こんな引きこもり見たことない。中卒営業マンから農業手伝い
テレフォン人生相談
2015年9月21日 月曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女68歳 夫70歳 長男32歳の3人暮らし 長女42歳と次女40歳はそれぞれ家庭をもっている
今井通子:
はあい、今日はどういったご相談ですか?
相談者:
息子のことで相談したいんですけど。
今井通子:
はい
あなたおいくつですか?
相談者:
えー、68歳
今井通子:
68歳
相談者:
はい
今井通子:
息子さんは何歳?
相談者:
32歳
今井通子:
32歳
あなた自身はご主人いらっしゃいますか?
相談者:
はい、70歳
今井通子:
70歳
相談者:
はい
今井通子:
で、息子さんお一人?
あのお、
相談者:
えー、長女、次女は、あのお、それぞれ家庭持ってます。
今井通子:
ご長女と、次女の方、
相談者:
42と40
今井通子:
と、息子さん、一番下でらっしゃるわけね?
相談者:
あ、そうです、はい
今井通子:
で?、息子さんは、今、まだ、独身でらっしゃるんですか?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
あの、ご自宅にご一緒に住んでらっしゃるんですか?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
でえ、あなた自身は専業主婦?
相談者:
今はもう、年金暮らし、ですけど
今井通子:
あ、年金暮らし。
相談者:
当時は、まあ、当時というか、ま、
今井通子:
あ、現役の頃は、仕事をされてた?
相談者:
仕事・・い、今も共働きしたりい、
今井通子:
あ、はあ、はあ、はあ、はい
で、ご主人は?
相談者:
主人も会社員、で、ま、
今井通子:
年金暮らしですか?、今
相談者:
今は年金暮らし。
今井通子:
はい
さて、で、息子さんは、どこかにお勤めになってますか?
相談者:
えー、無職です。
今井通子:
あ、無職でらっしゃる。
相談者:
はい
今井通子:
なるほど
で、息子さんについてのご相談ですね?
相談者:
そうです、はい
今井通子:
どういうご相談でしょう?
相談者:
ま、あの、引きこもり状態なのでえ、
今井通子:
はい
相談者:
ま、資格をとってえ、仕事、について欲しい。
で、何がわたしに出来るか?という、ちょっと相談したいんですけど。
今井通子:
ああ、はあ、はあ
その引きこもり状態と言うのはいつ頃から?
相談者:
当初は中2・・
今井通子:
中学校の頃?
相談者:
うん、一度、2年生のときに。
でも、ま、3年で頑張ってえ、
今井通子:
ちょっと待ってください、そうすると、中学校2年生で、何ヶ月ぐらい引きこもりになっちゃったんでしょう?
相談者:
1年近く
今井通子:
じゃ、まずう、学校・・は、中学校に入りました。
相談者:
はい
今井通子:
1年目は、学校に普通に行ってました。
相談者:
はい、はい、はい
今井通子:
2年目の、
相談者:
はい
今井通子:
4月からあ、もう、行かなくなっちゃったの?
相談者:
うん、あのお、始業式は行きました。
今井通子:
あ、始業式は行った。
相談者:
で、なんか、クラス委員に選ばれて、なんか、あと行かなくなりました。
今井通子:
あー、そうなんですか
相談者:
小学校のときは、すごく良い子でした。
今井通子:
はい
クラス委員に選ばれたのがご本人としては嫌だったのね?
相談者:
いや、それちょっと分かりません。
今井通子:
分からない。
相談者:
はい、あの、この、高校は志望校入りました。
3年で頑張って。
今井通子:
そうすると、2年生は、自宅う・・にいらしたの?
2年生のときは。
相談者:
はい、、はい、はい、そうですね
今井通子:
で、3年生は学校へまたちゃんと
相談者:
はい、はい、はい
今井通子:
行ったわけね?
相談者:
はい
今井通子:
はい
でえ、
相談者:
んで、今度高校で、また
今井通子:
高校で
相談者:
2年、3年と、留年しました。
今井通子:
高校は、自分が行きたいところへ、頑張ってえ、勉強して、入ったわけですね?
相談者:
はい、はい
今井通子:
で、だけど、2年生になったら、また?、不登校になっちゃったんですか?
相談者:
はあい
今井通子:
で、このときは何か、原因みたいなものありました?
相談者:
何もしゃべらないんで、分かりません。
今井通子:
それで、3年生のときはどうだったんですか?
高校3年生。
相談者:
3年も、留年しました。
でえ、高校3年の2月にい、退学しました。
あ、ま、何回か留年して。
今井通子:
何回かって仰るのはあ、
相談者:
ええ、あのね、高校生のときね、4回。
4年ほど、欠席ですけど、授業料はちゃんと払ってえ、一年目にい、担任との面談で、
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと先生に、誘導されてえ、
今井通子:
なるほどね
相談者:
先生の言い方がね、あのお、同じい、ま、一年入った子があ、教育実習で、来るぞと。
今井通子:
はい
相談者:
も、辞めるんだろう?と。
ほな、子どもは、「はい」と言いました。
今井通子:
あー
相談者:
その場にわたしが行って、わたしが何も言えなかったのは、わたしに原因があるだろうと、ま、それ、が、ま、わたしの悩みでも、ありい、
今井通子:
はい
相談者:
子どもに対して、責任を果たせてないというような、後悔が、未だにあります。
今井通子:
なるほどお
それで、そのお、高校退学になった後、息子さんはあ、
相談者:
2年ほど引きこもってました。
その後、就職しました。
今井通子:
あ、なるほど
相談者:
で、
今井通子:
で、就職は、
相談者:
5年ほど続きました。
今井通子:
はい、それは、あの、職場はどういった関係のところでした?
相談者:
販売関係?
今井通子:
あ、販売
相談者:
で、最初、親元で、あと転勤、転勤、転勤で、
今井通子:
はい
相談者:
一人住まい。
も、一人住まい、本人希望してましたんで
今井通子:
はい
相談者:
転勤、転勤で、
今井通子:
はい
相談者:
ま、最終的に、一番、また、遠くな、なるのを機会に、
今井通子:
ええ
相談者:
東北の大震災もあったりなんかしたので、ま、それらも、あたしも心配して、帰ってくることになりました。
今井通子:
んん、そこは、じゃ、あの、円満退職してるわけね?
相談者:
ま、円満退職、はい
今井通子:
じゃ、そのお、販売会社で、転勤もちゃんと勤めて、
相談者:
はい、勤めて
今井通子:
5年間はしっかりやったわけ?
相談者:
はい
今井通子:
で、最後に、そのまた転勤になるのを機会に、
相談者:
はい
今井通子:
あなたが心配して、ていうこともありい、
相談者:
はい
今井通子:
お家に帰って来られたっていうことですか?
相談者:
はい、はい
今井通子:
はい
で、現在、3年間、
相談者:
はい
今井通子:
お家に、いらっしゃる?
相談者:
はい、居まして、
今井通子:
はい
相談者:
1年のうち、3ヶ月程、仕事してます。
それは、知り合いが、農繁期に手伝ってくれ・・
今井通子:
ああ、農業の手伝いに、はい
相談者:
はい、それは、あの、1日も休まず、
今井通子:
はい
相談者:
仕事がある日は行きます。
今井通子:
なるほど
相談者:
でも、あとの9ヶ月が、家に居るのが、ま、わたしとしては、仕事行って欲しいと。
見つけて欲しいと。
今井通子:
そうすると、あなた方の方としては、息子さんが何でこういうふうに、そのお家にずっと居ると思います?
相談者:
ま、行く所がないからあ、仕事がないから、収入がないから、と思ってます。
今井通子:
じゃ、高校退学してからの2年間の引きこもりっていうのは、
相談者:
はい
今井通子:
仕事さえ見つかれば、出かけていたような体制なの?
それとも、引きこもりで仕事を、を、しようという気もなかったの?
どっち?
相談者:
んん、どっか、あのお、あの履歴書?
出してましたから、その気はあったと思います。
今井通子:
あーなるほど
お家にいらっしゃるときはあ、例えば自室に篭っちゃったり、してるの?
相談者:
あ、インターネットしてます。
今井通子:
インターネットはしてる。
相談者:
はい
カチャカチャ、カチャカチャ
今井通子:
うん
相談者:
で、なんか、話もしてます、インターネットで。
今井通子:
はい
うん
相談者:
会話はないです。
今井通子:
会話ないの?全然。
相談者:
あ、主人がだいたい会話のない、無口な人で、
今井通子:
ええ
相談者:
しゃべりたくない、聞きたくない、人なんです
今井通子:
ていうのがご主人?
相談者:
はい
今井通子:
今でもそうなの?
相談者:
今でも
今井通子:
ふうん
相談者:
人のことは関心ないと。
言ったら終わりです。
しゃべりかけても。
今井通子:
うん・・
相談者:
で、わたしも無口で、
今井通子:
ええ
相談者:
ま、わたしは聞きたい、話したい、いう気もあるんです。
だから、話上手な人には、も、何でもしゃべりたい。
でも、主人みたいに、話、聞き下手の人には、話したくないという・・
今井通子:
うーん・・
相談者:
ちょっとまあ、あんまり家庭環境良くないですね。
今井通子:
(笑)
それで、息子さんの方は、話されないの?
相談者:
ほとんど、話、は、して来ないし、こちらから話しかけても、返事せずに立ち去ります。
今井通子:
ふん・・
相談者:
仕事探してるのかあ?とか
今井通子:
うん
相談者:
あの、高卒の資格を取ったらどう?言っても
今井通子:
取ったらどお?とか・・ま、そういう話し掛けね?
普段の、調子はどう?みたいな話はしないの?
相談者:
しない・・ですね。
今井通子:
まあ、そうすると、言われたくないことだけ言われてるから(笑)
相談者:
そう、ですね。
今井通子:
(笑)
黙って帰っちゃうんでしょうね。
相談者:
はい
今井通子:
(笑)
なるほど
そうすると、あなたの望みは先ほど仰ってたように、仕事を見つけて、仕事に出て行って欲しいと。
相談者:
というのと、どの求人見ても、最低高卒なんで、せめて高卒ぐらいを取りながら、仕事探して欲しいいうのが、希望なんですけど。
今井通子:
なるほどねえ・・
じゃ、もう一度、何を、ご相談なさりたいかを、仰って・・
相談者:
うん、だから、子どもが、ま、そうなって欲しいんだけど、わたしの、この、何?、性格?
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと、わたし、って、ま、一言で言えば、言語的IQの低い、お人よし?
そういうことが、なんか、影響してる、ような気がして、子どもは、ま、反省したら、あの、赤ちゃんのときに、這い這いをせずに、這い這い無しで育てたのが、力強さの、ない?、子に育ったのか、とか、退学のときに、何も、言えなかった、一言も、しゃべれなかった、自分がないというか、その場で何も言えなくってえ、夜寝てるときに、あー、もう、すごい後悔するという、この、なにいうかね、自分の頭の悪さ。
そんなことを、すごい後悔するというか、なんとかせにゃいかんのかな?思ったり・・
今井通子:
要するに、あなたのせいで、息子さんが、こういう状態になったのかしら?って思ってらっしゃる?
相談者:
思ってます。
何割か、まあ、半分か、
今井通子:
ゆえにい、そのお、あなたがどういうふうにしたらいいか?っていうことをお聞きになりたいの?
相談者:
わたしに何が出来るか?ですね。
今井通子:
うん・・
相談者:
子どもに対してね。
今井通子:
子どもに対してね。
相談者:
出来るとしたら、ま、通信教育?、で、資格取って、で、応募できるように、する、ぐらいしか出来ないけどお、
今井通子:
仕事を探すことが出来るようになるまでえ、
相談者:
なって欲しいんだけど、乗ってこない。
今井通子:
乗ってこないけれど
相談者:
わたしに何が出来るかですね。
今井通子:
うん
相談者:
子どもに対してね。
今井通子:
分かりました。
今日はですね、精神科医の高橋龍太郎先生がいらしてましたので、伺ってみようと思います。
相談者:
あー
今井通子:
先生よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)