慰謝料無し、養育費も滞納中。 さらにローンを妻と折半するには?

(回答者に交替)

坂井眞:
えー、拝みます、頼みますと言われたから、お前が払うんならいいよ、とは言ったけど・・ま、許可したんだよね。

相談者:
はい。

坂井眞:
そいで、許可した結果・・ま、住宅ローンからいきましょうか。

相談者:
はい。

坂井眞:
これは、家を建てたんだよね。

相談者:
いや、家・・分譲・・ちゅうか、建て売り・・

坂井眞:
建て売りを買ったんだよね?

相談者:
はい。

坂井眞:
えー、それで、誰が、誰から借りたってことはお分かりになってます?

相談者:
はい?

坂井眞:
誰の誰に対する借金・・ま、銀行ですわね?

相談者:
はい。

坂井眞:
誰が借りたんですか?

相談者:
えー、まあ、一応、あのお、なんじゃ、手続きは私がやりました。

坂井眞:
と、名義はあなたなんだよね?

相談者:
はい。

坂井眞:
だから、住宅ローンの借主、借りてるのあなたで、

相談者:
はい。

坂井眞:
貸してるのは銀行で、

相談者:
はい。

坂井眞:
銀行が請求できるのは、あなたしかいないっていうのは分かる?

相談者:
はい、はい、はい。

坂井眞:
それは分かりますよね?

相談者:
はい。

坂井眞:
だから、冷たい言い方をしちゃうと、

相談者:
はい。

坂井眞:
奥さんと、そのお、おまえが払うんならいいよ、って言ったって言うんだけど、家買うときはそういうわけじゃないよね?

相談者:
・・

坂井眞:
おまえ、この家買うけど、お前、金払うんだよな?、名義は俺が借金してやるけど、って、そういう話したんですか?

相談者:
ま、そうですね。

坂井眞:
じゃ、あなたは、タダでその家に住むつもりだったの?

相談者:
当時、そ、その家を買うときの、給料、私の給料、手取りの給料を考えると、絶対に、買えない、物件だったんですわ。

坂井眞:
ああ。
だから、月・・12万4千円つったけ?

相談者:
はい。

坂井眞:
そんなに払えないっていう金額だったんだね?

相談者:
そうですね。

坂井眞:
そんときは、あの、当時、奥さん・・離婚した奥さんは、

相談者:
はい。

坂井眞:
当時働いてたの?

相談者:
働いて、ないです。

坂井眞:
・・

相談者:
ない、ないもんで、あのお、この家、買うにあたって、私も働きますと。

坂井眞:
その後、働いたの?

相談者:
3年間は無職です。

坂井眞:
お前が払う・・稼いで払うって言ったから、半分でも、1/3でも。

相談者:
はい。

坂井眞:
買ったんやないか、って言ってみてもさ、

相談者:
はい。

坂井眞:
あなたが自分の名義で、銀行から借りて買ったっていうのが、法律的な、形になっているから、

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
なかなかね、あのお、それを何とか出来んもんか?、と言っても、ストレートには出てこない、ですよ。

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
それは、まあ、分かってらっしゃるよね?、その理屈は。

相談者:
はい、分かります。

坂井眞:
で、長男の、方、の学費のためのローンというのは、それは、名義はやっぱりあなたなの?

相談者:
はい、みたいですね。

坂井眞:
みたいですね、って、あなた・・許可したんで、

相談者:
いや、許可したっていうか、そのお、申し込み用紙を持ってきて、

坂井眞:
うん。

相談者:
保証人になってくれって言われたんですよね。

坂井眞:
それは、保証人なの?

相談者:
私の息子から、そうやって聞いたんで、

坂井眞:
うん。
だから、あなたが言ってるのは、こういう風に言ったはずだったけど、それが違うから、サインして組んだローンの、半分払ってくれんか、と言っても、法律的には、半分払います、とか、本当は私が負担します、とか、書き付けとか、念書とか、が全然無いから、

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
なかなか法律的には、まず難しい話だっていうのが一つあるんですよ。

相談者:
はい。

坂井眞:
で、もう一つ、オール電化のローンも結局そうですよね?

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
それを、奥さんがこれ欲しい、って言って、おまえそんなもん払えるわけないじゃないか、って言ったけど、大丈夫払います、って言ったから、拝みます、頼みますと言われて、サインしちゃった、って、こういう話?

相談者:
あ、たぶんね、オール電化のやつは、私、たぶん、サインはしてないと思います。

坂井眞:
サインしてないんだったら、そもそも、

相談者:
う、うん、嫁が・・あの、自分で書いて、自分で判子押したんじゃないかなと思うんです。
契約・・説明も、私も一緒に聞いてましたんで、

坂井眞:
あー、そうすると、なかなか、知らん話だとは、言えないね。

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
だって、サインしたのは代わりにやってもらったんで、オール電化の設備は付くのは分かってたし、その家に住んでたんだから、知りませんでしたっていう話には、なりそうにないよね。

相談者:
ああ、なり・・それは分かります。

坂井眞:
ね、そうすると、住宅ローンも、学費・・のローンも、オール電化のローンも、話は色々、経緯はあったけど、あなたが納得してサインしたと、言う話だから、

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
誰かに、必ず持て、という理屈はなかなか立てづらい、そこは分かってもらえますかね?

相談者:
はい。
ほいで、あのお、調停のときに、

坂井眞:
うん。

相談者:
なんか、あのお、婚姻中に、あのお、作った借金は、折半できるような話を、チラっと、聞いた気がするんですけど、

坂井眞:
それをこれから、お話しようと思うんです。

相談者:
あ、そうですか、すみません。

坂井眞:
まずね、

相談者:
はい。

坂井眞:
前提をちゃんと知っとかないとさ。

相談者:
ええ、ええ。

坂井眞:
誰が誰の借金で、本来は、どういう形になってるか、のだけ、まず説明しとこうと思ったんですよ。

相談者:
はい、はい、はい。

坂井眞:
それで、仰るとおり、財産分与って普通、あのお、プラスの財産をどう分けるか、ていう話になるんだけど、

相談者:
はい。

坂井眞:
理論上は、結婚生活してる間に作った負債を・・そのマイナスの財産なわけだから、

相談者:
はい。

坂井眞:
2人で結婚している間に作った負債は2人で持ちましょうっていう話にもなるわけですよ。

相談者:
はい。

坂井眞:
理論的にはプラスのときだけじゃないのね。

相談者:
はい。

坂井眞:
だから、これ、民法768条ってところに書いてあるんですが、

相談者:
はい。

坂井眞:
財産分与の話。

相談者:
はい。

坂井眞:
で、それは、別にプラスの財産だけって書いてないから、(離婚調停で)その話をお聞きになったんだと思うのね。

相談者:
はい。

坂井眞:
作った借金も、それぞれ分けましょうと。
これは、別に1/2って書いてないですから、そこは誤解ないようにしてもらいたいんだけど、

相談者:
はい、はい。

坂井眞:
収入に応じて考えるということだから、

相談者:
はい。

坂井眞:
で、えーと、そこでね、

相談者:
はい。

坂井眞:
だから、2人の結婚生活のために作った借金だから、これはまあ、そうですよね、2人の住宅、大学・・長男の学資、えー、家に付ける、オール電化だから、別にあなたの遊び道具でも何でもないから、2人で負担してもいいって、それは、あなたの仰るとおりです。

相談者:
はい。

坂井眞:
で、それは、離婚のときから2年間しか出来ないので、それは、頭に入れておいてください。

相談者:
はい。

坂井眞:
民法に書いてありますから。
まだ、大丈夫だよね?

相談者:
はい。

坂井眞:
それが一つね。
離婚のときから2年過ぎたら、一切言えなくなるので、もし言うんだったら、その期限をちゃんと頭に入れておいてください。

相談者:
はい、分かりました。

坂井眞:
それ、可能性がありますということで、ちょっと喜ばせた後で申し訳ないんだけど、

相談者:
はい。

坂井眞:
そういう可能性はあります。

相談者:
はい。

坂井眞:
だけど、もう一つ、・・さっき、ちょっと(今井さんから)聞かれてたけど、ま、金額的には、小さいけど、養育費決まってるけど、払ってませんっていうのがあるから、

相談者:
はい。

坂井眞:
それを払わにゃいかんっていう話があるのと、

相談者:
はい。

坂井眞:
もう一つね、今、この1800万プラス、何万プラス、足算して半分に割るというよりも、

相談者:
はい。

坂井眞:
その、今の家の価値はいくらあるんですか?

相談者:
知りません。

坂井眞:
あなたのもんだよ。

相談者:
はい。

坂井眞:
それ売ってまず返して、借金小さくするのが一番いいと思うけど。
住んでらっしゃらないんだから。

相談者:
あ、それは、あの、銀行屋さんに、言って、競売、競売?て言うんですかね・・

坂井眞:
いや、別に競売にしなくたって、任意で、売ればいいんですよ、買い手がつけば。

相談者:
ああううん。

坂井眞:
競売にするよりも、任意で売った方が普通は高く売れることの方が多いから。
ただ、不動産はね、絶対売れるとは限らないから、そのときは競売するしかしょうがないけれでも、

相談者:
はい。

坂井眞:
その、1800万のローンが残ってるんだったら、それをどう半分にするかったいうことよりも、早く売ってローン小さくすることを考えた方が、

相談者:
はい。

坂井眞:
合理的だと、私は思いますよ。
そして、残ったローンをどうしましょうというときは、2年間の期限を頭に置いて、

相談者:
はい。

坂井眞:
財産分与で、負の財産をそれぞれ負担しましょう、って仰るのいいけれども、

相談者:
はい。

坂井眞:
そのときには、払わないと・・これまで払ってこなかった養育費だとか、

相談者:
はい。

坂井眞:
それから、奥さんが離婚のときに言わなかった慰謝料の話が蒸し返して出てくるかもしれないので、

相談者:
はい。

坂井眞:
それを頭に入れておいてくださいなと、こういう回答です。

相談者:
あ、分かりました。

坂井眞:
それね、ほんと、早くやった方がいいと思いますね。

相談者:
はい、それじゃ、近々やらして頂きます。

今井通子:
(笑)お分かり頂けましたか?

相談者:
はい、分かりましたよ。

今井通子:
はい、失礼しまあす。

(内容ここまで)

月5千円なんていう養育費もあるんだな。
ま、無いものはし方ないけど、それも払ってないと・・

離婚調停では、たぶん、奥さんの希望で、面会も適わなかったじゃない?

競売は銀行がもう言い出してるんだから、3ヶ月以上は滞納してんだろうよ。
無理なローンとは言うけど、組むときは、一応審査っていうもんがあるんだけどねえ。

にしても、よく分かんない。
いや、奥さんの行動がだ。

いつのことだか分からなかったけど、家買って、さらにオール電化にしてってのは、終の棲家にしようと考えてたからこそでしょ。

じゃ、そんときは夫婦は順風満帆だったわけ?

どこから歯車が狂いだしたの?

奥さん、自分が働くつもりが、厳しい現実を思い知らされた。
あるいは、旦那がリストラにあってたり。

で、経済的に追い詰められてDV。

こういうストーリーなのかねえ。

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