自分の親を怖れる50歳の夫が、わたしの家族の悪口言う。
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
あの、どんな、風に、自分が、両親と、向き合ってきたか、あるいは、どんな風にされてきたか、っていうような話は、一切しないの?
相談者:
あんまり、こう、自分のことを、話すう・・人ではないのでえ、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
例えば子どもの頃に、こんなことがあった?、とかって言ってもお、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
友達の話・・とかばかりでえ、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
家族の話っていうのが一切無いんですよお。
高橋龍太郎:
なるほどね。
お家は・・貧しかったのかな?
相談者:
主人の方は、普通に、ま、習い事とかさせてもらえるくらいの、
高橋龍太郎:
ふうん。
相談者:
普通の生活だったみたいです。
高橋龍太郎:
習い事は何をやったの?
相談者:
水泳・・英語・・ピアノ、あと、絵画ってか、絵ですかね。
でも、もう、本人は、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
どれもやりたくなかったのに、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
もう、むりやり連れて行かれて、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
とは言ってました。
高橋龍太郎:
身についてんの?どれも。
相談者:
いや、どれも、まったくです。
高橋龍太郎:
ああ、そうなんだ、へえー。
ま、結局ね、今、要するに、ご主人が、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
えー、あなたに向かって、もしくは、あなたのお父さんに向かって言ってることは、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ご主人の、ご両親が、たぶん、ご主人に向かって、きっと、色んな形で、言い続けたことと、同じことだよね?
相談者:
ああ、そうですよね。
高橋龍太郎:
うん、それを、繰り返し・・
相談者:
言えなかった。
高橋龍太郎:
うん、言えなかった、もしくは反撃できなかったことを、今、今度は、少し、自分が上の立場になって、ひたすら、言い続けて、毒を吐き出してるっていう状態ですよね。
相談者:
んん、ああ、あのお、それでえ、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
その、母親らしい人が来たときも、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
主人はもう、会うのが恐いって言って、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
2、3日、仕事休んでえ、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
家からも一歩も出たくない、とかって、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
言ってたんですよお。
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
それで、わたしは、もう、万が一、来たら、警察に電話したらいいのに、とかって言っても、義理の母っていう人が、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
自分から警察呼ぶようなタイプだから、警察呼んでも、ちょっと意味がないとかっていうような言い方して、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
もう、とにかく、恐い、恐いって(笑)
高橋龍太郎:
うん。
だから、塾やなんか習い事、次々にさせてえ、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
あんまり、ものになんなくてえ、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ま、要するに、自分の、イメージしたような、いい子じゃない、一人っ子に向かって、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
罵る言葉を、お母さんが撒き散らしたってことだよね。
相談者:
あ、お母さん、が、
高橋龍太郎:
お母さんが、
相談者:
ですか?
高橋龍太郎:
そう、そう、そう。
で、それと同じことを、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
ご主人が、あなたや、あなたのお父さんに向かって、撒き散らしてるってことですよ。
相談者:
ああー。
高橋龍太郎:
だから、そうやって、ようやく、腹いせをやってるんだけど、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
実態は、今だもって年老いたお母さんであるにも関わらず、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
お母さんが恐くて逃げ隠れするように、本当は、気持ちの、ものすごくちっちゃい、残念ながら人物だってことです。
相談者:
ああ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん。
要するに、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
かろうじて、あなたの前、あなたのお父さんの前では、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
偉そうにすることが出来る。
それは、会社や、ご近所に向かっても偉そうにすることは出来ないの。
それくらい昔、痛めつけられてしまったの。
単に、強がりの人物だったら、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
近所や会社の、誰かさんの悪口も言えるわけじゃないの、普通は。
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
でも、それすら言えないのよ。
自分よりちょっと下だな、と思った相手に、昔やられたことと同じことを仕返しをしているって状態。
だから、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
変な言い方だけど、それをやめさせると、自分の持って行き場所が無くなっちゃうから、却って不安定になりかねないので、
相談者:
ああ、そうですか、はい。
高橋龍太郎:
だから、笑い話として、そういう、ちっちゃい気持ちの人物だけど、わたしを愛してるから、その悪口も含めて、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
この人のことは、しょうがないから、好きなんだよね、っていうくらいあなたが、逆に今度、おっきな気持ちで、も、ニコニコ笑って受け留めてると、そのうち、ばかばかしくなって、だんだん言わなくなってくると思うよ。
相談者:
ああ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん。
傷ついてる限りは言い続けると思う。
それ、いじめっ子の心理と同じ。
相談者:
あー。
高橋龍太郎:
いじめられっ子がビクついてるうちはあ、いじめるんだけど、いじめられっ子が全然ビクつかなくなると、もう、いじめてもしょうがないから、いじめなくなっちゃうのと同じ。
相談者:
はあー。
高橋龍太郎:
ま、本当は、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
あれかな?
お子さんが出来る予定はないのかな?
相談者:
今、は、そういう、
高橋龍太郎:
気持ちになれない?
相談者:
なれないし、こういう状態・・だと、家族の悪口を、
高橋龍太郎:
あ、言われかねないの?
相談者:
◆△%&■◎かなあと、はい。
高橋龍太郎:
あ、そうか、ま、要するに、人が変わってくるとすると、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
やっぱり、自分の、次の世代・・に向き合うときに、初めて変わってくるの、だいたい。
相談者:
あー、そうなんですか。
高橋龍太郎:
親子関係っていうことに、初めて目覚めたときに、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
自分と、親との憎しみの関係を、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
子どもに向かって、言い続けることが、例えば、子どもにとってどういう影響があるだろう?と思い始めたときに、親に向かって、毒を吐く、あるいは、親が、子どもに向かって毒を吐くことの、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
悪い影響に初めて気づくのでえ・・
相談者:
なんか、影響が悪い方に、行くかなあ、とかって、
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
色々考えてしまってたんですけどお。
高橋龍太郎:
もちろん、悪く出ちゃうケースもゼロとは言えないけど、一般的には、子どもっていうのは、ほんとに可愛いので、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
特に、50過ぎて、出来た子どもなんて、お孫さんと同じだから、猫可愛がりにして、
相談者:
はい。
高橋龍太郎:
たぶん、そういう毒を吐くっていう性格が丸くなっていくと思うけど。
相談者:
あー、そうですか。
高橋龍太郎:
うん。
相談者:
分りました。
ちょっと考えてみます。
高橋龍太郎:
うん、ちょっと考えてみて。
相談者:
はい。
(再びパーソナリティ)