【日曜に読む傑作選】自殺者も出たMRI詐欺事件。被害者に弁護団が告げる絶望
(再びパーソナリティ)
加藤締三:
よろ、よろしいですか?
相談者:
もうどうすることもできなくて・・
すみませんでした。
加藤締三:
はい、失礼します。
相談者:
はい、失礼します、ありがとうございましたあ。
加藤締三:
詐欺の決まった手口の一つは、ローボールテクニック、つい手を出しやすいことです。
(内容ここまで)
ちょっと淡々とし過ぎてて、いつもは相談者を嘲(あざけ)るふうの大迫さんがタダ働き熱血弁護士になっちゃってんだけど、マスコミを賑わせた事件ということでピックアップ。
最初っから日本人だけをカモにしていたなんて、ホント腹立つ。
MRIの社長は日系人で、日本法人のメンバーは日本人なんだけど。
詐欺って、たいていは被害者の欲深さとバカさがまずあるんだけど、この件に限って言えば、騙す方の巧妙さの方が際立つ。
年利6%~9%とかも。
ゼロ金利の今はもちろんのこと、募っていた2010年頃だって十分にハイリスクに違いない数字なんだが、バブル時代には定期預金の金利ですら6%を超えてたこともあるわけ。
つまり、そのとき現役世代だった人にとっては、見覚えのある数字なわけよ。
しかも、用心深く少額から始めたら、配当はキチンと支払われるんだもんね。
でも、まとめサイトなんかを読むと、ネットの金融板や投資ブログなんかで随分前から胡散臭さは発信されていた模様。
残念ながらこうした良識派の意見は「儲かった」という声にかき消され、悪い情報は見たくない人間には届くはずもなく。
それにしても、今日の相談者。
「税金の申告はどのように?」って、すでに達観している。
勧誘した同居の息子夫婦と今も上手くやっているとしたら、その家族愛に敬服するわ。
だけどね、記事のタイトルは決して大げさじゃないよ。
番組放送当時、女、MRI、4千万、こういうワードが符合したもんだから、自殺した本人かもしれないとの噂が立ったけど、状況からして全くの別人ではある。
妻は元銀行員で几帳面で慎重な性格だった。
失ったお金は子供の教育費として大切にしていた資金だった。
<中略>
「洗濯物を洗ったので干しておいてくれよ」と言い残し、男性は家を出た。
夕方に電話をすると、部活を終えて帰宅した中学生の長女が、
「ママはどうした?」 「いないよ」。
嫌な予感がした。
急いで車を自宅へと走らせた。
途中、長女から電話が入った。
「ママ、いたよ」。
妻はパイプラックにかばんのひもをくくりつけ、自分の首にひもを巻き付けていた。
長女がひもをはさみで切った。
頼んであった洗濯物は、きれいに干されていた。<産経デジタル 【疑惑の濁流】MRIに4千万円投資…「私が悪い」と命を絶った妻>
管理人さまのコメントいつも楽しみです。
的を得ていると思います。
5/2,3,4分のコメント出来たら下さい。
ちょっと似たような境遇の人がいますので。
宜しくお願いしますm(_ _)m
酷い話ですね。
バブル時代は高校生でした。
バブル狂乱後にこんな巧妙で大規模な詐欺事件があったんですね。
経済学部なら授業で習うのかな。
いや心理学部でも扱いそう。
こんなことはどうでもいいけど。
うう、もし自分がこんな詐欺にやられたら自殺一直線だわ。
真面目で良識派が引っかかってしまうなんて、かわいそう過ぎて何と言えばいいのか。
しかも日本の税制、血も涙もないですね!
管理人さんの冷静で真摯なコメントをもう一度読んで、気を取り直そう…
間違えました。
2010年。
最近の事件だったんですね。
心穏やかになる為に現状を知りたく検索して、まさに今年2019年5月、主犯フジナガに50年間の量刑と賠償命令が出されたことを知りました。
「米国裁判所におけるエドウィン・Y・フジナガ被告人の量刑言渡しに関する弁護団声明」(MRI弁護団公式サイトより)
弁護団の壮絶な仕事ぶりに涙が出ます。
フジナガは厚顔だけあって控訴してるし被害者の手元に十分なお金が戻ることは実際は難しいでしょうが、アメリカの裁判で50年の断罪がされたことで被害者は少しは気持ちは救われたことを祈ります。
最近MRIについて知りましたが、何年も一生懸命働きながら節約をしたお金がまさにドブですね、、。その家族が幸せになれるように願っています。