老老介護に疲れた72歳を叱咤。悩みを自分で見つけて来るな!
(回答者に交代)
三石由起子:
はい。こんにちは
相談者:
こんにちは
三石由起子:
はーい。あのねえ?
相談者:
はい
三石由起子:
いえ、やっぱり頭ごちゃぐちゃになってると思うんですが。
相談者:
そう、そうなんです(苦笑)。
三石由起子:
そうでしょ?
で、ちょっと、整理してみると、
相談者:
はい
三石由起子:
まずですよ?・・56歳の、お嬢さん・・の、家庭ありますよね?
相談者:
はい
三石由起子:
あなたに関係ないですよ。
相談者:
・・
三石由起子:
ね?
相談者:
はい
三石由起子:
夫がいてえ、
相談者:
はい
三石由起子:
子どもが4人いるわけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
しかも20代と30代の活きのいいのがね?
相談者:
はい
三石由起子:
で、これ関係ないですよ。だからあ・・
相談者:
はい
三石由起子:
あなたが・・
相談者:
はい
三石由起子:
お悩みい・・を、抱える事じゃないと思うのね。
相談者:
あー
三石由起子:
うん。だからその・・ましてやさ、自分の娘でもないわけじゃないですか?
相談者:
はい
三石由起子:
言っちゃえば何ですけど。
相談者:
はい
三石由起子:
うん、だからね?、このお、一家の事は・・
相談者:
はい
三石由起子:
あなたがあ、こ、心を煩わす事ではないので、
相談者:
はい
三石由起子:
これ考えるの止めましょうよ。
相談者:
あーそうですか。
三石由起子:
うん止めていいです。
相談者:
あー
三石由起子:
それとね?
相談者:
はい
三石由起子:
この娘が、近くに居たために、介護してくれてたのに、
相談者:
はい
三石由起子:
行っちゃって不自由になったっていう事じゃないわけじゃないですか?
「娘は全然介護してくれませんでした」っておっしゃったよね?
相談者:
はい
三石由起子:
うん、だから・・えーと、娘があ・・えーと、56歳の娘が元の家(うち)に帰ったところで、
相談者:
はい
三石由起子:
あなたに何ら不自由はないわけですよ。
相談者:
・・
三石由起子:
「今不自由になりました」って話じゃないじゃないですか?
相談者:
そうですよね。
三石由起子:
前も・・前と同じじゃないですか。
相談者:
でも・・やっぱり・・
三石由起子:
だからさ・・ち・・
相談者:
近くに居るだけで心強い・・
三石由起子:
いや、それは錯覚ですから。
相談者:
あー
三石由起子:
うん、近くに居たらね、腹立つだけだから。
相談者:
あー
三石由起子:
近くに居るのに、なんでえ、してくれないんだ?って思うだけですよ。
相談者:
はい
三石由起子:
遠くに居れば、遠くに居るからしょうがないじゃないですか。
でも「近くに居るだけで心強い」っていうのは、
相談者:
はい
三石由起子:
期待があるからですよ。何かの時にはしてくれるだろうって。
相談者:
はあ
三石由起子:
しませんよ。
相談者:
あー
三石由起子:
他人ですから。自分の家庭の方が・・大事だしね。
相談者:
はい
三石由起子:
そしてね・・
相談者:
はい
三石由起子:
今の自分の家庭の方が大事だっていう事は、
相談者:
はい
三石由起子:
正しい事なのね。
相談者:
はい
三石由起子:
何も悪い事じゃないのよ。
相談者:
・・
三石由起子:
実家の父よりもお、
相談者:
はい
三石由起子:
婚家の夫や、子どもが大事って・・これ当たり前の事ですよ。
相談者:
あー
三石由起子:
うん、だから、
相談者:
はい
三石由起子:
このあの、お嬢さんを当てにしない方がいい。切り離しましょう。
相談者:
あー・・
三石由起子:
うん
相談者:
そうですか。
三石由起子:
だからね、よく考えてみなさい・・
相談者:
はい
三石由起子:
あなたお悩みないですよ。
「夫が具合悪いんです。介護3です」って話なのよ。
相談者:
はい
三石由起子:
それでね、お悩みというのはね?
相談者:
はい
三石由起子:
「介護3なのに、入れる施設もありません」とか。
「ショートステイも引き受けてもらえません」とか。
相談者:
はい
三石由起子:
「わたしが、体が動かないのに」・・ね?、あの「主人も、トイレにも行けないのに」って、何ん、でもないじゃない今、その話。
相談者:
はあー
三石由起子:
ね?よく考えてよ?・・あなたお悩みないです。
相談者:
・・うーん
三石由起子:
あの、みんな、何か、かんか、凌(しの)いで生きてるんだと思うんですよお。
相談者:
うん
三石由起子:
そんなね?、余裕持ってね?
相談者:
はい
三石由起子:
生きてる人ってね、そーんなに、あなたが思うほど多くはないと思うのね。
相談者:
・・
三石由起子:
うーん。でね?、いずれ・・ダメになります、みたいな心配ってさ、
それ、し出したら、みんながみんな心配しなくちゃいけないよ?
相談者:
・・うん・・
三石由起子:
だからあなたのお悩みは(含み笑い)、分かって欲しいんだけど、
錯覚ですよ、錯覚。
相談者:
・・
三石由起子:
体が動きますよね?
相談者:
・・
三石由起子:
今日のご飯食べられますよね?
相談者:
・・どうにか、ですけど。
三石由起子:
うーん、みんな「どうにか」だよお・・ねえ?
相談者:
・・
三石由起子:
みんーな「どうにか」なんだよ?
相談者:
・・
三石由起子:
分かるかなあ?分からない?
相談者:
・・でも、自分で行き詰って来ると(涙声)
三石由起子:
うんー「行き詰って来る」・・
相談者:
主人殺して自分も死にたいなっていう時があるんですよね。
三石由起子:
うん、それみんなあるよ、みんな。大丈夫、あなただけじゃない。
相談者:
・・
三石由起子:
自分だけと思ったらダメだ、そんな事。
相談者:
(泣き)
三石由起子:
あのね、辛い辛いって思ってるとね?
相談者:
(泣き)
三石由起子:
もしもし?聞いてますか?
相談者:
はい
三石由起子:
辛い辛いって思ってるとお・・その辛いー・・ことをさ・・掘り出す力がどんどん発達して行ってね・・あれも辛いこれも辛い、ああ、こんな辛い事もあったってね、探すの上手になるんだよ。
相談者:
・・
三石由起子:
で、いい事1つもありませんよ。
相談者:
・・はい・・
三石由起子:
あなたはね、あの、お悩みを自分で増やしてるんですよ。
相談者:
・・はい・・
三石由起子:
もしもし?
相談者:
はい
三石由起子:
あのねえ、全然違う話(はなし)しますけどね。
相談者:
はい
三石由起子:
うちのお、旦那がねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
生牡蠣が大好きでね。
相談者:
はい
三石由起子:
でえ・・的矢(*)に、行きましてね。生牡蠣を60個食べたんですよ。
(*)的矢: まとや
三重県志摩市磯部町的矢
相談者:
・・
三石由起子:
ね?
相談者:
はい
三石由起子:
そしたらね、あの大変な事になりましてね。
相談者:
・・
三石由起子:
いくらあのお・・こう、菌が少なくても・・ある一定の数以上食べるとやっぱりダメらしいんだけど。
相談者:
(鼻をすする)はあ
三石由起子:
救急車で運ばれてね。
相談者:
はい
三石由起子:
それで・・酷い目に遭って帰って来たね。次の日ね。
相談者:
・・
三石由起子:
その時にね?・・例えばさ・・
「あ、こーんな酷い目に遭った」・・
相談者:
はい
三石由起子:
「2度と再び?牡蠣は食べません」ていう人もいるでしょ?
相談者:
はい
三石由起子:
ね、「もう食べたくない」って。
相談者:
はい
三石由起子:
で、うちの亭主はね、あ、「あの痛さを一巡すれば、それで終わるのか」って言って、その日の夜
「牡蠣食べに行こう」つったんですよ。
相談者:
はあ
三石由起子:
・・分かる?この例え。
相談者:
分かりました・・
三石由起子:
分かるう?
相談者:
はい
三石由起子:
うーん。あなた今72です。
相談者:
はい
三石由起子:
あとお、20年はあ(含み笑い)・・生きなければいけません。
・・生きる事になります。
相談者:
はあ
三石由起子:
その時にね?
相談者:
はい
三石由起子:
このお悩みと、あのお、お、お悩みをね?・・増やしてどうする?って話なんですよ。
相談者:
うーんー・・
三石由起子:
あのねえ?、探せば楽しい事もあるの。
相談者:
・・(鼻をすする)
三石由起子:
もしもし?
相談者:
はい
三石由起子:
あなたはね、楽しい事を、探すう・・ことを忘れちゃってんのね、きっとね。
相談者:
あー
三石由起子:
うん
相談者:
・・
三石由起子:
それはねえ、
相談者:
はい
三石由起子:
人が運んで来てくれる事じゃなくてさ、
相談者:
はい
三石由起子:
楽しい事っていうのは、自分で探さなくちゃダメなのよ。
相談者:
・・
三石由起子:
あと20年も愚痴だけ言って暮らせないよお?
相談者:
・・ああ
三石由起子:
つまんないよお?・・20年だよ?脅すけど。
相談者:
・・うんー・・はい
三石由起子:
おい!しっかりして下さい。
相談者:
はい
三石由起子:
・・あのね、わたし72なんて、すぐなるからあ・・
相談者:
はい
三石由起子:
すーごく、腹立っちゃうの、そういう考え方。
相談者:
あーはいー
三石由起子:
あのね?、72なんて言ったらね、
相談者:
はい
三石由起子:
昔は婆さんだからね、
相談者:
はい
三石由起子:
「そうですか」「そうですか」って聞いてくれてたかもしれないよ?
相談者:
はい
三石由起子:
で、今はね?
相談者:
はい
三石由起子:
90までみんな生きるんだからね、
相談者:
はい
三石由起子:
72の、お婆さんなんかね・・
相談者:
うん
三石由起子:
優しくなんかしてやってられないんだよぉ。
相談者:
あ・・
三石由起子:
分かるかな?
相談者:
はあー・・はい
三石由起子:
うんー、ダメだ。もっと、自分の、足で歩こうと思、思わなきゃ。
相談者:
はい
三石由起子:
もっと自分で楽しもうと思わなくちゃ。
相談者:
はい、分かりまし・・
三石由起子
わたしはもう、あの・・
相談者:
ありがと。
三石由起子:
うん、あの・・年寄りだって、甘やかさないんだから。
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
介護を手伝ってくれない血の繋がらない娘がそばに居なくなって困るって言うのが全く意味不明
介護の交代して欲しいとか手伝って欲しいとか言ったら逃げてったんじゃない?
三石せんせのお答え厳しいけど…まあ確かにそう考えるしかないよね
ホントみんな長生きしてる
私は長生きに全く希望が持てない医療従事者です
悩みを自分で見つけて来るな!
のまさにそれ感
最近のドリ、なんかいいじゃないの