多重人格?、両親への暴力は記憶がない29歳の女
(再びパーソナリティ)
今井通子:
お分かりいただけましたか?
相談者:
はい
今井通子:
お父さんや、お母さんから、
相談者:
はい
今井通子:
人生のアドバイス聞かない方がいい。
相談者:
ああ、はい
今井通子:
うん、だから、仕事はどうすんの?、なんなの?って言われちゃうからあ、ストレスになってえ、暴力振るっちゃうんでしょ?
相談者:
はあい、そうだと・・
今井通子:
言われなきゃあ、
相談者:
はい
今井通子:
暴力振るわないんでしょ?
相談者:
はい
今井通子:
うん。
だから、お父さんやお母さんとは、
相談者:
はい
今井通子:
ちょっと天気がいいねえ、とか、
相談者:
うーん
今井通子:
一般的な話をして、
相談者:
うーん
今井通子:
お父さんやお母さんが、例えば、あなた、今後仕事どうすんの?みたいなこと言ったらあ、
相談者:
はい
今井通子:
その話はもうちょっとこれ以上すると、わたし、暴力振るっちゃいそうだから、やめよう、って。
相談者:
うーん、はい
今井通子:
自分から言った方がいいかもよ。
相談者:
ああ、言葉で言うように。
今井通子:
そう。
相談者:
はい
今井通子:
うん
相談者:
分かりました。
今井通子:
うん
相談者:
どうもありがとうございました。
高橋龍太郎:
はいー。
今井通子:
お分かりいただけましたねえ。
高橋龍太郎:
はいー
今井通子:
それではあ。
相談者:
はい、ありがとうございました。
今井通子:
はあい
相談者:
失礼しますう。
今井通子:
失礼しまあす。
相談者:
はい
(内容ここまで)
「ちょっと瓶で殴るみたいな」
(笑)
怖れてたはずの親父にまで殴り掛かったか。
次は包丁か?
キレて、暴力的になるというのは珍しくもなんともないけど、覚えていないとな。
フム。
高橋先生が、電話相談ごときで安易に病名を口にしないのは、プロとしての矜持なのかもね。
じゃ、素人だから言っていい?
解離性同一性障害。
いわゆる多重人格。
親に暴力を振るう、もう一人の自分に手を妬いてるっていうのかな。
昔のドラマを思い出した。
1996年 NHK 「存在の深き眠り」
ジェームス三木脚本
気の弱い普通の主婦が殺人事件の容疑者として逮捕される。
ところが、主婦にはその覚えすらなかった・・
肉体を持たない人格を裁くことが出来るのか?
一人の精神科医が法の壁に挑む。
豹変する主婦を大竹しのぶさん、
熱くてクールな精神科医を細川俊之さんが演じています。
相談者もこうならないことを祈るけど、環境が絶望的なんだよ。
自活を急(せ)かす両親、
逃げ回る母、
使えないカウンセラー、
診断できない多忙な精神科医
:
高橋先生曰く
「将軍に囲まれた女王様」
?
励ますのも、過ぎると逆効果だけどね。
もっとも、
健常者として見られる方が辛いってのは確かにある。
精神系は特にね。
手帳の取得には、当然、診断書が必要。
おざなりの診断は許されない。
これだけでも、今日のアドバイスは意味があったと思う。
果たして、どういった病名がつくのか、
あるいはつかないのか。
相談者にとって大きな転換点となる。
以下は、
長年健常者として苦しみ、障害者として歩み始めた青年。
回答者は同じく高橋龍太郎
「アスペルガー症候群なんですが、凹んでます」