テレフォン人生相談　２０１４年３月１３日　木曜日

パーソナリティ：　加藤諦三
回答者：　大迫恵美子（弁護士）

相談者：　女６４歳　夫６４歳　息子４０歳　息子夫婦と孫２人の６人暮らし

今日の一言：　詐欺の決まった手口の一つはローボールテクニック、つい手を出しやすいことです。

加藤締三：
もしもし？

相談者：
はい。

加藤締三：
はい、テレフォン人生相談です。
最初に、

相談者：
はい、ありがとうございます。

加藤締三：
最初に年齢を教えてください。

相談者：
はい、わたくし６４。

加藤締三：
６４歳、結婚してます？

相談者：
はい。

加藤締三：
え、ご主人は何歳ですか。

相談者：
６４です。

加藤締三：
６４、同い年ですね。

相談者：
はい。

加藤締三：
お子さんは？

相談者：
もう成人しています、働いて、所帯持っております。

加藤締三：
ああそうですか。

相談者：
はい。

加藤締三：
何歳ですか。

相談者：
・・４０くらいになるかと思います。

加藤締三：
４０くらいになる。

相談者：
はい。

加藤締三：
はい、あの、男の子女の子？

相談者：
男です。

加藤締三：
男の子ね。
で、今は、お二人で暮らしているんですね、あなたと。

相談者：
いえ、息子夫婦と、生活しております。

加藤締三：
そうすると、四人で暮らしているってこと？

相談者：
む、息子夫婦と、私達夫婦です。

加藤締三：
はい、四人ですね？

相談者：
孫がおりますので。

加藤締三：
あ、お孫さんが二人いるんですね。

相談者：
はい、6人おります。

加藤締三：
はい、わかりました、それでどんな相談ですか？

相談者：
あのお、ＭＲＩと言って詐欺(*)に遭ってしまいまして。

(*)MRI：
MRIインターナショナル・・アメリカネバダ州に本社を置く（自称）資産運用会社。
預かった資産のほとんどが消失された巨大詐欺事件。
2013年4月、 虚偽報告に対する行政処分によってマスコミ報道が始まる。

 

加藤締三：
詐欺にあった・・

相談者：
はい。

加藤諦三：
はい

相談者：
その額が大きいんですけども。

加藤締三：
はい。

相談者：
そういうのっていうのは、税金の申告はどのようにしたらよろしいんで
しょうか？教えて頂きたいと思いまして。

加藤締三：
はい。
いつ、どういうふうな詐欺にあったんでしょうか。

相談者：
えーと、わたし達は、よく分からなかったんですけど、息子が「こういうのがある」って、新聞か何かで知ったらしいです。
お金を一口１５０万円を、

加藤締三：
はい。

相談者：
5年、くらい預ければ？

加藤締三：
はい。

相談者：
利子があ、倍になるって、入ってくるってんですよ。

加藤締三：
はい。

相談者：
最初はあ、息子がやっていたんですけども、

加藤締三：
はい。

相談者：
それに対して利子が入ってきたらしいです。

加藤締三：
はい

相談者：
で、「遊んでるお金あったら、やってみない？」って言うんで、始めは信用してなかったんですけども、

加藤締三：
はい

相談者：
じゃあ、やってみようかな、って言うんで、それが膨らんで、

加藤締三：
はい

相談者：
せくせくせくせく無我夢中で働いて、そこへお金をつぎ込んでしまったんですよ、私達が。
そしたら、

加藤締三：
その一口１５０万円ていうのは何口も買っ…

相談者：
そうです、できるんです。

加藤締三：
それ…

相談者：
で、１千万以上になると、なんだか、話によると、歩合が良いみたいだか、何かで。
金額を多くやるんで、欲をかきすぎちゃいまして、それが詐欺というのが分かりまして。

加藤締三：
それが詐欺だというのは、どこで・・要するに最初は息子さんが勧めたわけですよね？

相談者：
そうです。

加藤諦三：
ふうん・・

相談者：
で、今、詐欺だというのが分かって、弁護士団みたいな方たちにお願いして立ちあげて、

加藤締三
はい。

相談者：
まあ、返済のお、要求をしてんですけど、外国へ逃げちゃってんだかなんだかで、難航しちゃって、戻ってこない状態なんです。

加藤締三：
はあーん・・要するに、被害者の方たちがもう・・かなりの数に上っていて、

相談者：
はい、それで弁護士・・会の方にお願いして、

加藤締三：
はい。

相談者：
今立ちあげてえ、戦って頂いてんですけども、

加藤締三：
はい。

相談者：
恐らくそれはゼロになるだとうっていう、まぁ、推測なんです。

加藤締三：
それで何人くらい被害に遭ってるわけですか。

相談者：
なんだか、すーごく・・新聞見ましたら、何百人もいる、ように書いてあり
ましたね。

加藤締三：
ああー・・

相談者：
で、その額が私達の家では大きいんです、みんなが家族が、みんなが夢中になっちゃって、そこへ走りだしちゃったから。
そんな、話は最初信じなかったんですけども、

加藤締三：
で、息子…

相談者：
最初はちょっと利子が入りましたので、ああ本当だっていう風に信じちゃったんです。

加藤締三：
うーん・・

相談者：
それが。

加藤諦三：
はい、息子さんのところにい、５年で倍になるっていうのを、つまり１５０万買ったら、

相談者：
はい。

加藤締三：
３００万、

相談者：
はい

加藤諦三：
ちゃんと５年後に返って来たということですね？

相談者：
はい、そうです。

加藤諦三：
それで、あなたも、

相談者：
それが、元金が戻ってこなくなっちゃったんです。

加藤締三：
あなたの方はどれくらい？

相談者：
私と主人で４千万です。

加藤締三：
４千万・・

相談者：
４千万

加藤諦三：
・・
これはあなたち老後お、の・・

相談者：
そうです。

加藤締三：
資金をみんなつぎ込んじゃったわけですね・・

相談者：
つぎ込んじゃったんです。

加藤締三：
あーん・・

相談者：
せっせせっせ何十年も働いたお金、節約、節約で・・
なんだったんだろうと、思いますよ。

加藤締三：
で、６４歳で御主人はもう定年になってんですか？

相談者：
もう定年で働かないで、もう、家にいます、疲れちゃったんでしょ。

加藤締三：
そうすると今、年金・・ということです・・

相談者：
年金もわずかですよお。
もう主人も「どぶに捨てたものは戻ってこないよ」なんて言ってますけど。

加藤締三：
うーん…

相談者：
はい、ま、そういうの、どのようにしたら、何か申告う、する際にでも、まあ、少しでも税金でも安くなればと思って、今どういう方法があるか？、ちょっと・・お願い・・

加藤締三：
ていうことは、税金が安くなるっていうことは、他に収入がかなりあるわけですね？

相談者：
いえ、収入は、あの、いくらか私がパートで働いております。

加藤締三：
はい。

相談者：
はい、それと、本当に年間２０万足らずの年金です、わたくしは。

加藤締三：
はい。

相談者：
主人も、そんなに変わんないかと思います、国民年金ですから。

加藤諦三：
ええ

相談者：
はい。

加藤締三：
それでえ、も、取られている税金というものをどうしたら安く・・

相談者：
はい、詐欺にあった金額というのがありますね。

加藤締三：
はい、ありますね。

相談者：
そういうものは、どのように・・
なにか良い方法があったら教えて頂きたいんですけど。

加藤締三：
はい、分かりました。
今日スタジオに弁護士の大迫恵美子先生がいらしてますので。

相談者：
はい、ありがとうございます。

（回答者に交代）