4歳の息子の子育てに悩む37歳の看護士シングルママ
(回答者に交代)
三石由起子:
えとね、4歳の男の子を持った、
相談者:
はい。
三石由起子:
母親なんだから、
相談者:
はい。
三石由起子:
やっぱり、一にも二にも、毅然とした態度。
相談者:
はい。
三石由起子:
うん、それを、見せてやることが大事なんですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
で、まあ、あなたの悩みは一にも二にも、その毅然とした態度がね、無いというところから来ているのであってね。
相談者:
はい。
三石由起子:
まずね、簡単な方からね、
相談者:
はい。
三石由起子:
あの、別れた夫のことですけどお、
相談者:
はい。
三石由起子:
もう、あんたのもんじゃないし、
相談者:
はい。
三石由起子:
むこうだって、戻って来る予定って・・無いんですから、
相談者:
はい。
三石由起子:
これは、もう、忘れるしかないし、
相談者:
ああ、はい。
三石由起子:
で、忘れる努力なんてする必要ないんですよ。
相談者:
あ、はい。
三石由起子:
やっぱり、去るものは日々に疎しでね。
相談者:
はい。
三石由起子:
ほっておけば忘れますから。
相談者:
あ、はい。
三石由起子:
うん。
相談者:
はい。
三石由起子:
そんな、忘れよう、忘れよう、なんて思ってたらさ、
相談者:
はい。
三石由起子:
その度にこう、復習して、思い出すようなことになるんで、
相談者:
はい、分かりました。
三石由起子:
これは、もう、ただほっとけば、
相談者:
ただ、ほっとけば、
三石由起子:
そのうち、忘れますから。
相談者:
はい、分かりました。
三石由起子:
つまり、あなたの、なんか、心を、こう、占めるような事柄ではないということを、あなたが、
相談者:
ああ。
三石由起子:
意識することが大事だと思います。
相談者:
はい。
三石由起子:
それから、子どもの話なんですけども、
相談者:
はい。
三石由起子:
私、あのお、幼稚園受験とか、
相談者:
はい。
三石由起子:
小学校受験とか、
相談者:
はい。
三石由起子:
散々やってきたんですよね。
相談者:
あ、はい。
三石由起子:
で、4歳っていうのは、小学校受験をする歳で、
相談者:
はい。
三石由起子:
あのお、4歳の男の子って、どういうものか、っていうのは、私、手に取るように分かるんですけど、
相談者:
ああ、はい。
三石由起子:
それ、親が思ってるより、よっぽど、利口なんですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
あなたが、こう、母親としてね、
相談者:
はい。
三石由起子:
なめられてるのはね、
相談者:
はい。
三石由起子:
おもちゃを買い与えたりとか、
相談者:
はい。
三石由起子:
ゲームの、一回、こう約束したことを、
相談者:
はい。
三石由起子:
しなかったり、ね。
相談者:
うーん。
三石由起子:
そういうことするのはね、
相談者:
はい。
三石由起子:
ま、このお、母親は、その場しのぎの・・いい加減なことする・・女なんだと。
相談者:
はい、はい。
三石由起子:
ていうことを、子どもがもう、見てとってるんですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
うん。
それでね、あの、おもちゃを与えられるとか、一時的にね。
で、ゲームを繰り返し、何度やってもね、
相談者:
はい。
三石由起子:
子どもはね、決して満足しないんですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
ゲームって満足しないように、大人だって飽きないように作られてるんだから、
相談者:
はい。
三石由起子:
そら、無理ですよね。
相談者:
はい。
三石由起子:
だから、その、満足・・させるような、
相談者:
うん。
三石由起子:
一日の終わり方をしてやらないと、ダメなのね。
相談者:
ああ。
三石由起子:
例えば、夜も寝る時間、どうやってね、寝かせるかってね、
相談者:
はい。
三石由起子:
昼間ね、テープでね、本を読んでおいてね、
相談者:
はい、はい。
三石由起子:
あの、シートン動物記とかね、
相談者:
はい。
三石由起子:
ファーブル昆虫記とかね、
相談者:
はい。
三石由起子:
何でいいかっていうと、ただ短い(笑)
相談者:
ああ。
三石由起子:
うん、だから、短編でもいいんですよ。
文学作品でも。
相談者:
あ、はい。
三石由起子:
そういうものをね、一遍だけだな。
特別なときは、2つくらい聞かせてあげるみたいな。
相談者:
はい。
三石由起子:
うん、それでね、私は、カセットを、ボタンを、押して、
相談者:
はい。
三石由起子:
おやすみなさい、で、もう、泣こうがわめこうが、
相談者:
はい。
三石由起子:
うん、ほってやりました。
相談者:
ああ。
三石由起子:
子どもっていうのは、慣れるんですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
母親の毅然とした態度ってのはね、
相談者:
はい。
三石由起子:
あきらめるんですよね。
相談者:
ああ、はい。
三石由起子:
だから、あなたがねえ、その毅然としてないって私が、
相談者:
そうですねえ。
三石由起子:
どこで思ったかっていうと、
相談者:
はい。
三石由起子:
自分が迎えに行くのと、遅くても。
相談者:
はい。
三石由起子:
そうじゃないのと、どっちがいい?って
相談者:
うーん。
三石由起子:
こおの質問はあり得ないんだよね。
相談者:
あ、そうですか。
三石由起子:
それ、あなたが決めることなんですよ。
相談者:
はい・・
三石由起子:
来れないときは、来れないときであって、
相談者:
はい。
三石由起子:
ね。
相談者:
はい。
三石由起子:
そして、来てくれるときは、来てくれるんだっていうことはね、
相談者:
はい。
三石由起子:
子どもは分かるんだけども、
相談者:
はい。
三石由起子:
あなたは、それを、自分でダメにした。
相談者:
ああ。
三石由起子:
それからね、夜勤のことでもそうですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
これおかしいですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
だって、夜勤すれば、お金は増えるわけだよね。
相談者:
はい、増えます、はい。
三石由起子:
で、夜勤を減らせば、
相談者:
はい。
三石由起子:
お金が減るわけでしょう。
相談者:
はい、そうです。
三石由起子:
子どもは両方がいいに決まってんだから、
相談者:
そうです、はい。
三石由起子:
お金があって、夜勤が無い方がいいんで、
相談者:
はい。
三石由起子:
やっぱり、4歳の子どもにはね、教えてやんなくちゃだめなのね。
相談者:
はい。
三石由起子:
私は、夜勤を、今月はすると。
相談者:
はい。
三石由起子:
寂しいのは当たり前。
相談者:
はい。
三石由起子:
じゃ、来月、減らして欲しいんだったら、
相談者:
はい。
三石由起子:
あの、減らしてあげるけど、
相談者:
はい。
三石由起子:
我慢できなきゃだめだよ、っていうことをね。
相談者:
ああ。
三石由起子:
ううん。
相談者:
はい。
三石由起子:
あの、4歳の男の子なんてね、面白いくらい、あの、大きくなるから、早く。
相談者:
はい。
三石由起子:
ほんとに、あのお、元の亭主のことなんて考えちゃいられないくらいね。
相談者:
ああ、はい。
三石由起子:
ほんとに、おもしろい、
相談者:
はい。
三石由起子:
日々が来るんで、
相談者:
はい。
三石由起子:
あなたはやっぱり、未来を楽しみにしてさ、
相談者:
はい。
三石由起子:
小学校に入ればね、学校の先生っつうのが出てきてね、
相談者:
はい。
三石由起子:
これ、今まで母親だけ、神様だと思ってたのがさ、
相談者:
はい。
三石由起子:
やっぱ、母親と違うこと言い出すわけですよ。
相談者:
あ、はい。
三石由起子:
うん、そのときにね。
相談者:
はい。
三石由起子:
やっぱり、母親も、一つの価値基準として、
相談者:
はい。
三石由起子:
子どもが判断できるように。
あれ?先生とお母さん、違うこと言ってるけど、
相談者:
はい。
三石由起子:
どっちも正しいんだな、とかあ、分かるような子にしないと。
相談者:
はい。
三石由起子:
今からずうっとね、
相談者:
はい。
三石由起子:
他人の手に任せてね、
相談者:
はい。
三石由起子:
子どもって教育していくわけですよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
出来る家庭教育てのはね、
相談者:
はい。
三石由起子:
もう、小学校に上がるまでしかないの。
相談者:
ああ。
三石由起子:
ていうことは、あと2年ないってことよ。
相談者:
はい。
三石由起子:
だかあ、やっぱり、そこでね、
相談者:
はい。
三石由起子:
母親の毅然とした態度を私は見せてやって欲しいの。
相談者:
・・はい。
三石由起子:
だから、悩んでる場合じゃない。
相談者:
あ、はい。
三石由起子:
うん。
で、子どもに、
相談者:
はい。
三石由起子:
ちゃんと、分からせるところは分からせて、
相談者:
はい。
三石由起子:
ダメって言うところは、ときはダメなんだからさ。
相談者:
はい。
三石由起子:
うん。
それね、心決めれば出来ると思うんだ。
相談者:
はい。
三石由起子:
うん。
頑張ってくださいよ。
相談者:
はい、すいません。
ほんとにありがとうございました。
三石由起子:
頑張ってねえ。
相談者:
はい、頑張ります。
(再びパーソナリティ)
三石先生さすがだなあ。本当に納得できる回答でした。子供は親が思ってるよりずっと利口だし、毅然とした態度をとらないとなめられる。私は毅然とした母親ではなかったので、子育てをもう一度やり直したい気持ちです。シートン動物記大好きでした!