【日曜に読む傑作選】友人の葬式で未亡人に取り立て。オレとAとBとCの男の友情
(回答者に交代)
志賀こずえ:
はい、こんにちは
相談者:
はい、お世話になります。
志賀こずえ:
はい。えーっと、これ何のために、お貸しになった、お金だか、ご存じですか?
相談者:
あー分かってます。
志賀こずえ:
何のためだったんですか?
相談者:
えー、えーと、元々、Cの家(うち)いが、増改築をしてますので、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
で、そのためには、ま、お金を、もらったんですけども。
ちょっとギャンブルう、好きなもんですから、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
支払えなくなるじゃないですか?
志賀こずえ:
ええ、ええ
相談者:
増築するためには、資材を買うのに。
志賀こずえ:
ええ
相談者:
その方の、ギャンブルのちょっと使あ、ってしまって、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
ていうことなんですよ。
で、ちょっと支払期限が来ちゃったもんですから、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
Aの方に頼んで、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
お金を都合してもらったわけなんです。
志賀こずえ:
じゃ、元々、CからBに対して、
相談者:
はい
志賀こずえ:
資材を買ったりするお金が支払われた?
相談者:
はい
志賀こずえ:
で、えー、ところがBはそれを使ってしまって、
相談者:
はい
志賀こずえ:
で、資材が買えないので増改築ができない。
相談者:
そうです。
志賀こずえ:
うん、で、困って、あなたに相談をしたということですか?
相談者:
う、そうです。
志賀こずえ:
うん、で、今度ね?、貸して10日の間に亡くなってしまわれたんですか?、この、Bさんは。
相談者:
そうです。
志賀こずえ:
おーん
相談者:
えーと、借りて、1週間目にい・・ちょっとあのお、病気の方で、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
すぐ倒れまして、
志賀こずえ:
ええ
相談者:
そお、のお、4日後に亡くなったんです。
志賀こずえ:
あーそうですか。
相談者:
はい
志賀こずえ:
で、このお、Cさんと、
相談者:
はい
志賀こずえ:
それから、ま、ご相談者のあなたが、
相談者:
はい
志賀こずえ:
ま、とりあえず、20万ずつ、ま、負担をする。
相談者:
はい
志賀こずえ:
で、それを、ま、合計40万ですね?
相談者:
はい
志賀こずえ:
これがAさんのところに行く。
相談者:
はい
志賀こずえ:
でそうすると、Aさんとしては、20万円返って来てないわけだから、
相談者:
はい
志賀こずえ:
ま、単純に言う、と、みなさんが20万ずつ・・損をして、
相談者:
そうです。はい
志賀こずえ:
「これで、終わりにしよう」という話になったんですか?
相談者:
・・そうですね、とりあえずは。
志賀こずえ:
・・うん、で・・Cさんも、あなたも、
相談者:
はい
志賀こずえ:
・・もう、仕方がない、Bさん亡くなったんだから・・んま、「これでいいや」と思ってらしたの?
相談者:
・・そうですね。
ていうか、あの、結局、借用書がないものですから、
志賀こずえ:
うーん、うん
相談者:
結局催促はできないんじゃないかな?っていう、結論出たんですよ。
志賀こずえ:
うん
相談者:
ま、素人のお・・考えなんですけども。
志賀こずえ:
うん、ま・・
相談者:
はい
志賀こずえ:
素人の考えというよりはそれは正しいですよ。
相談者:
そうですよね。
志賀こずえ:
うん、あの・・
相談者:
ええ
志賀こずえ:
Bさんがね?、
相談者:
はい
志賀こずえ:
あの、ご存命であればね?、
相談者:
はい
志賀こずえ:
それはあ、その、方が知らぬ存ぜぬはないと思いますけど、
相談者:
あ、はいはいはい
志賀こずえ:
それだとしてもね、
相談者:
はい
志賀こずえ:
もし、「知らぬ存ぜぬ」とBさんが、ご存命でね?、
相談者:
はい
志賀こずえ:
言い張ったとして、
相談者:
はい
志賀こずえ:
裁判を起こそうとしたら、
相談者:
はい
志賀こずえ:
それはまず、借用書がない。要するに借りた事実が、証明できないという事になったら勝てないということになりますから。
相談者:
はい
志賀こずえ:
うん、難しいですねえ。
相談者:
あー・・そうですかあ・・
志賀こずえ:
うん・・
相談者:
ていうことはもう、手立てがないっていうことですね?、結論的に言うと。
志賀こずえ:
そうですね。
だから、元々ね?
相談者:
はい
志賀こずえ:
ま、Aさんが、Bさんに貸した・・お金。
相談者:
はい
志賀こずえ:
これが帰って来なかった。
相談者:
はい
志賀こずえ:
っていう話なんですが、
相談者:
はい
志賀こずえ:
ま、ご相談者とCさんがその20万ずつ・・んま、痛み分けだと言って払ってしまった。
相談者:
はい
志賀こずえ:
この根拠がね?、わたしとしてはなんか・・んー、どうしてそういうふうに、なさったのかな?っていう気がするんですけど。
相談者:
・・ああ
志賀こずえ:
ま、簡単な話ですけどね、
相談者:
はい
志賀こずえ:
あの、Aさんは、Bさんの奥さんに、請求はできる法的な根拠はあったのですが、
相談者:
はい
志賀こずえ:
それを証明する手立てがないと。
相談者:
はい
志賀こずえ:
いうところではないかという風に思います。
相談者:
あーそうですか。
志賀こずえ:
うーん
相談者:
分かりました。
(再びパーソナリティ)
今井通子:
(苦笑)あの、お分かりいただけましたか?
えーとですね、
相談者:
はい
今井通子:
今ね、お話を伺ってて、ちょっとやっぱり疑問に残るところは、
相談者:
はい(咳払い)
今井通子:
あの、まず、
相談者:
はい
今井通子:
亡くなってしまいましたあ。
借金があるのは分かっていましたあ。
相談者:
はい
今井通子:
そこでえ、えーとお、要するに、Aさんと、や、あなたは、
相談者:
はい
今井通子:
Bさんが、Aさんに借金したことはご存知でした。
相談者:
はい
今井通子:
ですよね?
相談者:
はい
今井通子:
で、その時に、Aさんの方は、
相談者:
はい
今井通子:
その亡くなったBさんの借金について、
相談者:
はい
今井通子:
あなたに何かおっしゃったの?
相談者:
はい
今井通子:
うん
相談者:
「貸したお金どうすんだよ」ってこと言われましたけど。
今井通子:
うん、要するに、
相談者:
はい
今井通子:
あなたとしてはあ、Aさん対する、負い目がありますよね?
相談者:
はい、あります、はい
今井通子:
だから何とかしなきゃいけないと。
相談者:
そうです。
今井通子:
だけど一人じゃちょっと負担が掛かるからあ、Cさん、呼び込んで、3人で、折半したわけじゃないですか?
相談者:
そうですよ、んで、Cさんの方から、
今井通子:
うん
相談者:
わたしの方に、
今井通子:
うん
相談者:
とりあえず、そこまで関係を悪くしたくないから、
今井通子:
うん
相談者:
うん。
とりあえずじゃあ、「一人20万ずつ負担しようか?」ってことで最初に言われたんです。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
というわけでね?
相談者:
はい
今井通子:
今、あなたは、確かに、何とかしようと思ってらっしゃるらしいけど、
相談者:
はい
今井通子:
さっき、今、ちらっとおっしゃった、
相談者:
はい
今井通子:
Cさんは、結局「自分たちでなんとかしようよ」って。
「友だち関係悪くしないようにしようよ」って言われたわけじゃないですか?
相談者:
はい
今井通子:
だったら、やっぱ、ここのところは、
相談者:
はい
今井通子:
もう腹くくって、
相談者:
はい
今井通子:
その初めっから、借用書がないんだとか、いうことも分か、っていたわけだから、
相談者:
はい
今井通子:
うん。
他の二人が何も言わない、
相談者:
はい
今井通子:
特にCさんなんか、「みんなで何とかしよう」って言った。
相談者:
はい
今井通子:
であなたも、含め、Aさんも、えー、一時は
「じゃあ、自分たちで、折半しよう」って。
相談者:
はい
今井通子:
こう、「これで痛み分けだね」っていう・・友だち関係を、っていうのを大切にしようって思った訳だから、
相談者:
はい
今井通子:
うん。
もう一回、そこんとこ考え直してみら、みられませんかね?
(もう一度回答者に交代)
年越えて悩み抱えている人も
無事に年越し迎えられる人も
管理人さんも
良いお年を
俺とABCで、なぜにBが主役の話としたのか・・で察し