歯科医に一目惚れした42歳の女。踏み出せないのは自己肯定感の欠如
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
えー、今の時代に、珍しく古典的な質問なんですけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
普通、今ならば、これだけネット社会だと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
相手のお・・歯科のクリニックと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それから、院長先生・・と、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それを、まず調べると、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
大学はどこ出てえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どれぐらいのキャリアで、っていうことが、まず出てくるしい、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
SNSを探ると、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だいたい、その人、もし、やっていればあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どんな人たちと繋がってるかとか、まあ、家族の写真、が、出てきたりして、分るよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それは何で調べないの?
相談者:
あー
高橋龍太郎:
あー(笑)
相談者:
(笑)
高橋龍太郎:
で、それ(笑)
で、結婚してても、自分が好きだから突き進みたいの?、あなたは。
相談者:
いや、そしたら止めると思います。
高橋龍太郎:
でしょう?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そしたらまず調べないと。
もし、わたしは、パソコン全然いじってないって言うんだったらば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ま、スマホででも、たぶん、検索できるしい、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
普通、昔・・であれば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
必ず、受付の女性や、歯科衛生士さんに、例えば受付のとき、
「先生独身なんですかあ?」
とか、
「先生好きなもの何なんですかあ?」
とか、普通・・相手の関心があることを、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
まず、取材してから、アプローチするよ、どんな場合も。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
それも、
相談者:
それえ・・は、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
恥ずかしいんです。
高橋龍太郎:
あ、そのことも恥ずかしいの?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
気持ちは分らなくもないけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう、こと、まったく抜きに、気持ちだけ伝えたいってことが、もしあるとしたら、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
まあ、言ってみれば玉砕戦法で、自分の気持ちを伝える、ことしか、ないから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
相手の気持ちを、引き付ける何ものも無いじゃない。
単に、患者さんが来て、目の前にいる女性が、自分のこと好きですって言われて・・向こうの感情が動くと思う?
相談者:
動かないと思います。
高橋龍太郎:
動かないでしょう?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、告白することが問題じゃなくてえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
相手の気持ちを自分に振り向かせたいんでしょ?
相談者:
はい、そうです。
高橋龍太郎:
だって、告白したいだけだったら、お手紙置いてくればいいんだもの。
相談者:
あー
高橋龍太郎:
そうじゃなくて、向こうの気持ちを掴みたいんだったらば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
むこうがどんな人間か、細かく取材しなきゃだめだよ。
うん・・
相談者:
・・
高橋龍太郎:
で、基本的に言うとね、女性にとってロマンスって、もう、一生を掛けた戦いなんだけど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
男性にとっては、ロマンスは、エピソードにしか過ぎないの、人生の。
相談者:
はい
相談者:
男性にとっては、仕事が、生涯を掛けた戦いなの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だとするとさ、あなたの戦略は、もう、あまりにも、なんか、小学生とか、
相談者:
はい、そうですね。
高橋龍太郎:
中学生並の戦略だねえ。
相談者:
はい(笑)
高橋龍太郎:
そいで(笑)、どうやって気持ち伝えていいですか?っていう、質問も、もう、幼すぎる。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、一番自然なのは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
例えば、もし、むこうが、まあ、色んな話で、食べ物好きだっていうようなことが、分ったとしたらあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あ、わたしも何とか料理好きい・・なんですけど、一人では行けないので、今度わたしが見つけた美味しいお店、ご一緒しませんかあ?とか。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
相手のエスコート力を、巧みにくすぐるみたいな誘い方が一番、自然は自然だし、振られても傷つかないじゃないの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういうようなことをやって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
普通、恋愛、巧者は、巧みに、少なくとも最初の関係で、あんまり失敗しないよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
まあ、じゃあ、さしあたって、僕のアドバイスはね、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だからあ、あのお、え、あと、何回?、チャンス。
相談者:
あと1回です。
高橋龍太郎:
あと1回限りなの?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
へえ・・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、えー、その前に、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もう1回くらいは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
行ってきて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
「ちょっとすいません、なんか痛いんですけど」
とか、
相談者:
フッ
高橋龍太郎:
「ちょっと痛いんですけど、先生、診ていただけますか?」
って臨時に予約入れて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、そんときに、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
受付の女の子か、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
歯科衛生士の女性に、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
先生が結婚してるか?、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あるいは、先生の好きなもんは何か?聞いて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、じゃ、最後の予約のときにい、最後になっちゃったんですけど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もし、良かったらあ、もし食べ物が好きだったって言ったら、一人じゃレストラン行けないので、ご一緒してください、とか、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
なんか、取り合えず、好きか嫌いかって、直接言ったら、もう、ほとんどの男性は、引いちゃうから。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
特に、お医者さんと、患者さんとの関係で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
お医者さんは、患者さんから直接、
「先生好きなんで付き合ってください」
って言われると、
相談者:
(笑)
高橋龍太郎:
警戒しちゃうから、それだけで。
相談者:
はい(笑)
高橋龍太郎:
そこを、もう、正面きっちゃって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ほとんど突破出来ないから、とりあえず、まず、一緒になるチャンスを、まず、作るってことが恋愛の第一歩だよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね。
で、隣にもっとベテランの、加藤先生がいらっしゃるから(笑)
加藤諦三:
(笑)
高橋龍太郎:
恋愛について、(笑)もっとお聞きしなさい、はい。
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
えー、今あ、高橋先生から、いい、アドバイス伺いましたね。
相談者:
はい
加藤諦三:
あのお、さっき、2ヶ月前に一目惚れって言ってえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
で、なんか、もう、夜も眠れないって言ったんだけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
さっきの話だと、今は、2ヶ月前ほどではない、って言ったんですけれどね。
要するに、
相談者:
はい
加藤諦三:
急に熱が上がったけれども、同じようなスピードで、急に熱が冷めているっていうことは、無いんですか?
相談者:
それは、無いですね。
加藤諦三:
上がったままね?
相談者:
(笑)上がったままです。
加藤諦三:
ふうん・・
そうすると、あなた、小さい頃に、
相談者:
はい
加藤諦三:
何か、断られて、すごい、傷ついたっていうことは、ないですか?
何か、
相談者:
うーん、
加藤諦三:
はい
相談者:
そうですね、家庭的には、問題がありました。
加藤諦三:
ああ、どういう問題ですか?
つまり、お父さんに捨てられ・・
相談者:
父親はあ、
加藤諦三:
はい
相談者:
教員してたんですけれどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
事務員と駆け落ちして、子どもが出来てえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
ていう、ことはありました。
加藤諦三:
で、そのときは、あなたどう感じたわけ?
自分は、捨てられたと、感じた・・
相談者:
哀しかったですね。
加藤諦三:
ふうん・・
それが、ものすごいトラウマになってる?
相談者:
なってます。
加藤諦三:
で、結局、さっき言った、その、誘って断られると、怖いっていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
そのときの体験を再体験してるんですか?
相談者:
それは、あると思います。
加藤諦三:
じゃ、そこら辺のところをね、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう少し、高橋先生に伺って、
(再び回答者)
高橋龍太郎:
フフフ
加藤諦三:
自分の、こういう気持ち、は、どうしたらいいんでしょう?みたいな・・
ちょっと伺ってみてくださいよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
んん、ね、僕も、さっきからお父さんの、影がないから、気にしてたんだけど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あのお、結局う、お母さんにとっては、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね、失った、パートナーだよね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、あなたにとっても失った親でしょう?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、そういう子供たちっていうのは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その、自分自身に対する、肯定感っていうのをなかなか、得にくいわけ。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
なぜかっていうと、お父さんが、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
世の中の、シンボルだから。
相談者:
あー
高橋龍太郎:
すと、お父さんが、あなたの前から姿を消したってことは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分の中にい、自分が祝福されないまま生きてくんだなっていう、強い、思いが植えつけられてしまってるわけだよね。
だから、断られるっていうことに、ものすごく臆病になってるわけ。
普通は誰でも、もっと、自己肯定感がある人は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
1回や2回断られたって、それは全然揺るがないの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そら、バックボーンがしっかりしてるからね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたみたいにバックボーンが、少し希薄だったり、ものすごく弱かったりすると、1回1回、断られるたびにものすごく、ズキーンと、響くわけでしょ?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
でも、人間ていうのは、必ず、成熟していくものだから。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね。
バックボーンが欠けたまま、最後まで、欠けてえ、く、人生は、もちろん、中には歩む人もいるかもしらないけれども、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
普通、対人関係の中で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ゆっくり、ゆっくり、作り上げるんだよ。
相談者:
そうですね。
高橋龍太郎:
ね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だとするとさ、逆に、今の出会いは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたを、より成熟させる大きなチャンスなの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、最初から、傷つき覚悟でぶつかれとは言わないよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、上手く、戦略を練りなさい(笑)。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
さっき言ったようにね。
なんでも戦略は上手くやった方がいいけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
とりあえず、今回が、成功しようと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
失敗しようと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
さっき言ったように、少し、脆い、あなたのバックボーンを、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
鍛えるチャンスだと思って、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今回、一歩、前に進んでごらん。
相談者:
はい、◆△%&■◎3@#×t
高橋龍太郎:
あなたの人生を、どっちにしても豊かにしてくれる。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あるいは、人生を確かなものにしてくれる。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんな気がする。
(再びパーソナリティ)
お父さんとの関係を正面から向かい合うこととは具体的にどうすることでしょうか。
父親に対する思いを内省したり書き出したり1人でやるのが難しければカウンセリングに行って話したりすることじゃないでしょうか。