夫が親権の17歳息子の生活態度に悩む女が指摘された元夫への想い

テレフォン人生相談 2015年1月26日 月曜日

相談者: 女40歳 10年くらい前に離婚 二十歳の娘と2人暮らし

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)

今日の一言:
ほんとの自分を裏切り続けた最後は、怒りと憂鬱です。

(年齢、家族構成のやりとりは省略)

加藤諦三:
ずいぶん、早く、最初、結婚したんですね。

相談者:
そうですね、はい。

加藤諦三:
はい、分りました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
元々は、あのお、まあ、子どもが2人いたんですけれども、あのお、主人の方に、2人とも、おりまして、親権は主人の方が持っておりまして、

加藤諦三:
はい。

相談者:
私のところへは、あのお、小学校と幼稚園のときに、離婚したんですけれども、

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、あのお、週末とか、こう、ちょっと、あの、小学校が長い時間休みのときなどは、うちに遊びに来てたんですよ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
そして、えーと、娘が大学受験と同時に、私と一緒に住みだしたんですよね。

加藤諦三:
はい。

相談者:
して、大学を合格して、◆△%&にですね、

加藤諦三:
はい。

相談者:
そして、えーと、息子が、まあ、高校に行く予定だったんですけど、ま、一週間も経たないで、辞めてしまったんですよ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、その後、仕事を、なんか、自分で探すとか言って、何個か、転々と、したんだけど、あの、結局、もう、厳しかったみたいで、辞めてしまって、今はもう、あの、主人の方の家に、引きこもりの状態になってるんですよね。

加藤諦三:
はい。

相談者:
えー、それで、今までは、私の所に、ま、そういう状態でも、週に一回でも顔出してたんですけれども、

加藤諦三:
はい。

相談者:
うん、ちょっと一度、そのことで、うちに来たときに、きつく、怒ったんですよ。

加藤諦三:
ああ、あのお、

相談者:
そしたら、

加藤諦三:
ご主人のところに引きこもってるっていうことを?

相談者:
あ、いえ、いや、あの、仕事もせんで、ブラブラしてることで・・

加藤諦三:
あ、仕事もしないでブラブラしてることを。
はい。

相談者:
そしてうちに、来て、来たときも、ダラダラ、もう、ダラダラとしてるからね、もう、

加藤諦三:
はい。

相談者:
ちょっと、私も、ちょっと、そ、そのことについて、ちょっと、
「いい加減にしろ」、みたいな感じ、ちょっと、ガンと言ったら、それからもう、

加藤諦三:
はい。

相談者:
まったく、もう、私の電話も取らなくなってしまって、

加藤諦三:
ええ。

相談者:
で、もう、何やってんのかも、全然、分からない状態なんですよ。

加藤諦三:
はい、はい。

相談者:
ねえ、なんか、このままで、どうなんだろう?っと思って、この人は、って。

加藤諦三:
この人ってのは、息子さんですね?

相談者:
息子です、はい。

加藤諦三:
はい。
で、今は、何歳ですか?

相談者:
今は17歳です。

加藤諦三:
17歳ですか。

相談者:
はい。

加藤諦三:
で、えー、経済的には、そうすると・・父親が全部、面倒を看てるということですね?

相談者:
そうです、すべて看てもらってますね。

加藤諦三:
ふうん。
で、さっき、引きこもりって・・引きこもってるって言いましたけれども、

相談者:
はい。

加藤諦三:
どの程度のことですか?
要するに、そのお、コンビニくらい行くのか、それとも、部屋に篭(こも)っちゃってるのか、

相談者:
なんか、同じような、こう、引きこもりの友達が、いるみたいで、

加藤諦三:
はい。

相談者:
その子との家の行き来は、してるみたいです。

加藤諦三:
ああ、そうですか。

相談者:
ええ。

加藤諦三:
そうすると、その息子さん・・は、日常的には、どういう生活になってるわけ?
ときどき友達と会って、ほとんど、家に居るっていうこと?

相談者:
今はもう、あの、パソコンですかね。

加藤諦三:
はい。

相談者:
うん、ちょっとだけ、自分でバイトしてた時期に、お小遣い稼いで、パソコンだけ自分で買ってるんですよ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、もう、それは、肌身離さず、常にどこに行くにも持ち歩いて、うちに来るときも、いっつもぶら下げてきてましたね。

加藤諦三:
うーん。
それで、ご主人とは・・離婚したのは何でなんですか?

相談者:
・・うちが、あの、家業を、営んでおりまして、

加藤諦三:
はい。

相談者:
えー、それを、あの、元の主人に、こう、うちの主人に、仕事を手伝ってもらおうという話に・・なって、

加藤諦三:
うん。

相談者:
で、まあ、結婚生活、普通にしてたんですけど、

加藤諦三:
うん。

相談者:
そうなったと同時に、もう、なんか、あっという間に、夫婦生活がダメになりましたね。

加藤諦三:
・・

相談者:
で、私が、もう、やっぱ、自分にとってはね、あの、両親だし、好きな旦那だからねえ、もう、どっちも好きだから、もう、どっちも、もう・・どっちの、板ばさみにもなって、もう、どっちも、もう、庇おうとした結果、私が全てを失うっていう結果になりましたね。

加藤諦三:
うん、うん、うん。

相談者:
うーん、まあ、そして、どっちからも、そっぽ向かれるみたいなね、結構辛い立場でした。

加藤諦三:
どっちにも、いい顔しようとしたっていうことですね?

相談者:
うーん、ま、仲良くやってくれるのが、一番、望みだったからですね。

加藤諦三:
ええ。

相談者:
でも、これ、やっぱ、月日が経って考えたら、もう、やっぱ、私の世間知らずっていうのが、一番・・の問題だったな、と思います。
振り返ってみたら。

加藤諦三:
世間知らずってことは、なんで、その、夫婦関係で、その問題なんですか?

相談者:
私が、もう、一切、世の中に出たことがないんですよ。

加藤諦三:
はい。

相談者:
もう・・もう、それこそ、箱入り娘で育って、

加藤諦三:
はい。

相談者:
女子高あがりで、

加藤諦三:
はい。

相談者:
そして、私が、もうちょこっと、踏ん張りが効く女だったら、ね、切り抜けられたのかもしれないけど、当時はもう・・堪えられなかったですね。

加藤諦三:
ただ離婚したのは、小学校とか・・お子さんがね、幼稚園ってことは、

相談者:
はい。

加藤諦三:
険悪なままで、しばらくは、もってたんですね?

相談者:
もう、家庭は、もう、険悪になってから、あっと言う間でした。
もう、2ヶ月間くらい、ものすごい、酷い時期があったんですよ、もう、ま、暴力沙汰だとか、なんとか、家に入れてもらえないだとか、なんか、こう、◆△%&

加藤諦三:
そうすると、あなたの、お父さんとお母さんと、関わり出すまでは、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
ご主人とあなたの関係は、それほど、悪くはなかったっていうこと?

相談者:
まあ、それなりには、上手くいってましたね。

加藤諦三:
今日のあなたの相談は、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
ま、そういう、形で、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
今日(こんにち)まで来て、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
結果として、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
息子さんの方が、

相談者:
はい。

加藤諦三:
まあ、半分引きこもりにようになってしまったと。

相談者:
そうです。

加藤諦三:
それで、今日、その、相談したいことっていうのは、

相談者:
ええ。

加藤諦三:
この17歳の息子さんを、どうしよう・・かっていうことですか?

相談者:
そうです。

加藤諦三:
分りました。

(回答者に交代)

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