孫の祝い事で喧嘩する両家。本心を言えない受身の攻撃性
テレフォン人生相談
2015年8月26日 水曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究家)
相談者: 男65歳 妻62歳 長女36歳独身 次女34歳既婚 長男32歳既婚
今日の一言:
立場の喪失は自分の存在を否定されたように感じます。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
よろしくお願いします。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に年齢を教えてください
相談者:
えーと、65歳です。
加藤諦三:
65歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚しています?
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さん何歳ですか?
相談者:
えー62歳、です
加藤諦三:
62歳
お子さんは?
相談者:
長女、36、独身
加藤諦三:
はい
相談者:
次女、
加藤諦三:
はい
相談者:
34、結婚してます。
加藤諦三:
はい
相談者:
外へ出てます。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、長男、32
で、相談は、その、長男32のことで、ちょっと
加藤諦三:
はい
相談者:
お願いしたいんですけどお
加藤諦三:
この32歳の長男は、今、一緒に住んでんですか?
相談者:
えーと、結婚して、外へ出てます。
加藤諦三:
あ、結婚して?
相談者:
ええ
加藤諦三:
で、子どもはいるの?
相談者:
4ヶ月くらい前に生まれまして、
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
その、孫のことでちょっと、相談が、
加藤諦三:
はい、分かりました。
そいで、この、長男、32歳の方は、いつ頃結婚してんですか?
相談者:
4年ぐらい前です。
加藤諦三:
4年ぐらい前
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、お孫さんが出来たということですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、わかりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで?、どういことですか?
相談者:
えーと、その、長男の、孫が生まれてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
お食い初め(*)をやるってことで、
(*)お食い初め:
おくいぞめ。
生後100日前後に行う祝い事。
生涯、食べることに困らないようにと願って行う。
赤ちゃんに、大人と同様のご膳を用意し、親族が食べさせるマネをする。
加藤諦三:
はい
相談者:
それを、やるのに、お嫁さんの方の、女親と、
加藤諦三:
はい
相談者:
お食い初めをね、若い人たちが、料理屋さんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
やりたいっていうことで、言ってたもんで、親御さんに、生まれてまだ一度も自宅に、来てないから、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしは、そこまでは言わなかったけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
お食い初めは、自宅でやるってことで、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうふうにあのお、お願いしたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
そしたら若いもんが、
加藤諦三:
はい
相談者:
どうしても料理屋さんでやりたいってことで、
加藤諦三:
はい
相談者:
そのお、お嫁さんの、女親が、(笑)ちょっと剣幕を■△%◇ていうか・・
若いもんが、
加藤諦三:
はい
相談者:
そういうふうに言ってるから、そうしろ、っていうような感じで・・
お願いするって感じじゃなくて、強制的に、やれって感じの・・
加藤諦三:
そいで、その、剣幕にあなた押されたわけですね?
相談者:
まあ、押されたっていうか、最終的にはむこうが折れてくれたことは折れてくれたんですけね。
加藤諦三:
あ、すごい剣幕だったけれども、
相談者:
ええ
加藤諦三:
分かりましたって、あなたの意見、を通したっていうことですね?
相談者:
まあ、最終的にはね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
途中で、だから、そういう、ちょっと、お互いにあの、自分の主張ばっかり通してたからね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしもこれ以上一緒に居るとね、自分の中が、頭が混乱しちゃいそうだから、席を立ったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
そういう、関係でね、
加藤諦三:
はい
相談者:
今後どういうふうにつきあっていったらいいかと思ってね。
加藤諦三:
で、今までもなんかこう・・相手方のですね、父親の方とか、
相談者:
ええ
加藤諦三:
親族の関係のトラブルっていうのは、
相談者:
いや
加藤諦三:
表面化しないけども、色々あったわけですか?
相談者:
こっちとするとお、
加藤諦三:
はい
相談者:
例えばなんか、宮参りやるとか、色々な問題は、お嫁さんと、女親と、
加藤諦三:
はい
相談者:
相談して、
加藤諦三:
はい
相談者:
だいたい、むこうで決めて、
加藤諦三:
はい
相談者:
こっちに押し付けるような感じっていうか、どっちかっていったら、我々は、まあ、しょうがないな、っていうような感じで、
加藤諦三:
うーん
相談者:
従ってたんだよね。
加藤諦三:
まあ、もうちょっとお、自分たちのことも、重要視してくれって・・
相談者:
うん、そういうこともありますね。
例えば、料理屋さんでやっちゃえば・・その料理屋さんつっても、自宅から100mぐらいしか離れてないとこでやるもんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
一度も家(うち)に入ったことないからあ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
それで、我々とすれば、そういうふうな形で、お食い初めだけでも、自宅でやりたいってことで、話を持っていったんですけどね。
加藤諦三:
うん・・
すと、あなたとすると、まあ、もうちょっと、そのお、孫が出来たときも、色んなことを、自分の方に、相談しながら、やってもらいたかったっていうこと・・
相談者:
ま、田舎だから、
加藤諦三:
はい
相談者:
どっちかっていうと、うちのせがれの、方のペースに、ま、一方的にこっちも、振り回すわけじゃないけどお、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、ある程度、お互いに話し合ってね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
進めて、いけたら、あれだったんじゃないかな?っていうような、意味なんです。
加藤諦三:
んん・・
ことに、まあ、あなたのお・・地方では、
相談者:
ええ
加藤諦三:
今でも、ご主人と、奥さんと、ていうと、男の方が中心になるという・・
相談者:
ああ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
例えば、孫が生まれたら、旦那さんの方の、親の方で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
なんか、取り仕切るっていうかね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ま、一方的にそれを、する時代じゃないけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
多少お互いに話し合ってね、
加藤諦三:
ええ
あなたからすると、この32歳の息子さんがちょっと不甲斐ないという感じがある・・
相談者:
まあ、そういう・・そのお、娘さんと親で、
加藤諦三:
はい
相談者:
決まったやつを、連絡う、くれるだけであってね、
加藤諦三:
うん
相談者:
だから、始めえ、それこそ、終わっちゃったらば、怒鳴りつけて言おうかと思ってたんですけどね・・
加藤諦三:
あの、あなたの奥さんは、どういう感じなの?
あなたとおんなじ気持ちですか?
相談者:
うーん、ま、うちの奥さんは、わりと、包容力(笑)があるのかしらないけど、お互いに、欠点あるんだからあ、そんなにい、
加藤諦三:
目くじらたてることないよと。
相談者:
立て、立て、だと思うんだけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしとすればね、頭ん中にそれがこびりついて、右から入って左と抜けるような、そういう人間になれれば、こういうこともないんだろうけど・・
加藤諦三:
そいでえ、やっぱりい、奥さんがね、あなたとおんなじ気持ちでね、
相談者:
ええ
加藤諦三:
なんでそのお、女親があんな、出てくるんだというような、
相談者:
ええ
加藤諦三:
ことで、あなたと気持ちが一緒になって怒ってればまだ気が済むんだけどもお、
相談者:
ええ
加藤諦三:
必ずしも、あなたと、同じ気持ちで動かないからあ、
相談者:
ええ
加藤諦三:
そこがまた、イライラするところもあんじゃないのかな。
相談者:
まあ、わたしとすればね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
どっちかっていったら、あれだけ言われててね、男の面子やないけど、
加藤諦三:
ええ
相談者:
言われたとき、しばらく押し問答してたけど、
加藤諦三:
うん
相談者:
もう、その席は立っちゃいました。
加藤諦三:
うーん
相談者:
ここにずっと居ればね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
もっとあのままエスカレートしちゃったんです。
加藤諦三:
うーん
相談者:
そしたら、あの、中止になって、なんだろう?って、近所でも笑いものになっちゃうところでしたけど。
加藤諦三:
席を立ったけれども、
相談者:
ええ
加藤諦三:
非常に冷静な行動だけれども、
相談者:
ええ
加藤諦三:
気持ちはものすごい、収まってない。
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
要するに、その親族の中でね、
相談者:
ええ
加藤諦三:
あなたの立場っていうか、あるわけですよね?
相談者:
ああ、ありますね。
加藤諦三:
で、立場がないっていうのは、相当堪えるもんですよ。
相談者:
ええ
加藤諦三:
で、それが今、大変堪えてるんだけれども、
相談者:
ああ
加藤諦三:
どうしようかと、いうことですね?
相談者:
そうですよね。
加藤諦三:
はい
今日はスタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います
相談者:
はい
(回答者に交代)
同じく田舎で、義父母のすぐ近くに住んでいました。出産後や小学校入学時は、近所の方々がお祝いに訪れてくれました。地域で可愛がってもらえるのは有り難い反面、子供を抱いてお祝い返しに回ったり、嫁的には正直しんどかった。お食い初めや初節句、誕生日、七五三も、近所の方まで呼ばないまでも、盛大にやりたがって、子供の為なのか、義父母の為なのか、よくわからなかったです。相談者のお宅でも、最初からこれでは、先が思いやられますね。