【日曜に読む傑作選】自己憐憫極まれり。捨てた娘の自死を嘆く64歳の再婚女
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
よろしくお願いします(泣)
大原敬子:
あの、
相談者:
(泣)
大原敬子:
良いですか?伺っても。
相談者:
はい
大原敬子:
亡くなったお嬢さんは、あなたが引き取ったんですか?
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
一緒に生活してたの?
相談者:
娘がね?
「あたし(相談者)を頼んないで、自分でやっていく」って、言ったんです(涙)
大原敬子:
あのお、えぐるような形なってしまいますが、
相談者:
ええ
大原敬子:
伺っても良いですか?
相談者:
はい
大原敬子:
あの、お母様の頭ん中に、瞬時思い出す言葉って何ですか?お嬢さんの言葉は。
相談者:
「お母さん助けて」って、あの・・あれがありましたね(涙)
大原敬子:
何があったんですか?
電話?
相談者:
電話で言ってましたよ。
大原敬子:
「お母さん助けて」って?
相談者:
うん
大原敬子:
そしたらあなた、何とおっしゃいました?
相談者:
その時ね?
大原敬子:
はい
相談者:
あたしがね、助けてあげらんなかったんです。
大原敬子:
ん、あの、「助けてあげられなかった」っていうのはどういうことを助けてあげたかったの?
相談者:
・・生活面とか。
大原敬子:
あ、金銭ね?
相談者:
いや、金銭も、
大原敬子:
うん
相談者:
あるけど、
大原敬子:
うん
相談者:
あの子の心を、分からなかったんですよ(泣)
大原敬子:
あ、今おっしゃったのは、「お母さん助けて」って言った時に、その「助けて」って意味が、どこまであるのか?その子の心が見えなかったことが、今悔むってことですか?
相談者:
そうですね(泣)
大原敬子:
あのね?
相談者:
・・
大原敬子:
お母さん自分で一生懸命生きたんですよ。
今言ったように、前のご主人様、凄く大変だったでしょ?
相談者:
うん(涙)
大原敬子:
身一つであなた、逃げたあなたでしょ?
相談者:
うん(泣)
大原敬子:
そのぐらい人間ってのは、自分がほんっとにね?どん底に落ちてしまうと、周りの人は何と言おうが、やっぱり我が身が一番可愛いんですよ。
ね?
相談者:
はい・・(涙)
大原敬子:
だからお母さん逃げたわけでしょ?
誰でもある、自分が一番可愛いと思ったお母さんが、今、亡くなった娘さんの中でこれだけ涙するってことは、今、全く追い詰められた状況じゃなくって、幸せだからこそ、あの時の、出来なかった自分に悔んでるんじゃないの?
相談者:
そうなの(号泣)
大原敬子:
私は今、凄く幸せだと思ってますけれども。
相談者:
あ、そうですか?(泣)
大原敬子:
そうですよね?
相談者:
よおく、分かんない・・そうなんですか・・そうだね(号泣)
大原敬子:
うん・・
全く、周りは変わらないのに、自分が、愛する人が、突然、いなくなってしまうっていう、その虚しさってのは凄く分かるんです。
相談者:
(号泣)
大原敬子:
それだけはね?
ただ、私は、あなたみたいに、その痛哭(つうこく)の涙ってないかもしれないけれども、ほんっとに、亡くなった人に対して悔恨の情っていうのかしらね?
思う時の癒し方っていうのは、いつか人間、死に向かっていくんですよね?
相談者:
うん、そうなんだけど・・(号泣)
大原敬子:
ねえ?いつかは会えるんですよね?
相談者:
(泣)
大原敬子:
いつかは会えるんです、やっぱり。
自分の心が思えば。
相談者:
(泣)
大原敬子:
そうするとね?
少しでも前向きに考えようと、自分は思うんです、私は。
相談者:
(泣)
大原敬子:
会った時に、いつかは会えるんですよ、あなた。
相談者:
そうね。
大原敬子:
そうした時にね、あなたが今なさることはね、この悲しみって分からないんです、誰も。
でもね、心は絶対に、消えないんですよね、心は。
相談者:
うん、だから、いっつも、あのお、一緒にいますけど(涙)
大原敬子:
どういう風に一緒にしてる?あなたは。
相談者:
ぶら下げるものとか、あの子が好きなものとか、あるじゃないですか?(涙)
大原敬子:
ありますよ?うん。
相談者:
だからそれを思い出すと、
大原敬子:
うん
相談者:
また、もう、悲しいんです。
「生きてれば」って。
もう死んでるのに、「生きてれば」って、思うんです(涙)
大原敬子:
あのね?
このお嬢さんは、ほんとにあなたの中に生きてるんですよ。
死ぬことで・・
相談者:
ああ、やっぱり?(涙)
大原敬子:
そうでしょ?
相談者:
そうですね(涙)
大原敬子:
したら、あなたが力強く生きなくちゃ。
相談者:
そうですね(泣)
大原敬子:
生きて生きて生き抜いて、
相談者:
うん(泣)
大原敬子:
悔いのない人生を娘さんの以上に生き抜いて、
相談者:
そうですね(泣)
大原敬子:
で、必ず、必ず会えるんですもの。
そうでしょ?
相談者:
会えますね(泣)
大原敬子:
あなただっていつか死んじゃうんですもん(笑)
私もそうですけども。
相談者:
(泣)
大原敬子:
ね?
相談者:
はい(泣)
大原敬子:
後悔とか云々は、あなたがね、幸せだから言ってるんです。
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
亡くなったお嬢さんは、あなたがいつも泣いてる、姿を見た時に、「何故?」と思っちゃいますよ?
相談者:
はあ、やっぱりね・・
大原敬子:
だったら、あなたは生きて生きて、生き抜くんですよ。
朝起きたら、お嬢さんに「おはよう」って言うんです。
相談者:
そうですね・・(泣)
大原敬子:
昼間「こんにちは」なの。
いつもあなたの中、逃げないんですもん、もう。
そうでしょ?
相談者:
ええ、そうです(泣)
大原敬子:
永遠に33歳のお嬢さんでいるんですよ?
相談者:
そうなんですよね、ほんとそうなん・・(泣)
大原敬子:
ね?
そしたら今あなたがすることなあに?
あの、お水とかなんかあげてるんですか?
相談者:
はい
大原敬子:
じゃあ良いじゃないですか?
それをあげて、あなたは「一生懸命、あなたの分まで生きるからね」って。
「お母さんとことんこの体を、ボロボロに生き抜いて、あなたに全部報告してあげるからね」って。
「だからあなた元気で待ってんのよ?」ってことよ。
あなただっていつか死んじゃうんですもの。
そう思わない?
相談者:
ああ、分かりました・・(泣)
大原敬子:
ね?
相談者:
何とか、元気が出ました(涙)
大原敬子:
今あなたがすることは、幸せだからこそ、お嬢さんを思い出しただけなんです。
相談者:
はい・・(涙)
大原敬子:
てことはお嬢さんが、「私を忘れないでね、お母さん」って。
てことは、あなた、幸せにされたんじゃないの?
相談者:
そうですね。
大原敬子:
そうでしょ?
相談者:
はい(涙)
大原敬子:
じゃ、今日からお線香あげて、
相談者:
うん
大原敬子:
ご飯をあげて、
相談者:
うん
大原敬子:
お花をあげて、「お母さん生き抜くからね」ってことで、今ある家庭です。
それを、幸せにすることじゃないの?
相談者:
ありがとうございます。
大原敬子:
ね?
相談者:
そうします。
大原敬子:
そう考えると、生き方変わりますよね?
相談者:
うん、そうですね。
大原敬子:
もう、◆#$%のこと、どうでもいいでしょ?
相談者:
分かりました。
大原敬子:
ね?
相談者:
ほんっとに、ありがとうございます(涙)
大原敬子:
だから頑張って生きてほしいと思います。
頑張って、生活してほしい(笑)
先生、いかがでしょうか?
相談者:
うん
(再びパーソナリティ)
暴力夫から、一人で逃げた母親に何で
あなたが、幸せだから娘を思い出しただけなのって…よく言うわ
結局、母親は自分さえよければいいって人なんじゃないの?だってまた懲りもせず再婚したんでしょ?娘を捨てて、また再婚?
よくわからない…まだ一人で頑張って生きてるならね…
幸せだからじゃないし、娘を愛してなかったと思う。
今が不安で、その不安を解決しようとする勇気がないから、別の問題を作り出してるだけ。その証拠に嘆くだけ嘆くの繰り返しで解決しようなんて気持ちはゼロ…。
最後、加藤先生の言葉に対して「違いますよ~(泣)」って言ったのも、本当は娘の事を愛してなかったという負い目があるからじゃないのかな…と、邪推してしまう。
負い目がなければ「そうですかね~」と、他人事のように反応するんじゃないかな。
息子の手が離れる前娘のこと、思ってなかったりして。