30過ぎたしダンスにも飽きたし、赤ちゃん欲しい、てか
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
よろしいいですか。
今、塩谷先生のね、仰ることは、おそらく、いろんな方・・皆さん、そうだろうな、ってなると思うんですけど。
あなたのご主人はね、・・
相談者:
はい。
加藤諦三:
結婚してからもそうですけども、結婚前の、この働かないお父さんと一緒に居たときから、ずうっと犠牲になって生きてきてるんですよね。周りの人の。
相談者:
はい。
加藤諦三:
で、周りの人の犠牲になっていて、俺は周りの犠牲になっったって騒ぐんだったら、これはまだいいんですけど、それが逆で、今まで、色んなこと・・周りの犠牲になりながら、なおかつ、2人で仲良くしなきゃいけないっていう、一番立派な道徳・・モラルを唱えて生きてきたのもご主人だよね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
それは分かる?
相談者:
分かります?
加藤諦三:
そしたら、こういう人間ってどうなると思う?
相談者:
・・壊れる・・
加藤諦三:
うん。
壊れるっていう表現使いましたけどね、本能は失っていきますよね?
相談者:
はい。
加藤諦三:
だって、本能の防衛が出来てないもん。
やりたいこと全部我慢してんだから。
で、周りはそれをいいことに勝手なことやってるわけ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
そうしたら、本能みたいなものがなくなってきて当然という感じしない?
相談者:
はい。
加藤諦三:
そしたら、夕食んときにねえ・・子供が欲しいんだけど、言われて、僕も欲しかったんだよ、とは言わないよね。
あるいは、もうそんなもの要らねえやと。
俺は人間嫌いだっていう、風にも言わないよね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
だから、2人で生きていく、だから、仲良くしなきゃていうのは、ご主人の心の手錠みたいなものですよ。
手錠かけられてるの、ご主人は。
そこらへんのご主人の気持ちって分かる?
相談者:
もう、分かります。もう、なんて悪いことしたのか・・
加藤諦三:
悪いことしたって、あなた一人、悪いってわけじゃなくて、成長のプロセスが最初から、もう、みんなの犠牲になった、お気に入りになって、っていう、そういう生き方してきちゃったんですよね、45年間。
相談者:
はい。
加藤諦三:
人は犠牲になるから幸せになれないんですよ。
だから、ものっすごい素直な自分の感情でなくなってきちゃってるんですよ。
だからね、ご主人、今自分が何を望んでいるかも分からなくなっちゃっているわけですよ。
だから・・赤ちゃんが欲しいって言われたときに、・・
相談者:
はい。
加藤諦三:
反応しないのは、欲しくないのか、欲しいのかも自分でもう分からないんですよ。
相談者:
それは、もう主人を変えようとしても、難しい・・ですよね?
加藤諦三:
あなたが変えようとしてもね。
相談者:
はい。
加藤諦三:
だから、ご主人にとって、あなたが安らぐ女性になるしかないんですよ。
相談者:
はい。
加藤諦三:
ということは、ちょっと、きついこと言うようだけども、あなた自身がご主人に対する要求はなくす。
こうして欲しい、ああして欲しい、というのは。
周りからの要求がすごく嫌なんです。
あなたからすれば些細なことでも、ご主人にとっては元々嫌なことを刺激されたわけですから。
言ったことは些細なことだけれども、それは引き金で、ご主人の中に元々在る、もの凄い不快感に火をつけたんです。
相談者:
はい。
加藤諦三:
あなたの言った言葉は引き金です。
マッチを擦ったみたいなもん、導火線の。
で、ご主人の中にある不満が爆発したんです。
あなた、しょっちゅうマッチ擦っちゃうんですよ。
相談者:
ああ。
加藤諦三:
それで、いつもご主人の中のダイナマイトが爆発してるの。
ですから、もうマッチ擦らないこと。
相談者:
はい。
加藤諦三:
もう、ご主人に対する要求はしない。
だけど、ご主人に対する関心は持ってる。
それ以外に無いと思うけど。
相談者:
はい。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい、わかりました。
加藤諦三:
失礼します。
(内容ここまで)
説明のときとは打って変わって、消え入りそうな返事。
かわいいです。
でも、色々反省してんのかなあと思いきや、
「夫を変えることは難しいんでしょうか?」
_| ̄|○
全然わかっとらんかった。
それは加藤先生には言ってはいけないセリフ。
相談者がセックスレスの原因としてあげた、最後のセックス。
完全にスルーでしたね。
最後まで、いかないことなんて珍しくないと思うんだけど、違う?
些細なことのように思えても、相手の導火線に火をつけることになる。
マッチを擦らないこと。
気をつけましょう。