9歳の息子の不登校。誇張した言葉は愛情飢餓

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あのお、あなた、自身が、結構、秩序を大切にする厳しい、

相談者:
はい

加藤諦三:
家庭で、成長、してるんじゃないですか?

相談者:
あ、そお・・だと思います。

加藤諦三:
そうですよねえ。

相談者:
はい

加藤諦三:
悪く言うと、寛容さがないっていう・・

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
で、実は、お子さんも、その、寛容さのない家庭で育っている、

相談者:
はい

加藤諦三:
ように思うんですけれどもね。

相談者:
はい

加藤諦三:
要するにその、死んでしまいたいとか、

相談者:
はい

加藤諦三:
空っぽだとか、

相談者:
はい

加藤諦三:
生きてる意味が分からないっていうのはね、

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
この言葉は要するに、

相談者:
はい

加藤諦三:
愛を求めている言葉なんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
別に死にたいって言ってるわけじゃなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
僕にもっと、注目してくれっていうかな・・

相談者:
はい

加藤諦三:
僕のこともっと分ってくれっていうのか、

相談者:
はい

加藤諦三:
僕の辛い気持ちを理解してくれ、とかっていう、

相談者:
はい

加藤諦三:
こと、なんですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
小さい頃から、自分のしたいことを、する。

相談者:
はい

加藤諦三:
自分自身が嬉しいことをするっていうよりもお、

相談者:
はい

加藤諦三:
親が、受け入れることをする。

相談者:
はい

加藤諦三:
して来たんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
その結果、自分自身に自信を失っちゃったんですよねえ。

相談者:
はい・・

加藤諦三:
どおですか?

相談者:
すごく、あの、胸に、染みます。
あの、(泣)先生方の仰ったことが(泣)、はい・・

加藤諦三:
うん、あのね、誇張された言葉っていうのはね、

相談者:
はい

加藤諦三:
愛を求めるときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
愛してえ、って言うときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
すごい誇張した大げさな言葉を使うんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
大げさな態度の人っているでしょう?

相談者:
はい

加藤諦三:
愛情飢餓感なんですよ。

相談者:
はい

加藤諦三:
このお、お子さん、意思も強いしね、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたはしっかりしてるし、対応もキチンとしてるので、

相談者:
はい

加藤諦三:
まず、問題はないと、

相談者:
はい

加藤諦三:
思いますよね。

相談者:
はい、分りました。

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
ありがとうございましたあ。
はい

加藤諦三:
誇張した言葉は、わたしを愛して、という意味です。

(内容ここまで)

ママがこんなに心配してんのに、パパは、

「ああ?、休みグセだろ」

(笑)

 

飲み会ネタだけど、子どもが非行に走るのと、引きこもるのとではどっちがいい?

ま、どっちもいいわけないんだけど、圧倒的に多かったのは、
非行の方がマシ。

それだけ、引きこもりは親にとって恐怖らしい。

不登校はその入り口だ。

 

癇癪(かんしゃく)を押さえ込み過ぎたかな?

まあ、無理もない。
他人の子どもの癇癪に対する世間の目はそれほど暖かくはないんでね。

特にこの母親みたいに常識的な人にとっては針のムシロ。
子どもに厳しく接すれば、母親の方は取り合えず世間から免罪される。

子どもがその年代で抱える愛情欲求。
これが適切に満たされることで初めて次の心理的ステージに移る。
これが精神的に成長するということ。

ま、口で言うのは簡単だけどね。

良い子過ぎたことに反省するなんて、あくまで後になって、こういう問題が起きたからこそ出来ること。

わが子の良い子振りが、実は心理的未成熟を示しているなんて、そのときに気づくことが出来る親なんていない。

躾との狭間で、もう母親はどうしていいか分からない。

 

 

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