親しくなるのが怖い、モノが捨てられない。回避依存症、アボイダンス・アディクト
(回答者に交替)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちは、お願いします。
大原敬子:
あの、今日の相談は、
相談者:
はい
大原敬子:
妻が全く見えません。
相談者:
はい
大原敬子:
妻が何を考えてるか?分かりません。
今後、僕は、
相談者:
はい
大原敬子:
妻とどのように付き合ったらいいでしょう?って話じゃないでしょうか?
相談者:
はい、そうです、はい
大原敬子:
そうですか。
それはね、奥様は、幼児期から、お母さんが、
相談者:
はい
大原敬子:
過干渉だとわたしは思ってんですね。
相談者:
はあ
大原敬子:
過干渉で育てた親っていうのは、
相談者:
はい
大原敬子:
そのお母さんが認知になったとき、子どもはどう見るか?っていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
それまでは、お母さんが、過干渉ですごくうるさいので、
相談者:
ええ
大原敬子:
すっごく大きなゴリラのように見てるわけですよね?
相談者:
ああ
大原敬子:
そしていつも怯えながら、母親の顔見ながら、生きてきたんです。
相談者:
はあ
大原敬子:
あるとき、母親が認知になりましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
そのときに
「え?、わたし、今まで、ずうっと、50何年間、母はすごい人で、」
相談者:
はい
大原敬子:
「すっごく怖くて、立派だと思ってたのに、こんなに小ちゃな人?」
って思ったときに、
相談者:
はい
大原敬子:
女性はどうなるかというと、ものすごい憎しみとイラつきが出るんですね。
相談者:
はあ
大原敬子:
「なんで?」
って。
「なぜわたしは、こんな人にこれだけ怯えていて、そして神経を使ってえ、なぜ?なぜ?なぜ?」
ってなるんですよね。
相談者:
うん・・
大原敬子:
じゃ、
相談者:
はい
大原敬子:
なぜわたしが過干渉ではないですか?って言うんですけども、これは、先ほど言ったように、過干渉の特徴です。
相談者:
あー
大原敬子:
テレビでも何でもそうです。
壊れても置いておきたくなるんです。
相談者:
あー
大原敬子:
捨てるのが嫌なんですね。
相談者:
はあ
大原敬子:
ところが整理は出来ないんです。
相談者:
んん、はい、はい
大原敬子:
床に散々に散らばってます。
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
言えば言います、確かに。
相談者:
はい
大原敬子:
で、キレます。
相談者:
はい
大原敬子:
キレたら、も、手がつかない。
相談者:
はあ
大原敬子:
で、パニック症状が強いはずなんです。
相談者:
ああ
大原敬子:
そして、それだけパニック症状がすごいのに、判断しろって判断できないんです。
「え?分かんない、分からない、分からない」
すごい、あわてるんです。
相談者:
ええ
大原敬子:
これが過干渉で育てられた、女の子なんですねえ。
相談者:
ああ
大原敬子:
ほんっとに、幼児期、いい子だったんです、この人。
相談者:
ああ
大原敬子:
無理をしてたんですね。
相談者:
ああ
大原敬子:
だから、誰もが嫌いなんです。
嫌いなのを、笑顔で会ってたんですね。
相談者:
ああ
大原敬子:
ところが、一番怖いゴリラみたいなお母さんが、
「こんなに小ちゃいんだ」
って。
「わたしが思ってるお母さんと違う」
と思ったときの、現実とのギャップですねえ。
相談者:
ええ、ええ
大原敬子:
それから、もおのすごい、怒りが出るんです。
相談者:
ああ
大原敬子:
元々人間嫌いなんです。
要するに、お母さんが、過干渉でかかってきますから、歩み寄ることが嫌い。
相談者:
はい
大原敬子:
本来は。
相談者:
はい
大原敬子:
でも、お母さん怖いから、一応、ニコニコして、接している。
相談者:
ああ
大原敬子:
これ、抑圧なんですけども。
そう思って生きてきたときにい、ある日突然、怖いものがなくなったときに、
「今まで何であんな無理したんだろう?」
って、思ったときの怒りは相当なものなんです。
相談者:
あー、はい、はい
大原敬子:
で、じゃ、どうするか?って。
あなたが、どう対応するか?ってことですよね?、奥様と。
相談者:
はい
大原敬子:
あのお、奥様、今、お料理作ります?
一つの例題ですけども。
相談者:
はい
大原敬子:
どんなの?
相談者:
色んな、焼き物とか、煮物とか、だいたいできますけど、
大原敬子:
ということは、あなた自身も今、奥さんに対しての関心はないわけですよね?
相談者:
ま、そうですね、はい
大原敬子:
はっきり言えば、嫌になっちゃったの?
相談者:
はい
大原敬子:
別れたい?
相談者:
いや、色々とありますのでえ、
大原敬子:
うん
父親いますもんねえ?
相談者:
うん、で、出来る限り、なら、別れなくてえ、別居ぐらいで済ませれないかなあ、とは思うんですけどもお。
大原敬子:
これ、奥様もそう思ってるんですよ、実は。
相談者:
はい
大原敬子:
もお、人間関係煩わしいんです。
相談者:
ええ
大原敬子:
奥様も、しつこく来られるのも嫌なんです。
気分的に。
相談者:
はい
大原敬子:
そしたら、あなた自身が今日の相談は、世間が分からないで、
相談者:
はい
大原敬子:
一応父親が、ま、元気でいらっしゃるんでね、
相談者:
はい
大原敬子:
そういうこともあって、子どもたちも分からないように、家庭内別居はないですか?ってことですか?
相談者:
んん、ま、そうですね、はい
大原敬子:
で、あなたの■△%はどうしたいの?
相談者:
一応、最低限のことしか話さずに、まあ、それ以上のことは喋らないということにしようかなあ、とは思ってるんですけどもお、
大原敬子:
あ、それは奥様も思ってますよ。
相談者:
うん、ま、それでいいと思うんですけどお、それで、解決できれば、ずうっと、その、これから物を、
大原敬子:
それで解決できればってことは、どういうこと?
結構あなた、短気でしょ?
相談者:
そうでしょうね、はい
大原敬子:
そしたらね、今、あなたが、どんどん、話が変わってきてるんです。
それはなぜ?
相談者:
ああ、その流れの中で、そういうこともあるんで、受け付けてもらえるんであればってことで話したんですけどもお、
大原敬子:
じゃ、それ一点は何?
相談者:
家庭のものがなかなか処分出来ないと。
大原敬子:
うん
相談者:
そういうのと、本人がなんか、外部との人の、あまり接したくないような性格してるから、どうすればいいのか?ということ。
大原敬子:
そしたら、その一点だけで言うとね、大きなポリ袋ありますね?
相談者:
ええ
大原敬子:
あそこに、台所のものは、ここに置いとこう。
相談者:
はい
大原敬子:
居間にはこれを置いとこう。
相談者:
はい
大原敬子:
これにぼんぼん入れておけば僕が整理するよ、とかって言うんです、ただ、言うだけですよ。
相談者:
はい
大原敬子:
そうしますと、彼女は落ち着いてそこに入れます、必ず。
相談者:
ああ
大原敬子:
で、それ何故かというと、
「君が、怪我をしたら僕が困るから」
って言うんです。
相談者:
ああ、はい、はい
大原敬子:
「君の健康のために」
相談者:
うん、ふん、はい
大原敬子:
で、
「君が気持ちよかったら、この袋に入れてくれ」
て。
相談者:
はい
大原敬子:
で、捨ててしまったら、
「悪かったね」
って言うんです。
相談者:
ああ
大原敬子:
受け容れるんです。
相談者:
はい、はい
大原敬子:
それだけで、彼女はだんだん治まってきますので、
相談者:
はい
大原敬子:
是非、床のごみは、それでやってみてください。
相談者:
はい
大原敬子:
まず間違いなく、聞いてくれると思います。
相談者:
はい
大原敬子:
もう一点なんでしたっけ?
相談者:
いや、そのお、周りと、外部との、あまり付き合いが少なくてえ、
大原敬子:
ああ、それはね、無理です。
相談者:
(笑)
大原敬子:
ますます、これから、
相談者:
ええ
大原敬子:
人が嫌いになります。
相談者:
ええ
大原敬子:
でもね、あなたを救いに求めてるんですから、
相談者:
ええ
大原敬子:
夫として、子ども3人いらしゃるでしょう?
相談者:
はい
大原敬子:
したら、
「いいよ、外の人が来たら、僕がやってあげるから」
って言葉を、掛けてあげると・・彼女は、毎日今でも、怯えてるんです。
相談者:
ああ
大原敬子:
彼女の人生はいつも怯えている。
相談者:
はあい、ええ
大原敬子:
ある日ときどき、ふとあなたの行動見たときに、瞬時、幼児期のお母さんの、叱責思い出して震えるときありますよ。
相談者:
ああ、はい
大原敬子:
パニックって、そういうときなんです。
相談者:
ああ
大原敬子:
で、もしパニック起きたときも、あなたは慌てずに、
「あ、いいよお」
て。
「息吸ってえ、吐いてえ、すごい、すごい」
って一緒にやるんです。
相談者:
はい
大原敬子:
すと、ますます、あなたの言うこと聞くようになります。
相談者:
はい
大原敬子:
ですから、奥様は、奥様なりに、
相談者:
はい
大原敬子:
58年間、彼女が怯えて暮らしていたことだけは理解して欲しいんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
一緒に暮らすならば。
相談者:
はい
大原敬子:
で、こっからが幼児期■△%ですので、加藤先生に伺いますねえ。
先生・・
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)