（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
ご主人が真面目でね？

相談者：
はい

加藤諦三：
営業で一生懸命やってて優しいっていうのがあるんですけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
好きなものってのは、なかっ、先ほどお花の話をしましたけれども、

相談者：
はい、はい

加藤諦三：
ほんとに好きなものってのはなかったんですか？

相談者：
歴史を語ったりね？

加藤諦三：
歴史語ったり、

相談者：
はい、本読んだり、それからあの、政治のことお、なんかも、好きで、

加藤諦三：
ふう～ん

相談者：
よくう、聞かされてはいましたけど。

加藤諦三：
ほお～ん。
で、あのお、外にほんとに親しいっていう人はできてなかった？

相談者：
あ、1人いたんですが、

加藤諦三：
ええ

相談者：
その方があ、亡くなったんですよ。

加藤諦三：
ああ・・ですから・・

相談者：
それでかなりショックは受けたようでした。

加藤諦三：
ええ・・
凄い孤独なんですよね？

相談者：
ああ・・

加藤諦三：
まあ、あの、真面目に生きてきて、

相談者：
はい、はい、はい

加藤諦三：
で、その、寂しさとか孤独をお、

相談者：
はい

加藤諦三：
今あ、性を通して癒そうとしてるんですよねえ。

相談者：
はあ・・なんか分かるような気がします（笑）

加藤諦三：
ええ。
ですから、凄くお優しくて真面目だけど、

相談者：
はい

加藤諦三：
生き方がちょっと、なんていうのかな？
下手な人っていうことも、ないんだけど・・

相談者：
あ、そうです、そうです。
あ、そうだと思います（微笑）

加藤諦三：
ですからね？

相談者：
はい

加藤諦三：
肉体的なこと、だけでもないんですよね、今のご主人。

相談者：
はあ・・

加藤諦三：
そういう心の問題が絡んできてますから、

相談者：
はあ・・はい、はい。

加藤諦三：
昼間、も、

相談者：
はい

加藤諦三：
ご主人を、癒してあげるっていうかな？

相談者：
ああ、はあ、はあ、はあ～・・

加藤諦三：
ご主人の気持ちを考えながら、

相談者：
はい

加藤諦三：
生活してください。

相談者：
はい、分かりました。

加藤諦三：
はい、どうも失礼します。

相談者：
ありがとうございました。

加藤諦三：
性を通して、孤独を解消しようとする人がいます。
どちらかというと、引き籠るタイプです。

（内容ここまで）

フム。
悩みながらも、戸惑いながらも、次第にその気になっている相談者。

いいことじゃないか。

 

「お口で・・」って言ってくるんで、してあげると・・、

文字にすると実に卑猥だ。

昔、失楽園（渡辺淳一）を読んだとき、３０過ぎの既婚女が、フェラチオやクンニリングスの経験がなくて恥らう様子に男が興奮するっていう下りがあった。
女の芝居を経験がないと断じるその現実感の無さに、読む気が失せた。

しかし今日の相談なんかを聞くと、さもあらん。

そもそも、みんなは、性的プレイってどこで覚えた？
もし、そういうものに、夫婦ともどもに全く触れる機会がなかったとすれば、知らないのもムリはない。

さすがに挿入行為は本能だろうけど、例えばキスなんかは本能か？

オーラルセックスなんか、知らない人にとっちゃ、まさに未知の領域だ。

２１と１４。
５つサバよんでたとしても26と19。
早婚って、貧困か、あるいはヤンキーと相場が決まってるんだが、この二人はどちらでもない。

なんで周りはそんなに慌てて結婚させたのかしら？