【日曜に読む傑作選】自己憐憫極まれり。捨てた娘の自死を嘆く64歳の再婚女
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
ね?
あの、今、あなた泣いていますけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんね?
相談者:
はい
加藤諦三:
こんだけあなたに愛されてるわけです。
世の中には、う、生まれて母に愛されない子もいるんです。
相談者:
いえ、違いますよお!(泣)
加藤諦三:
ああ、そうですか。
うん、また反論されるかもしれないけど。
一緒にいても心が一緒にいない人も、いるわけです。
相談者:
あ、ああ、それもそうですね。
加藤諦三:
だけどお、今は一緒に、肉体が一緒に居なくたって、あなたの場合は、い、心は一緒なんですよ。
相談者:
お、ああ、そうですね。
ほおんとにそうです。
加藤諦三:
ねえ?
相談者:
ありがとうございます。
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
この、この、苦しみで、あなたはもっと深い人間になりますから。
相談者:
はい
加藤諦三:
よろしいですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
ありがとうございました。
加藤諦三:
苦しみによって精神は、新しい深さに達します。
(内容ここまで)
加藤 世の中には母に愛されない子もいるんです。
女 いえ、違いますよおぉ
相談者が加藤先生をおもいっきり否定するという稀有の回だったのでピックアップ。
冗談(笑)
女の勘違いだ、これ。
別にあんたのことは言ってねえよ。
33歳の長女が自殺したのが12年前というと、この女51歳のとき。
18歳で産んだ娘だ。
で、別れたのが15年前らしいから、その3年前。
女48歳、長女29歳のときだ。
次女だって、たぶん20代半ばでしょ。
なんだよ。
てっきり、幼子置いて飛び出してきたかと思ったら、もうすっかり大人じゃん。
で、いつ再婚したの?
これ聞いてたら、面白い展開になってたかもしれないのにねえ。
15年前だったりして。(笑)
いやね、そういうイジワルの一つも言いたくなるウザさなの。
実の娘が亡くなる、それも自死で。
こんな大変な悲劇を聞かされてんのになんかイライラしてくる。
なんで?
大原さんも結構キツイこと言ってんだけどさ。
冒頭の誤解と同じく、意図が伝わっていない。
大原:
あなたが泣いてても、娘さん、『どうして?』って思うんじゃないの?
あなたが今幸せだから、娘さんを思い出しただけなの。
で、
女 ありがとうございます(泣)
はあ・・
もうね、あんた最強。
自己憐憫することの目的は何か。
そもそも自己憐憫する人は、自分が自己憐憫していることの目的に気がついていない。
<加藤諦三 悩まずにはいられない人>
暴力夫から、一人で逃げた母親に何で
あなたが、幸せだから娘を思い出しただけなのって…よく言うわ
結局、母親は自分さえよければいいって人なんじゃないの?だってまた懲りもせず再婚したんでしょ?娘を捨てて、また再婚?
よくわからない…まだ一人で頑張って生きてるならね…
幸せだからじゃないし、娘を愛してなかったと思う。
今が不安で、その不安を解決しようとする勇気がないから、別の問題を作り出してるだけ。その証拠に嘆くだけ嘆くの繰り返しで解決しようなんて気持ちはゼロ…。
最後、加藤先生の言葉に対して「違いますよ~(泣)」って言ったのも、本当は娘の事を愛してなかったという負い目があるからじゃないのかな…と、邪推してしまう。
負い目がなければ「そうですかね~」と、他人事のように反応するんじゃないかな。
息子の手が離れる前娘のこと、思ってなかったりして。