夫を胃ガンで失った75歳の嘆き。誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
テレフォン人生相談
2015年8月18日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女75歳 夫は先月82歳で他界 長女52歳 次女49歳
今井通子:
今日はどういったご相談でしょう?
相談者:
先月あのお、お父さんが亡くなったんですね。
今井通子:
はい
相談者:
それでえ、あたしがもう今一人になんですけどもお、
今井通子:
はい
相談者:
これからどしていい・・もお、お父さんの後を追っていきたいんですけどお、
今井通子:
はい
相談者:
も、どしたらいいか、自分も分からないんですう。
今井通子:
はい
相談者:
だから、んで、家も、もうちょっと28年ぐらいなるんで、ガタガタしてるしねえ、
今井通子:
はい
相談者:
もお、家管理するのも大変なんで、自分も足が痛くて、両足動けないんです、片方、手術したんですけど、それが合わなくて、昨日入れたんですけど、ひざをね。
今井通子:
はい
相談者:
それで、今、右も左も痛くて痛くて、もう、なん、なにしろ、歩くんでも、もう、骨なんで、曲がらないんですよ、こう、後ろに。
今井通子:
はい
相談者:
それで、痛くて、どうしようもないんで、
今井通子:
はい
相談者:
そう、それで、もう、一人で、これから、も、どうしていいか、もう、自分も分かんないんで、
今井通子:
ええ
相談者:
うん、今までずっと、お父さんが医者行くんでもなんでも、送り迎えしてくれてたんでねえ、
今井通子:
うーん
相談者:
あれだったんですけどお、お父さんが急に亡くなっちゃったんでね、
今井通子:
はい
相談者:
うん、もう、どうしていいか、自分も、もう、毎日、泣いてたんじゃダメって友達に言われるんですけどもお、
今井通子:
はい
相談者:
んん・・どうして、これから、一人で生きてくのに、どうしたらいいかと思って、
今井通子:
分かりましたあ。
相談者:
すいません
今井通子:
あなたは、いくつ?
相談者:
75です。
今井通子:
75歳。
相談者:
はい
今井通子:
お父さんっていうのは、ご主人のことですよね?
相談者:
そうです。
今井通子:
ご主人おいくつでした?
相談者:
82歳です
今井通子:
82歳
相談者:
はい
今井通子:
はい
で、亡くなられたのは、
相談者:
先月末です。
今井通子:
じゃ、まだ、一ヶ月経ってない
相談者:
経ってないです、まだ四十九日も来てないんです。
今井通子:
あ、まだ、じゃあ、亡くなったばっかりなのね?
相談者:
はい
今井通子:
はい
それで、
相談者:
はい
今井通子:
えー、あなたは、今、ご主人と、あなたと二人住まいだった?
相談者:
ええ、あの、娘も、下の子居たんです、居るんですけどもお
今井通子:
はい
相談者:
朝勤めに行って、夜遅くしか帰って来ないんですけどね。
今井通子:
あ、お嬢さんは、あの、ご一緒に住んでらっしゃるのね?
相談者:
そう、で、今、今度
今井通子:
はい、そうすると、お嬢さん、今、下のお嬢さんって
相談者:
来月、
今井通子:
仰ったけどお、
相談者:
はい、来月は出て行っちゃうんです、下の子も。
今井通子:
上のお嬢さんは、おいくつ?
相談者:
52です。
今井通子:
52歳
相談者:
それはアメリカにいるんですけどお。
今井通子:
はい
下のお嬢さんはおいくつ?
相談者:
49です。
今井通子:
あのお、お二人とも、結婚してらっしゃらないの?
相談者:
上の子はアメリカ人と結婚してるんですけどお、
今井通子:
はい
相談者:
下はまだなんですけど、
今井通子:
ああ
相談者:
今度、一緒になるみたいなんで・・
今井通子:
あの、アメリカで結婚してらっしゃるということはあ、
相談者:
はい
今井通子:
向こうにいらしてから結婚されたの?
相談者:
そうです。
今井通子:
あ、じゃあ、日本人じゃないのかな?
相談者:
日本人じゃない、アメリカ人です。
今井通子:
アメリカ人のご主人?
相談者:
はい
今井通子:
ご主人おいくつぐらいなの?
相談者:
50・・3です。
今井通子:
53歳。
相談者:
はい
今井通子:
で、下のお子さんは、
相談者:
え?
今井通子:
結婚話が出きたの?
相談者:
結婚話・・んん、彼氏はいるんですけども、
今井通子:
はい
相談者:
なかなか一緒にならないんで、
今井通子:
あ、そうなの。
相談者:
はい
今井通子:
え、で、あの、来月でしたっけ?
相談者:
はい、来月、出て行く
今井通子:
出て行くって言われてるのはあ、彼氏と住むために?
相談者:
んん、そこらへん、よく、わたしに言わないんですけどねえ。
今井通子:
あ、そうなの?
相談者:
はい
今井通子:
あなたと、
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さんとは、仲が悪かった、良かった?
相談者:
うんとお、あたしにはあんまり仲良く無かったです。
今井通子:
仲良く無かった。
相談者:
はい
お父さんとは、仲良かった・・
今井通子:
なるほど
相談者:
はい
今井通子:
でえ、仲良く無かった理由は?
相談者:
も、だいぶ前に、ちょっとアルバイトのときに、ちょっと怒ったことあるんで、それから合わなくなって・・
今井通子:
アルバイトというのは、お嬢さんが何かアルバイトしたの?
相談者:
そ、そ、パン屋さんでアルバイトしたときに、学校行ってるんで止めなさいっていうことでねえ。
今井通子:
学校に行ってるんで止めなさい?
相談者:
うん、高校んときに。
今井通子:
(笑)あ、随分昔の話ですね。
相談者:
そうです。
今井通子:
はい、はい
ああ、高校のときにい、えー、お嬢さんがパン屋さんでえ、
相談者:
働いてたんで、
今井通子:
あのお、アルバイトをしたのを、
相談者:
はい
今井通子:
あなたが止めろと、
相談者:
はい
今井通子:
言った、とき、以来!、
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さんとは仲良くないのね?
相談者:
そうです。
今井通子:
うん
で、ご主人亡くなっちゃったしい、
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さんとしては、仲の悪かった、
相談者:
はい
今井通子:
お母さんを、見捨ててえ、
相談者:
はい
今井通子:
一人住まいをしようと。
相談者:
はい
今井通子:
いうのがだいたいの流れ?
相談者:
そうですね。
今井通子:
で、そうなったところでえ、
相談者:
はい
今井通子:
あなたとしてはあ、
相談者:
はい
今井通子:
頼れる人もいなくなっちゃったしい、
それから、お嬢さんもいなくなっちゃってえ・・
相談者:
はい
今井通子:
今、あの、どおれくらいのお家に住んでらっしゃるの?
相談者:
31坪くらいの家です。
今井通子:
30う、1坪くらいでえ、平屋、二階建て?
相談者:
二階建て。
今井通子:
ああ、二階建て。
相談者:
はい
今井通子:
でえ、2階に住んでんの?
相談者:
あたし、足が痛くて上がれないんで、下です。
今井通子:
ま
相談者:
お父さんも下でした。
今井通子:
というようなお家に、急に一人になっちゃって寂しいわね。
相談者:
そうですね。
今井通子:
お父さん、これ、あのお、ちなみに、ちょっと、立ち入って、申し訳ないんだけど、何で、亡くなったの?
相談者:
胃ガンです。
今井通子:
あ、胃ガンだったの?
相談者:
はい、それがねえ、3年くらい胃の検査しなかったんですよね。
今井通子:
うん
相談者:
やりなさいって・・それで、今度、内科行ってたらあ、食べられないからっていって、点滴だけやって、一ヶ月くらいいたんですよ、そしたら、もう、何か、こう、茶色いものが出てきちゃったんでね、
今井通子:
はい
相談者:
それで、急いで、じゃあ、病院行きなさいって言われて、病院行って、検査したら、胃ガンがもう、末期だって言われちゃったんです・・
今井通子:
ああ
相談者:
それで手術したんですけど、もう、
今井通子:
あ、手術なすった・・
相談者:
全部取りきれなかったみたいで、
今井通子:
ああ
相談者:
そう、それで、すぐ、呼吸器が弱いんで、人口呼吸器付けたんで、喋れないんですよねえ。
今井通子:
ふうん
相談者:
そう、それで、わたしも毎日、看病に行ってたんですけどもお、
こっちで言ってることは、分かってるみたいなんだけど、何にも喋れないもんだから、可愛そうで、もう見てられなくなって、結局、流動物が食べられるようになったって喜んだんですけども、それが肺の方に入っちゃって、それから熱出しちゃって、
今井通子:
ああ
相談者:
それで、もう、
今井通子:
肺炎になっちゃったのね。
相談者:
はい
それで、もう、ずっと、
今井通子:
その間ってどれくらい?
相談者:
え?
今井通子:
胃ガンが見つかってからあ、入院・・
相談者:
手術してから一ヶ月う、で・・
今井通子:
あ、一ヶ月?
相談者:
はい
今井通子:
分かりました。
でも、そのときは、そうすると、あなた看病に行って、頑張りましたねえ。
相談者:
そう、毎日、50日、休まずに行きました、一日も休まずに。
今井通子:
で、ヒザが痛いなんて言ってられませんでしたね。
相談者:
そう、言ってられなかったけど、毎日もう、お父さん、治って欲しくって、一度連れて帰りたかくて、一生懸命頑張ったんですけどね(泣)
今井通子:
ああ・・分かります、分かります。
相談者:
もお、お父さんがとうとう逝っちゃったんで、
今井通子:
うん
相談者:
わたし、もう、今、も、どうしていいか自分が・・
今井通子:
さあ、そうですねえ。
相談者:
はい
今井通子:
あの、どうしていいか分からない、って仰ってるけどお、
相談者:
はい
今井通子:
えー、実はあなた、まだ、ピン、シャン、してて、お父さんの看病50日続けるぐらいのエネルギーはちゃんと持ってらっしゃる人なのね?
相談者:
はい
今井通子:
ということを、前提に、
相談者:
はい
今井通子:
どうしていいか分からないですう、を、精神科の高橋龍太郎先生がいらしてますので、
相談者:
あ、すいません、
今井通子:
よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)