夫が1年半留守で心地いい生活。離婚はいつしたら?

(回答者に交代)

中川潤:
あのね、

相談者:
はい。

中川潤:
結論から先言うとね、

相談者:
はい。

中川潤:
いつなのか?、先なのか?

相談者:
はい。

中川潤:
それ、あなたが決めることで、

相談者:
はい。

中川潤:
あなたの、お話聞いてて、

相談者:
はい。

中川潤:
思うんだけども、ものすごく、なんか、投げやりな、ものの言い方されるんだけど、

相談者:
(笑)あ、そうですか?

中川潤:
うーん、あのね、

相談者:
あ、そうですか。

中川潤:
うーん・・要は、別れることは決めておられるわけでしょ?

相談者:
そおですね、いずれは・・

中川潤:
いずれは、じゃなくて、

相談者:
ええ。

中川潤:
要するに、この人と、

相談者:
ええ。

中川潤:
添い遂げるつもりは無いんでしょ?

相談者:
はい。

中川潤:
で、それを前提に・・そいで、あなたは、仕事はしておられるんでしょ?

相談者:
ま、一応、はい。

中川潤:
はあ。

相談者:
はい。

中川潤:
今、住んでる自宅は、

相談者:
あ、マンションです。
あ、ち・・、あ、分譲マンションなんですよ。

中川潤:
これは?

相談者:
えっとお・・主人名義。

中川潤:
ご主人。

相談者:
100%主人名義です。

中川潤:
ご主人名義なの?

相談者:
はい・・はい。

中川潤:
その、ご自宅は、

相談者:
はい。

中川潤:
結婚してから、買ったの?

相談者:
そうです。
えっと・・じゅう・・3年くらい前くらい。

中川潤:
ローンで?

相談者:
はい、そうです。
35年です。

中川潤:
13年くらい前で、35年ローンって言ったら、

相談者:
はい。

中川潤:
まだ、半分も返せてないね。

相談者:
はい、そうですね、はい。

中川潤:
で、長女の方は、もう、独立して、出て行ってるの?

相談者:
いや、あのお、大学進学・・します。

中川潤:
学費やなんかは、ご主人がちゃんと面倒看るの?

相談者:
それ・・は、あのお、学資保険があるんでえ、

中川潤:
ふうん。

相談者:
それでカバー・・学費・・自体は、それでカバー出来る・・予定です。

中川潤:
お嬢さんと、との間で、お父さんの話ってのは出ないの?

相談者:
出え・・出え・・最近・・やっぱり、ちょっと、一応、娘に話したら、
「いや、別に、構わないよ」、とは言ってるんですけどお、

中川潤:
うん。

相談者:
でもお、分かってるかどうかも、分かんないですよね。

中川潤:
うん。

相談者:
一応、だから、自分の生活が、脅かされなければ、本人はいいと、は言ってるんですけどお。

中川潤:
うん。

相談者:
でも、随分、環境が変わるのに、この子、分かってんのなあ?って(笑)思ったりは、するんですけどお。

中川潤:
うーん。
そういう問題ではないと思うんだけど・・

あのね、

相談者:
はい。

中川潤:
今のあなたの、お話しぶり、そのままだったら、

相談者:
はい。

中川潤:
もう、実体はご夫婦じゃないし、

相談者:
ああ、はい。

中川潤:
まして、いわんや、気持ちは・・無いんだし、

相談者:
ええ。

中川潤:
離婚は決めてんだし、

相談者:
ええ。

中川潤:
だとすれば、何をためらう必要があるんですか?
何を先延ばしにする必要があるんですか?

相談者:
いや△%&

中川潤:
43が、一年先延ばししたら、44。

相談者:
(笑)

中川潤:
2年延ばしたら45。

相談者:
はい。

中川潤:
7年延ばしたら、50だべ。

相談者:
ええ。

中川潤:
ま・・これは、分かんないよ、分かんないんだけども、

相談者:
はい。

中川潤:
あっておかしくないのは、

相談者:
ええ。

中川潤:
彼の方は、

相談者:
はい。

中川潤:
別の家庭持ってたっておかしくないんですよ。

相談者:
そうですね。

中川潤:
今の状態を考えれば。

相談者:
そうですね。

中川潤:
うん。

相談者:
ええ。

中川潤:
で、突然、あなたの方へ、

相談者:
ええ。

中川潤:
調停の申し立てで、

相談者:
そうですね。

中川潤:
家裁から、

相談者:
ええ。

中川潤:
呼び出し状が来たって、

相談者:
ええ。

中川潤:
なんも、おかしくないわね。
今の流れを聞くとね。

相談者:
ええ、その、その、話で、私から、調停を申し立てちゃえばいいのか、
それとも、それを待ってた方がいいのか、どっちがいいのかなあ、とか、考えたりする・・

中川潤:
あのね、申し立てた・・離婚を切り出した側がね、

相談者:
ええ。

中川潤:
慰謝料払わなきゃいけないとか、

相談者:
ええ。

中川潤:
そんな問題じゃないんですよ。

あのね、こういう状態を招いた、

相談者:
はい。

中川潤:
ことについては、

相談者:
はい。

中川潤:
あなたにも、原因があるわけだから。

相談者:
そうですね。

中川潤:
あのお、法的な意味で私、今、言ってんじゃないのよ。

相談者:
分かります、分かります、はい。

中川潤:
あの、夫婦関係としては。

相談者:
分かります。
あります。
分かります。

中川潤:
だけど、もう、ここまで、立ち至ってしまったんだから、

相談者:
ええ、ええ。

中川潤:
あなたとしては、

相談者:
ええ。

中川潤:
今、やるべきだと、私は思う。

相談者:
あ、そうですか、はい、分かりました。

中川潤:
はっきりさせるべきだと思う。

実際に争いになればねえ、え、

相談者:
ええ。

中川潤:
言い争いになる・・のは、それは、覚悟して欲しいんだけども、

相談者:
はい。

中川潤:
最終的に、どちらあが、悪いということでなければ、慰謝料の問題は起こりません。

相談者:
そうですか。

中川潤:
あとは、財産分与。

相談者:
はい。

中川潤:
でも、財産分与も、

相談者:
はい。

中川潤:
結婚してから形成した財産があって、

相談者:
はい。

中川潤:
それについての寄与・・

相談者:
はい。

中川潤:
した割合がどうか。

相談者:
はい。

中川潤:
という問題・・で決めるんですけども。

相談者:
はい。

中川潤:
ただ、共同形成した財産ていうのが、

相談者:
はい。

中川潤:
今の自宅。

相談者:
そうですね。

中川潤:
で、それも、まだローンが、

相談者:
はい。

中川潤:
半分以上残ってて、

相談者:
はい。

中川潤:
ひょっとすると、オーバーローン(*)・・の可能性だって、ある。

(*)オーバーローン:
資産価値<ローン残高
この状態だと、売却してもローンは残る。

相談者:
そうですね。

中川潤:
だとすると、分与対象財産も無い。

相談者:
はい。

中川潤:
ね、だから、あなた的にはですよ。

相談者:
ええ。

中川潤:
金をむこうから、それなりに貰って、

相談者:
ええ。

中川潤:
手切れ金貰ってなんてね、

相談者:
ええ。

中川潤:
そんな夢見ないで、

相談者:
いや、見てません。

中川潤:
ね、
いや、そういう夢は見ないで、

相談者:
あ、はい。

中川潤:
すっぱり、別れて、

相談者:
ええ。

中川潤:
自分の道を

相談者:
ええ。

中川潤:
自分でこれから、どう・・進んでいくのか、

相談者:
ええ。

中川潤:
それをキチンと考えな・・る時期。
むしろ、そういう、ギリギリの時期が、今、来てると思った方がいいんじゃないですか?

相談者:
ああ、もう、今、がそういう時期・・

中川潤:
そら、そうでしょう。
今、43でしょ?

相談者:
はい、(笑)

中川潤:
ね?

相談者:
はい。
あ、はっきり、した方がやっぱりいいですよね。

中川潤:
だっておかしいよお、1年半、家に帰って来ないで、

相談者:
はい。

中川潤:
生活費だけ入れてもらって、

相談者:
はい。

中川潤:
こんなもん、いつ、途切れるか分かんない。

相談者:
ああ、やっぱ、私から言った方が、

中川潤:
はい。

相談者:
いいってことなんですかねえ。

中川潤:
はい。
あなた、今の状態ね、ほんとだったら、まともだったらご本人間でね、

相談者:
ええ。

中川潤:
よくよく・・お話し合いをなすって、

相談者:
ええ。

中川潤:
それから、ああ、それで無理だったら、家庭裁判所の調停どうこうってのが、本来の手順だと思いますけども、

相談者:
ああ。

中川潤:
今みたいな、中途半端な状況・・だと、ね、

相談者:
ええ。

中川潤:
ストレートに、・・調停・・で、調停員挟んでの話を、やっていくしか、しょうがないのかなあと、

相談者:
ああ、やっぱり、

中川潤:
いう気はしますけどねえ。

相談者:
そういう道ですか?、やっぱりね。

中川潤:
あなた、・・ご主人と、お話し合いする自信・・出来ると思う?

相談者:
出来ないです。
やっぱり、こう、いつも、喧嘩じゃなくってえ・・旦那から、説教受けてる状態だったんですよ。

中川潤:
やり込められちゃうからね。

相談者:
そ、そ、そ、そ、最初の10年くらい。

中川潤:
あのねえ、

相談者:
はい。

中川潤:
ま、せっかく・・

相談者:
はい。

中川潤:
私、生業(なりわい)が、弁護士なんで、せめてその立場からあ・・ちょっと、一つ、あの、申し上げたいんだけど、

相談者:
はい。

中川潤:
まあ、お相手もそういうことだし、

相談者:
はい。

中川潤:
あなた、出来ることならばね、

相談者:
はい。

中川潤:
コストも掛かることかもしれないけれど、

相談者:
はい。

中川潤:
あなた、どなたか、

相談者:
はい。

中川潤:
代理人、弁護士を立てて、

相談者:
はい。

中川潤:
で、二人三脚で・・離婚へ向けての、

相談者:
ああ。

中川潤:
ね。
歩み方。

相談者:
はい。

中川潤:
を、お考えになる。

相談者:
はああ。

中川潤:
これが、あなたのような方のような場合には、

相談者:
はい。

中川潤:
一番好ましい・・歩み方だと、

相談者:
はい。

中川潤:
正直言って思います。
さっき私、投げやり、って言ったけども、

相談者:
はい。

中川潤:
うーん、・・投げやりというよりも、あっけらかん・・と言うべきか、なんというべきか、

相談者:
ああ、

中川潤:
あなた、調停の場に行って、お話になっても、

相談者:
ええ。

中川潤:
あなたの真意が、

相談者:
ええ。

中川潤:
調停員にきちんとね、これまでの、ことが、メッセージとして、きちんと伝わるか、私は聞いてて、とっても不安ですよ。

相談者:
ええ!、そうなんですか?

中川潤:
はい。

相談者:
え?、どういうとこがダメなんですか?

中川潤:
いやいや、ダメと言ってるのではないんです。
いや、あなた・・なりにね、僕は色々、あったんだと思うんです。

相談者:
あ、

中川潤:
あなたの個性も含めてだけども、

相談者:
ええ。

中川潤:
気持ちが吹っ切れちゃってるから、

相談者:
あ、

中川潤:
今みたいに、

相談者:
ええ。

中川潤:
非常に、

相談者:
ええ。

中川潤:
ドライな、ああ、形でね、

相談者:
ええ。

中川潤:
離婚の話・・についても、仰ってるんだと思うけども、

相談者:
はい。

中川潤:
あなた、が思ってる事実を、

相談者:
ええ。

中川潤:
ね、まず調停の場で、調停員の人たちに、

相談者:
ええ。

中川潤:
理解してもらう。

相談者:
はい。

中川潤:
ということ自体が、

相談者:
ええ。

中川潤:
なかなか難しい作業なんですよ。

相談者:
え、じゃあ、マズイじゃない・・
(笑)調停行けないじゃないですか。

中川潤:
いや、いや、だからあ、言ってるの。

相談者:
あ、はい。

中川潤:
あなたの場合、は、こうやってお話してて思うんだけども、

相談者:
はあ。

中川潤:
どなたか、代理人の弁護士を、

相談者:
はい。

中川潤:
多少、コストはかかっても、

相談者:
はい。

中川潤:
ご依頼をなすった方がいいと思います。

相談者:
ああ、そうですか。

(再びパーソナリティ)

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