加藤諦三ロングインタビュー。大竹まことゴールデンラジオ


はるな愛:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、よろしくお願いいたします。

大竹まこと:
ようこそいらっしゃいました。
長い間、ラジオを、おやりになってらっしゃいます・・

加藤諦三:
はい

はるな愛:
大先輩

大竹まこと:
悩み相談だけでも、それ取っても・・もう・・5・・

加藤諦三:
そうですねえ

大竹まこと:
50・・

加藤諦三:
50・・半世紀を超えましたよね・・

はるな愛:
半世紀以上

加藤諦三:
この、文化放送でいうと、深夜放送で『セイ!ヤング』っていうのをやっていましたんで。
その『セイ!ヤング』の頃からすると、もう半世紀を超えました。

大竹まこと:
すごいですねえ。

加藤諦三:
いろいろお世話になってます。ありがとうございます。

はるな愛:
お年を聞いてもいいんですか?

加藤諦三:
アハハ(笑)

大竹まこと:
はい、聞いてもよろしいと思いますよ。

はるな愛:
いいですか?

加藤諦三:
はい

はるな愛:
お年おいくつですか?

加藤諦三:
81歳です。

はるな愛:
81歳ですか、すごいなあ

大竹まこと:
昼間は大学で授業をやりながら、夜は深夜のラジオにお出になったりしながら・・

加藤諦三:
はい

大竹まこと:
人生相談は、もう50数年続いている。

はるな愛:
いやあ、すごいなああ

大竹まこと:
悩み相談もお引き受けになってますが。

加藤諦三:
はい

大竹まこと:
ホントにくだらない質問です。
冒頭でうちのアナウンサーが質問しておりますが、

加藤諦三:
はい

大竹まこと:
加藤さんがお悩みの時はどなたに相談するんですか?(笑)っていう・・

加藤諦三:
いや、あのお、相談するというよりも、自分んで・・あの、悩み事には必ず原因がありますから。

大竹まこと:
はい

加藤諦三:
あ、この悩みは本当の原因はどこなんだろうな?っていうことをまず自分で考える。

大竹まこと:
はい

加藤諦三:
ですから、相談しちゃって、自分んで、自分の心に向き合わないっていうと、やっぱり解決しないですね。

はるな愛:
でも冷静に自分のこと、こう、向き合えるんですか?
自分のことは。

加藤諦三:
自分んを知るっていうのは、もうそれこそ、ソクラテスの時代から、もうずうっと一番人間の難しいことで。
一番易しいのは人を批判することっていう。

大竹まこと:
そうですよねえ。

加藤諦三:
だから人を批判することで悩みの解決をしちゃうと、いつになっても悩みの解決はつかない。

大竹まこと:
もう一つ質問させていただきます。
加藤さん、あの、生きるのは易しいですか?、難しいですか?

加藤諦三:
もう、ほんっ・・とに難しいです。

大竹まこと:
ハ(笑)

加藤諦三:
ほんっ・・とに難しい。

大竹まこと:
難しい。

加藤諦三:
結局ね・・
今の日本の教育っていうか、人類の勘違いっていうのはどこにあるかっていうと、生きるっていうのは物凄く大変なことで難しいんだってこと・・
つまり、人間は、幸せになるようにプログラムされているんじゃないんですよ。
生きるようにプログラムされてるんで。

大竹まこと:
なるほど。

加藤諦三:
だから、生きるのは生きるんですけど、じゃあ、幸せになるっていうのも・・幸せになるっていうことは人間の中で一番難しいことだと思ってます。
それで、そのために必要なのは自分を知るっていうことですよね。
だから、なかなか自分を知るのは嫌なんですよ。

大竹まこと:
そうですよねえ。

加藤諦三:
だから、もういざとなったらみんな、悩みは解決するんですけれども、解決の条件が・・問い詰めて行くと「あなたが変われ」っていうとこに来ちゃうわけですよ。

大竹まこと:
はあー

加藤諦三:
その、変わる・・変わることを拒否するんです。
だから悩みはいつまでも解決できないばっかりではなくて、どんどん、どんどん悩みが膨らんでいく、深刻化していくって・・

大竹まこと:
「なんであの人があんなことを」とか。
「わたしに対してこんな仕打ちを」とか。

加藤諦三:
「あの人は、わたしのことをどう思ってるんだろう?」とか。
それでその悩みの原因は自分にあるのに、自分が変わらないで、
「あの人が悪いからわたしは不幸なんだ」という風になってっちゃう。

大竹まこと:
生きるのはね?、簡単じゃないんだね、そのね、幸せということに関してね。

はるな愛:
そうですね・・うん

大竹まこと:
あの・・ご本は、『平気で他人を攻撃する人たち』っていう、過激なタイトルですけども、
冒頭から、やっぱし現代では、憎むことが、危険な人、
憎んで、危険のない人、
二つに分かれていて、憎みをこう、置き換えると。
攻撃性の置き換えってことがご本の最初の方に書かれています。
どういうことですか?

加藤諦三:
例えば、本当は夫に対する憎しみがある。
夫に対する攻撃性がある。
だけどこれ意識しちゃうと離婚に繋がる、家庭を崩壊に繋がる。
これ、物凄い危険ですよ。

大竹まこと:
そうですね。

加藤諦三:
だからその夫に対する攻撃性を意識しないで、その攻撃性を・・隣りの奥さんに向けちゃう?
或いは子どもの担任の先生に向けちゃう?
或いは子ども自身に向けちゃう。
だから物凄い、子どもの教育が異常に厳しかったり・・
いろんなことするわけですよね。
つまりそうやって、そうすると、子どもをどんなに厳しく、教育してみたって、本当の原因は夫に対する憎しみですから。
この、「わたしは夫に対する憎しみがある」ということに気がつかない限り・・

大竹まこと:
問題は・・

加藤諦三:
どんなにその隣りの奥さん攻撃しようが・・
子どもを、攻撃しようがですね・・

大竹まこと:
変えられない?


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