こんな引きこもり見たことない。中卒営業マンから農業手伝い
(回答者に交替)
高橋龍太郎:
始めまして高橋です。
相談者:
あ、すいません、よろしくお願いします。
高橋龍太郎:
お話伺ってて、その、お人よしはお人よしそうだけど、IQ低いっていうふうには、全然思いませんよ。
相談者:
いや、言葉が出ないんです
高橋龍太郎:
うん、いや、でも、もう、十分、言葉が出てる
相談者:
あの、人の話聞いてるとお、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
その、聞いて、それを理解するだけで、もう、精一杯で、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
自分の考えが、浮ばないし、出てこないし、まとめられないし、夜寝て、寝付くってると、色んなことが出てくるんです、自分の中で。
高橋龍太郎:
うん、ただ、問題点はね、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その後で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
悔いてるということを、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
延々、たぶんお家の中で繰り返してるんじゃないかな?っていうことがすごく心配。
相談者:
あ、それ、自分の頭ん中でね
高橋龍太郎:
うーん
ただ現実には、そういうことが口の端にたぶん出てるんだと思うよ。
相談者:
・・
高橋龍太郎:
要するに、自分のせいだって半分言いながら、息子さんに対して失敗モデルだよっていうふうに、暗に陽にい、何らかの形で伝えてるもんだから、
相談者:
はあ・・
高橋龍太郎:
息子さんもすごく、ネガティブな気持ちになってるっていうことが一つと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それから、お家の中では、ご主人と息子さんはたぶん全然しゃべんないだと思うけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたが一人しゃべってるのでえ、全部、しゃべらないでも済むような環境にお家の中がなってるってことが、もう一つの問題点。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、やっぱり、あなたがすべきことがもしあるとすればあ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたが口数を減らしてえ、息子さんに、じーっと、言いたいことを言わせるような、そういう、空間作りをするってことが一番大事だね。
相談者:
はあ・・
高橋龍太郎:
うん、そうして、息子さんが今何を考えてるのか、何を、やりたいのか、あるいは、逆に何も、やりたくないのかも、全部含めてえ、息子さんの口から、ゆっくり時間掛けて言わせるってことが一番大事。
相談者:
はあー
高橋龍太郎:
ただし、引きこもりかどうかっていうと、全然引きこもりじゃないよ。
こんな引きこもり見たことない。
引きこもりってね、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ほんとに何にもしないんだから。
30半ばになっても、40になっても、お家に居て、もうほんとに、コンビニぐらいは出かけるけど、あとは何にもしないの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だけど、どうみたってたくさん色んなことしてるじゃない。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
その、繁忙期だけ駆りだされて、休み無く3ヶ月勤める引きこもりなんて見たことないよ。
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
うん、だからあ、何か、上手くシステムに乗せればいいんだと思う。
今、例えば、も、日本中で、そういうふうになんとなく、社会不適応で、仕事が出来てない、人のための就労支援センターっていうのが、もう各行政単位ごとに出来てんの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、そこに2年単位で、とりあえず通うと、履歴書の書き方から、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
行儀作法から何から何まで、そういう人たちばっかりだから、すごく行き易いわけだけど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういうふうに、なんとなく、引きこもりじみてる人は。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、またそこに企業がくっついていてえ、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ああ、じゃあ、卒業し終わったらうちで引き取りますみたいな構造になっていて、
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
で、すごくそういう意味では昔に比べると、そういうふうに社会的な繋がりから切れてる人も、就職し易い環境に一つはなってんの。
相談者:
あー
高橋龍太郎:
だから、そういうところも是非、情報を利用してごらんなさい。
すごく、敷居が低くて利用しやすくなっていて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ジョブコーチって言って、仕事のアドバイザーみたいなのがそこにみんな居るわけ。
相談者:
あー
高橋龍太郎:
で、その人の、キャリア毎にカルテ作って、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
じゃあ、あなたはこういうところで、こういうようなことをやってみないか?って相談し合いながら仕事まで結びつけてくれるから。
相談者:
ああ、そうですか
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう人と相談するのが、お母さんが一番安心なんじゃないの?
相談者:
あ、そうですか。
高橋龍太郎:
それからあ、やっぱり、せっかく、ご親族がいて、三ヶ月、働いてくれること認めてくれるってことであれば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それ以外のときも、安い給料でもいいから仕事を続けてもらうとか、変な言い方だけど、あなた方のお家から、給料を実は、その親戚の家に裏で回して、で、働き続けてもらうとか、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
働くってある種の習慣みたいなところがあるから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
一旦回転すれば5年続いたわけでしょう?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だから、彼の中に確実に力はあるんだから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
農業で良ければ、そういうふうに安い給料ででも、で、裏であなた方が、お金出してでも、仕事をし続けるっていう方法もあります。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
全然引きこもりじゃないので、
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
対策ひとつだと思う。
相談者:
そうですか。
高橋龍太郎:
ただ基本は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
息子さんはそういう意味では、コミュニケーションの能力がないわけではなくて、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
口数が少ないだけだから、
相談者:
あー
高橋龍太郎:
それをあなたが、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
よく分かってあげることが一番大事。
相談者:
はあ
高橋龍太郎:
それから、4年も留年してて、退学届けを、あん時、口車に乗せられて、書いちゃったのを、悔やむ必要全然無いよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんな、(笑)もっと前に退学届けだすべきだよ、そんなの
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
そんなの、全然、高卒の、資格になんか、今さら拘らなくても全然、大丈夫。
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
うん、あのお、むしろ、就労支援で、しっかり、仕事が出来るってことを、自分で証明することの方が、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ずうっと、自分の自信につながるので。
相談者:
ああ
高橋龍太郎:
高卒の資格なんて、いつでも取れるから。
相談者:
はあ
高橋龍太郎:
もし、自分の人生余裕が出来たときに取ればいいので。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい、分かりました。
すみません、ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)