【日曜に読む傑作選】DVと嘘までついてシェルターに逃げた妻を捜す男72歳の寒々しさ

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
えー・・中川先生のおっしゃる通りですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
それは、第三者から聞いていてもねえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたと一緒に生活するのは、キツいわ、それは、相手は。

相談者:
ああ・・

加藤諦三:
・・・だからあ、中川先生おっしゃったように、現実を認めましょう。

相談者:
はあ

加藤諦三:
よろしいですかあ?

相談者:
・・はい、分かりました。

加藤諦三:
はい、どうも、失礼します。

相談者:
はい、どうも、ありがとうございます。

加藤諦三:
暴力を振るわないのに、振るったと、何故、嘘をついたのか?
そこからが、出発です。

(内容ここまで)

たまにこういうサイコパスちっくなのが出てくるからリスナーはやめられない。

奥さん自らが「暴力を受けた」にチェックしたチェックシートが、なんで奥さんのウソを証明する証拠になるんだ?

相談者 「自分が暴力振るってないんだから、そこで分かるわけですよ、嘘をついてるっていうこと」

・・

相談された警察や弁護士はどう対応したんだろうねえ。
たぶん、丁寧に門前払い。

で、性懲りもなく電話してきたわけだ。

 

罵声を浴びせるわけでもなく、関東北部なまりで淡々と妻を貶(けな)す男。
殴られる怖さとは異質の、背筋が寒くなる怖さを感じる。

「普通じゃない育ち方をした家内」
「人の心を捨て、汚い水を飲んで育った」
「嘘つきは育ち方から始まっている」

これ、頭に血が上って、バカ!とか、アホ!とか、淫乱!とか罵るのとはワケが違うよ。
心の底からそう信じてるってことだ。

しかも、

「人間の心を取り戻す力を持ってるのは、俺しかいない」

自分と生活することこそが妻のためだと信じて疑わない。
出て行って3年経って尚だ。

わたしの辞書に「反省」という文字はない、ってか。

 

「自分は、自分の母親を神様だと思ってるんで」

こういうのもねえ、マザコンとはまたちょっと違うと思うんだな。

 

加藤諦三 「あなたと暮らすのはキツイ・・」

うん、よく辛抱したよねえ。
いや、加齢や精神疾患ではなく、昔っからこうであったなら、長らく一緒に暮らした3人の娘は父親のことをどう思ってんでしょ。

娘たちからは、3年前どころか、もっとずっと前に捨てられてんじゃないの?

 

【追記 2016年10月】

宇都宮連続爆破事件との関係

2016年10月23日 元自衛官の男が宇都宮市内で3か所の爆破事件を起こし、その一つによって自殺した。

最高裁まで争った離婚裁判に敗訴したことで行く末を悲観、あるいは、調停員、および裁判そのものへの恨みが原因と言われている。

妻が(宇都宮事件では娘も)DVシェルターに駆け込んでいること、裁判所から妻への接近禁止令が出ていたこと、男の年齢、方言、家族構成、および娘が精神疾患であることなど、相談者との類似点が多い。

 

【日曜に読む傑作選】DVと嘘までついてシェルターに逃げた妻を捜す男72歳の寒々しさ」への8件のフィードバック

  1. この相談者、加藤氏からのアドバイスも馬耳東風気味で、性懲りもなく逃げた妻を探していそうな・・・最後まで不服そうだったし。相談者みたいなタイプ、他人どころか自分にも嘘をつくのが巧妙ですが、「いつか妻は戻ってくる」とは自分に嘘がつけなかったみたいですね。それほど、生活がいよいよ切羽詰まっているのでしょう。自業自得ですが。

    1. 以前コメントを残した者です。何気なくこのスレを再度見に来て、管理人さんの追記読んで変な汗が出ました。宇都宮の一件と同一人物だとしたら・・・テレフォン相談へ電話しながら、元妻ひいては世間へのナイフを研いでいたということでしょうか。

  2. いつ読んでも不気味に感じます。

    汚い水を飲んで育って人間の心がない でもそれを直すのは自分しかいない という発想。。
    罵ってるくせに一緒にいたい??
    やもめ暮らしで世話してくれる人がいないと困るっていう自分勝手な人なんでしょうか。。

    現在北関東在住なので、こんな変わった相談者が、もしかしたら身近にいるかもと思うと、余計怖いです;

  3. 何度か聴き直している回です。本当に薄ら寒さを覚えますね。誰が何を言ってもどこ吹く風なのに、相談してきた意味は一体。自分を正当化するために残された時間を費やしそう。

    ずっと否定されて生きてきたであろう奥さんが自分らしさを取り戻していますように。

  4. この相談者と宇都宮事件に着目した管理人さんはすごい慧眼の人です。間違いないと思います。
    自爆する直前、公園で遊んでいる子ども達に爆薬を見せて、「今、爆発させようか」と言った事が恐ろしい。写真を見るとどうみても好好爺なのがとても恐ろしい。

  5. 生粋の栃木県民です。確かに栃木訛りに聞こえますね。
    栃木県民歴70年の父にイントネーションがそっくりです。

  6. 何気なく見ていたら、追記に驚き、事件について調べたところ、いても立ってもいられなくなりました。
    怖くて録音は聞けていませんが、この人が本当に犯人だったのなら、実際は酷いDVをしていたにも関わらず、世間へ偽りの潔白を主張するツールとして、テレ人を利用したわけですね。ただただ恐怖と驚愕です。

  7. 中川さん、あんまり回りくどい言葉使わない方が良い。
    そういう微妙なニュアンス的なこと伝わらないんだよ、この手の奴。
    もっとシンプルにしないと、現に伝わってなかったし。

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