいたんだなあ、ということが、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まあ、私は素人ですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
素人でもそんな風に感じるんです。
相談者:
あはい
大迫恵美子:
だから、その、あなたが一生懸命努力をして、その方と一緒に暮らしていくっていうことがね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
うん、それはどういう意味を持ってるのか?については、とても心配します。
相談者:
はい
大迫恵美子:
結婚生活はやっぱり、お互いがそれなりに幸せでないと成り立たないと思うんですけど、
相談者:
はい
大迫恵美子:
なんかこう、1人がね?苦しんで、その、
相談者:
はい
大迫恵美子:
なんか修行の場みたいな、
相談者:
はい
大迫恵美子:
まだ修行できる、もっと修行できるっていう気持ちで、
相談者:
はい
大迫恵美子:
維持するものではないと思うんですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたが努力すると、その、
相談者:
はい
大迫恵美子:
返ってくるものがあると、
相談者:
はい
大迫恵美子:
いう、ことでね?期待されてるんなら、それはもう、全然、違う話、だと思うんですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
返ってくるためには、
相談者:
はい
大迫恵美子:
その、あなたのその、努力に対して共感してね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
その、あなたの努力を分かって、その、努力を自分に向けてくれてるということを理解して、を、それに、ま、感謝してね?
お、自分も、その感謝の気持ちを表すために、自分の方も変わるっていう、人としてはそういう、プロセスがあるわけじゃないですか?
相談者:
はいはい
大迫恵美子:
そういうことがあの、し易い人っていうかな、出来やすい人と、
相談者:
はい
大迫恵美子:
全然できない人っていう人もいるのでね?
相談者:
うん、はい
大迫恵美子:
世間一般で(笑)言う、その、相性が良いとか悪いとかっていうことは、
相談者:
はい
大迫恵美子:
恐らくそういうことと関係あるんだと思うんですけど。
相談者:
はい
大迫恵美子:
あの、さっきから聞いてるとね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたと、あなたの奥さんとの間で、
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたがもの凄く努力することによって、奥さんの方の態度が改善してきてね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あなたが望むような、方向に向かうのかな?っていうのは、もの凄く、不安です。
相談者:
はい
大迫恵美子:
で、不安なのは、やっぱりその31年間一緒に暮らしてる娘さんがね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう状況になってるということもね、
相談者:
はい
大迫恵美子:
不安の、
相談者:
はい
大迫恵美子:
原因です、私にとって。
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
あなたが、その、頑張って、が、努力することによって自分の結婚生活が救われるだろうと思ってることは、私にとっては、あまり信じられない話のような気がします。
相談者:
はい
大迫恵美子:
どう思いますか?
相談者:
はい・・
んー、まあでも、「少しずつは、なんか、良くなってんのかな?」とは、思ってるんですけどねえ。
「ただ、実際、物事が上手くいってないから余計それが、頭にきちゃうっていうのはあんのかな?」と思って・・
大迫恵美子:
いろんなことがね、上手くいかなかったりね?
人間として至らないところがあるというのは、
相談者:
はい
大迫恵美子:
もう、誰でもそうだと思うんですよ?
相談者:
はい
大迫恵美子:
だけど、みんな、そのお、至らない、ことがある人どうしが結婚して、
相談者:
はい
大迫恵美子:
それなりに、その、家(うち)に帰れば、安住の地であってね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
あんまり、いろんなことに、気持ちを取られないで、寛げる時間があったりするのが、
相談者:
はい
大迫恵美子:
家庭じゃないですか。
相談者:
はい
大迫恵美子:
そういう、何も考えずに、こう、フッと自分、そのまま出して、寛げるっていうことが、結婚生活を続ける、ことの意味じゃない、かと思うんですけどね。
相談者:
まあ、そうですね。
大迫恵美子:
ええ
相談者:
まあ、ちょっと寛げる、っていうんじゃないですもんね、今。
大迫恵美子:
うーん
相談者:
なんか、家に帰っても、くたっとなってると、なんかもう、それ、で、気に入らないみたいなんですよね。
大迫恵美子:
そういう風に誰かの、ん、存在を凄く意識してね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
何か、体の片側が緊張したような状態で、
相談者:
はい
大迫恵美子:
恐る恐る、
相談者:
はい
大迫恵美子:
暮らしてるっていうのはね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
それは、家庭じゃないと、思うんですけどね。
相談者:
はい
大迫恵美子:
奥さんとの間で、あなたが作ろうとしてるものが、
相談者:
はい
大迫恵美子:
どちらの、ものなのかね?
相談者:
はい
大迫恵美子:
ほんとに寛げるものなのか?どこか緊張しながら過ごさなければいけないものなのか?
相談者:
はい、はい
大迫恵美子:
そこのところは、どういう風にお考えなのかな?っていうのが、ちょっと、
相談者:
はい
大迫恵美子:
心配なんですけど。
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
悪夫を得た妻は哲学者になれる?学者に女性がなるなんて、古代ギリシャではあり得たのだろうか。
この相談は、DV・モラハラ被害に遭っている人ということで性別問わず宛てはまる気がします。「しなければ、するのが常識」が強いと自分の気持ちをないがしろにしがちなことも。加藤さんの言葉、自分が自分である以外に人として義務はない、が難しい世界でもあるから。