【日曜に読む傑作選】娘の凄まじい家庭内暴力。怖がる女が使い分ける仮面
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
あ、こんにちは。
大原敬子:
私は今回ね?
相談者:
ん
大原敬子:
娘さんが、あなたを助けたんだと思いますよ?
相談者:
はい
大原敬子:
と言いますのはね、
相談者:
はい
大原敬子:
あの、今加藤先生とお話ししてる最中にね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなた自身がね?
相談者:
ええ
大原敬子:
真実の自分が分からないんじゃないでしょうかね?
相談者:
・・
大原敬子:
と申しますのは、
相談者:
はい
大原敬子:
お姑さんの時には、あなたはね、
相談者:
はい
大原敬子:
うさぎさんのね、あの、ぬいぐるみ着るんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
そして、夫にはね、
相談者:
はい
大原敬子:
キツネのぬいぐるみ着るんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
で、子供さんには、ライオンとか、
相談者:
はい
大原敬子:
馬のぬいぐるみを、あなたは着るんです。
相談者:
はい
大原敬子:
そうして、相手との関係を結んでるんです。
相談者:
・・
大原敬子:
ところが、
相談者:
はい
大原敬子:
そうしてくると、ぬいぐるみ一杯並んでますよ、目の前に。
相談者:
はい
大原敬子:
娘さんが、ドーン!と思いっ切り、殴られましたね?あなた。
相談者:
はい
大原敬子:
とっさに、どのぬいぐるみか?分からなくなっちゃったの。
だから、あなたは怖いんです。
相談者:
・・
大原敬子:
つまり、あなたの場合にね?
相談者:
ん
大原敬子:
加藤先生、いみじくもこうおっしゃってましたね?
「非常に正論を言ってますよ」って。
相談者:
はい
大原敬子:
正論を言う方のね、本質っていうのはね。
相談者:
はい
大原敬子:
いつも他者が、頭にあるんですね?
「他人は自分をどう見るだろうか?」っていう。
相談者:
・・はい
大原敬子:
ですから、自分に凄い怒りがあるとしますね?
相談者:
はい
大原敬子:
怒りを直接出してしまったら、「えー!?あの人って、あんな面があるのね」って思われるのが、あなた怖いんですね。
ですから、
相談者:
はい
大原敬子:
相手を一方的に怒らせちゃうんです。
無意識ですよ?これは。
相談者:
うん
大原敬子:
怒らして、向こうが、グワアー!!と、怒りが出てきますね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたに向けますね?
相談者:
はい
大原敬子:
その時あなたは冷ややかに、「何言ってるの?あなた」って言うことが、あなたの感情の捌け口のテクニックなんです。
相談者:
ふうーん
大原敬子:
だっておかしいと思いませんか?
全部こんだけあなたが、心を砕いたお子さんが、何故殴るか?ってことなの。
相談者:
はい。
それがもう、(涙声)分からないです。
大原敬子:
子供は、
相談者:
はい
大原敬子:
「オギャー!」って生まれた時に、「このお母さん殴ろう」と思って生まれた子は1人もいないんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
もっと言うと、「お母さん、もういい加減にしてよ!」ってことなの、このお嬢さん言ってるのは。
相談者:
ど、(泣)どうしたらいいのか?が分からない・・(泣)
大原敬子:
分かりますか?
「お母さん、ほんとの姿見せてよ」ってことなの。
相談者:
あたしは、じゃ、ほんとの姿が分からない(泣)
大原敬子:
分からないでしょ?
相談者:
はい(泣)
大原敬子:
自分が何だか分からないでしょ?
相談者:
はい(泣)
大原敬子:
ところが娘さんは、あなたがぬいぐるみって気付いてるんです。
だあから、ポットで殴っちゃったんです。
「なんだ、お母さんもあれじゃないの」って感じで。
相談者:
・・
大原敬子:
そしたら、自分が蟻か何か分からないお母さんは、「まさか、今までこの方法でやってきたのに、娘が殴るなんて」と思った時にね?
相談者:
はい
大原敬子:
自分の位置が分かりませんよね?
相談者:
はい
大原敬子:
それを、「怖い」って言うんです。
ぬいぐるみを着てる人は先が見えないんです。
相談者:
・・
大原敬子:
先が見えないから怖いんですよ。
あなたが先程言ってましたね?不景気の話を。
相談者:
はい
大原敬子:
家族はそういう話をしても、おかしくはないじゃないですか?この時期は。
相談者:
はい
大原敬子:
それを、この不景気に、「あのお花が綺麗、云々」なんて考えられないです。
不景気の話はしますね?
相談者:
あはい
大原敬子:
もしかしたら、前のお子さん、男の子っておっしゃってましたっけ?
相談者:
はい
大原敬子:
そうすと、男の子だと力になりますよね?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたの無意識の中に、女性の勘ですよ、これは。
だから、「嫌だわ、このお祖母ちゃん」だって。
あなたの中に、別れたお子さんが入ってるんです、あなた。
相談者:
・・
大原敬子:
あなたが考えるんだから、ご主人様は考えてますよ、別れた息子さんてのは。
相談者:
うーん・・
過去、別れた息子が1回、もう、近くまで来たので・・
大原敬子:
あ、会ったんですね?やっぱり。
相談者:
え、あ、はい、あの、それはもう、あたしは、会わなかったんですけれども、あのお、姑、と、主人と。
大原敬子:
全部、会ってるじゃない、あなた。
数年前別れた、おい、あのお、息子さんでもね?
相談者:
うん
大原敬子:
「今は、心が落ち着かないの」って。
相談者:
うん
大原敬子:
「今は嫌なの」ってことは言っても良いんじゃない?
それでもご主人様会うのはしょうがないよね?あなた。
相談者:
はい
大原敬子:
女性のいっちばん間違えてしまうのはね?
相談者:
あはい
大原敬子:
今、先ほど、さっき先生が、正論ですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
正論と、
相談者:
はい
大原敬子:
真実は違うのよ?
相談者:
正論・・
大原敬子:
男の人は、
相談者:
はい
大原敬子:
正論も、あなたの真実と思って、
相談者:
うん
大原敬子:
いっちゃうのよ?
それは、自分を守るためで、ご主人様にも、良い妻を見せる演技だけだったの!
だから子供は見たのよ!
相談者:
うん、そうですね・・
大原敬子:
真実はね、
相談者:
うん・・
大原敬子:
どんなに矛盾しててもね、理解はできるんですよ、人間は。
相談者:
うーん・・
・・
大原敬子:
分かりますか?
これはね、娘さんの心を汲んであげて欲しいの。
「そんな理解、あ、ある振りして、私にはそんな冷たい言葉言えるんだ?」ってことですよね?
相談者:
うん
大原敬子:
もっと言うと、
相談者:
うん
大原敬子:
「お母さんは外で、良い人をして、」
相談者:
うん
大原敬子:
「私に凄いいびるのね」ってことです、感情を。
相談者:
うーん・・
大原敬子:
「だったら、私も、表出す」ってことで、牙出したんじゃないの?
相談者:
うーん・・
娘をもっと認めてあげればいいのかしら?
大原敬子:
何故逃げるの?あなた。
相談者:
ええ?逃げる・・
大原敬子:
あなたご主人様に対しても不満がありますよ、絶対に。
相談者:
はい
大原敬子:
あるでしょ?
相談者:
・・はい
大原敬子:
あなたは、自分が良い人ぶって、いながら、
相談者:
うん
大原敬子:
心の中に、いろんなもの持ってるんです。
相談者:
うん
大原敬子:
だから、段々、段々意地悪になっちゃいますよ?
そういう意地悪な捌け口は、この娘さんだったんですよ。
相談者:
うん・・
大原敬子:
この娘さん、あなたの役に立ちますよ?
それから下のお嬢さん、
相談者:
うん
大原敬子:
良いお嬢さんですね?
相談者:
・・はい
大原敬子:
ほんと、良いお嬢さんですね。
相談者:
はい(泣)
大原敬子:
娘さんが、
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
体を張って、
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
「お母さん!」
「お母さん、嫌な時は『嫌』って言うのよ?」
相談者:
うん(涙)
大原敬子:
「お父さんにもこういうこと言うのよ?」
相談者:
ん(涙)
大原敬子:
「お祖母ちゃんにも言うのよ?何故言えないの?」ってことなんです。
相談者:
はい・・(涙)
大原敬子:
あなたは覚悟して再婚したわけでしょ?
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
ご主人様と、息子さん会う時は、あなたも一緒に会うことなんです、条件は。
相談者:
はい
大原敬子:
分かります?
相談者:
はい
大原敬子:
その時、お嬢さんも連れてくことなの。
相談者:
はい
大原敬子:
と、相手の、女性は会わないことよ?
相談者:
はい
大原敬子:
これはもう、絶対的条件で、
相談者:
はい
大原敬子:
年に1回は、二十歳(ハタチ)超えたら、
相談者:
はい
大原敬子:
全員で会うってことを、あなたがセッティングするんですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
分かりますか?
相談者:
はい、はい
大原敬子:
それ、あと、「パパ会っちゃ駄目」ってこと。
相談者:
はい。
そうですね・・
大原敬子:
今日、あなた自身も、
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
平然と、
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
娘さんの前に逃げないで、
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
娘さん言葉悪かったら、「言葉悪いわね」って、目を見て言うのよ?絶対に。
相談者:
あ、はい(涙)
大原敬子:
斜めじゃなくって、真正面から。
相談者:
はい
大原敬子:
それから「痛い」とか、
相談者:
はい
大原敬子:
「殴った」は言わないこと。
相談者:
はい
大原敬子:
と、「お母さん痛かった?」ったら、「それ分かるでしょ?」
相談者:
はい
大原敬子:
それだけ。
相談者:
・・
大原敬子:
暫くの間、娘さんとは、単語だけ。
相談者:
はい
大原敬子:
命令だけ。
相談者:
はい
大原敬子:
だけど意地悪しない。
で、「この子が私に何を教えたんだろうか?」
相談者:
はい
大原敬子:
この、痛みね、
相談者:
ん
大原敬子:
顔面をやられた痛みがあるでしょ?
相談者:
怖くてしょうがなかったです(涙)
大原敬子:
「怖い」ってのは意地悪ですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
「この子のために、死んでも守ろう」と思った時には、怖さはないですよ?
相談者:
はい
大原敬子:
親って命懸けるんじゃないかな?
相談者:
うん・・
大原敬子:
これからあなた、命懸けるの、じゃ。
相談者:
はい、ありがとうございます。
大原敬子:
ご主人様は、あなたがしっかり操縦すること。
相談者:
はい
大原敬子:
できますよね?
相談者:
はい(泣)
大原敬子:
迎合(げいごう)しないこと。
相談者:
迎合しないこと(涙)
大原敬子:
分かりますよね?
相談者:
はい
大原敬子:
そうしていって、まずは、「怖い」っていうのは、あなたがそれだけ自分自身に、偽ってたと、思った方が良いんじゃないかと思いますけれども。
なんか凄いキツイこと言いましたけども、先生。
(再びパーソナリティ)