自立する子どもへの寂しさ。娘の忘れ物を気に掛ける本当の理由
(回答者に交替)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちは、お願いします
大原敬子:
いえ、あのお、職場と、
相談者:
はい
大原敬子:
学校生活を、お母さんは、重ねてるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
実は。
相談者:
はい
大原敬子:
で、お嬢さんは、
相談者:
はい
大原敬子:
学生生活から抜けきれてなくって
相談者:
はい
大原敬子:
今居るんですね
相談者:
はい
大原敬子:
で、今日の相談がですね、
相談者:
はい
大原敬子:
ほんとはお嬢さんと、思うならば、
「先生、うちの子ねえ、二十歳になって、色んなことやってるのに、」
相談者:
はい
大原敬子:
「職場を解雇されたんです」
相談者:
ああ
大原敬子:
ていう相談なら分かるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
じゃないでしょ?
相談者:
ええ
大原敬子:
結構、したたかに生きてますよね?
鍵を忘れるお嬢さんが。
相談者:
はい
大原敬子:
すと、今日の相談は、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしがすごく危惧するのは、お母様です。
相談者:
はい
大原敬子:
寂しい、それから、まだお若いですよね、44歳ですもんね。
相談者:
そうですね、寂しいのは確かにあります、うん、それは。
大原敬子:
それから、この先、自分が、50、60、どういう風に生きようかっていうことは、もう出来ています?、頭の中に。
相談者:
ないです。
大原敬子:
それも、心配?
相談者:
心配・・そお、うん、そうですね。
大原敬子:
そしてお嬢さん、結婚して、
相談者:
はい
大原敬子:
あのお、ご長男も結婚してしまったときに、自分は一人で生きていけるって力はあります?
相談者:
無いと思います。
大原敬子:
(笑)答えが早かったわね。
相談者:
(笑)
大原敬子:
今日の相談は実はそこだったんです。
相談者:
あー
大原敬子:
つまりね、お嬢さんにかこつけていますけども、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしは、子どもたちにとってもう、必要な人ではないんじゃないか?っていう、ね?
相談者:
あります、それは
大原敬子:
ありますよねえ?
相談者:
うん
大原敬子:
でも、あなた、なんとしても若すぎる、44歳ですから。
相談者:
(笑)
はい
大原敬子:
そうでしょ?
相談者:
そうですねえ
大原敬子:
そのときに、自分の中で、寂しさが、全部弱腰になってるんです。
相談者:
あー、そうか
大原敬子:
お嬢さんと、
相談者:
はい
大原敬子:
ご長男に対する、あなたの、必要な人は、まず、あなたは絶対に元気でいることなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
そして、二つ目は、とことん、長生きすることね。
相談者:
はー、はい
大原敬子:
そしたら、この、お嬢さんの瑣末なことは、
相談者:
はい
大原敬子:
時々、自分がしたくって、
相談者:
はい
大原敬子:
これは、心配ではなくって、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん、会話したいから、こういう言葉になってしまうけどってこと、素直に言ってもいいんじゃないかしら。
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
あのね、娘さんってのはね、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さんにとっては、今の接し方は、高校生の扱いをしてるんです。
相談者:
あ、そうか、はい
大原敬子:
ね?
相談者:
はい
大原敬子:
ていうことは、娘さんにすると、いつまでもあなたが子どもでいて欲しいんです。
相談者:
はい
大原敬子:
分かります、それは、とってもよく分かります。
でも、子どもの存在をいつまでもあなたが、自分の居場所を、作るために、子どもを抑えていくと、
相談者:
ええ
大原敬子:
子どもは逃げて行ってしまうんですよ。
相談者:
はい・・分かりました
大原敬子:
ねえ?
で、今、あなたはお仕事なさってますか?
相談者:
はい、してます
大原敬子:
だったら、自分の仕事もあるわけですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
しっかり貯金することよね。
相談者:
そうですね
大原敬子:
娘にあげなくって。
相談者:
はい
大原敬子:
あのね、こんな話があるんですよ。
人生ってね、金のわらじが大事だって言うんですねえ。
相談者:
はい
大原敬子:
で、わたしは、その金のわらじって、一体何だろう?と思ったんです。
相談者:
はい
大原敬子:
で、よくわたしはこういう性格ですから、よく、あのお、母に言われたのはね、
相談者:
はい
大原敬子:
わたしの金のわらじは、元気でいなさいって言うんですよ
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
元気で笑顔でいたら、
相談者:
はあい
大原敬子:
人はきっと、あの笑顔の中に、
相談者:
はい
大原敬子:
大きな何かを持ってるんじゃないかと。
財産を。
相談者:
うーん
大原敬子:
だから笑顔でいなさいって。
人にはそれぞれ、自分の金の、わらじを持つことが、
相談者:
はい
大原敬子:
子どもたちから、あるいは、周囲から、必要な人になれるんだって言ったんですね。
なに?、笑顔で元気でいいの?と思ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
あ、わたし、これだけは守ってみようと思ったんです。
ね?
相談者:
はい
大原敬子:
だから、あなたも金のわらじは、自分で何が、あれですか?、一番、わたしは笑顔、陽気なんですけども、あなたは何が出来る?
金のわらじ。
相談者:
確かにそおですねえ
大原敬子:
うん
相談者:
子育てしてるときは、楽しくてしょうがなくてきたけど、
大原敬子:
うん
相談者:
最近、そうですね、そういう感じではなかったですね。
大原敬子:
あら、何しますか?、金のわらじ
相談者:
えー
大原敬子:
恋人?
相談者:
・・いや・・
大原敬子:
どうして?
44歳なんて、あなた、好きな人が出来てもいいじゃない。
相談者:
いえー
大原敬子:
じゃ、もう、44歳、おしゃれですね。
あなたの金のわらじは、あの人誰か、素敵な男性がいるんじゃないの?も、今いい時期ですね、これ44歳はね。
相談者:
そうですねえ
大原敬子:
そうですよお
相談者:
(笑)
いや、
大原敬子:
金のわらじってのは、自分が準備をして、そういうものになっていくことが努力のものが金のわらじなんです。
相談者:
はい
大原敬子:
今日からですね、
相談者:
はい
大原敬子:
お嬢さんが、
「何でお母さん最近あたしにかまってくれないの?」
って。
「何かおかしいわ」
「あら、お母さん、きれいになった」
相談者:
(笑)
大原敬子:
「もしかしたら好きな人出来たのかな?」
と思うと、子どもは、絶対に取られたくないですから、焼き餅妬くのは子どもなんですよ。
それも、面白半分の一つでもいいんじゃないですか?
相談者:
そうですねえ
大原敬子:
ねえ?
それからもう一つは、お金を貯めておく。
相談者:
(笑)
大原敬子:
(笑)
相談者:
大事ですね、そこは
大原敬子:
ねえ
そして、お母さんは、したたかに、元気でいること。
相談者:
はい
じゃ、今度、子どもの、
大原敬子:
はい
相談者:
その、忘れもの、については、どうしたらいいですか?
大原敬子:
あのね、私ね、よく、昔っから、忘れてるんですねえ。
相談者:
はい
大原敬子:
忘れるっていうことは何かって言うと、それだけ必要なもんじゃないんですね。
相談者:
ええ
大原敬子:
なんとか出来るものを忘れてるんです。
ほんとに、命より大事なものってのは忘れないです、人間だれでも
そうでしょ?
お嬢さん、忘れ物はいけないんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
大きな・・大きな失敗をします。
相談者:
うん
大原敬子:
それが、学習、勉強です、人生のね。
相談者:
うーん
大原敬子:
だけども、それでも忘れるときには、知恵があるんですね。
これが忘れたら、
相談者:
はい
大原敬子:
こちらで、その代わりが出来るってものを身につけることがあるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
ですから、忘れ物は悪いけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
見方によっては、
相談者:
はい
大原敬子:
学習と知恵をつけるんですね、逞しさを。
相談者:
はい
大原敬子:
分かります?
お嬢さんだって、恋人忘れることは絶対ないと思いますよ。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、どうでもいいから、忘れるんです。
そのように、お母様が腹を括ってえ、この子は逞しく生きていくわ、と思うぐらいに、笑顔で、
相談者:
はい
大原敬子:
「あなたは凄いわね、こんなに忘れて、職場で問題起こさないの?」
相談者:
ああ
大原敬子:
「その知恵を教えて」
っていうぐらいにして、お嬢さんの、その職場のね、
相談者:
はい
大原敬子:
状況をですね、
相談者:
はい
大原敬子:
笑顔で聞いてあげたらいかがでしょうか?
相談者:
はい、そうします
大原敬子:
そうですか、
相談者:
はい
大原敬子:
忘れものを、そんなにね、執着することはないと思います。
相談者:
そおですね
大原敬子:
と思いますけども
あの、
相談者:
目くじら立てる必要もないですよね。
大原敬子:
もう、教育の、加藤先生伺ってみますけども、忘れ物、どうでしょうか?
(再びパーソナリティ)