親しくなるのが怖い、モノが捨てられない。回避依存症、アボイダンス・アディクト
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
もう一つあるんですけどね、二つ問題が出てきちゃったね。
相談者:
ええ
加藤諦三:
一つはね、近づくこと、親しいことが非常に怖いんですよ。
相談者:
ええ
加藤諦三:
だから、なんか、ちょっと尋ねられえたりね、するだけでもちょっと怖い、あの嫌なんですよ。
相談者:
はい、そうです、そうです、はい
加藤諦三:
そういうのはまさに、その、なんていうのかな、今、大原先生が言ったように過干渉で育てられた、人が多いんです。
相談者:
ええ
加藤諦三:
近いことがものすごい、恐怖なんです。
だから、近くなると、近いことを回避しようとするんです。
相談者:
あ、はい
加藤諦三:
要するに、親しいことに耐えられないってタイプいるんですよ。
近いことに耐えられない。
相談者:
ああ
加藤諦三:
これね、回避依存症って言ってね、人と近くなることを避け、ないではいられないっていうタイプがいるんです。
相談者:
んん
加藤諦三:
そいで、奥さん、まさに、それなんですよ。
回避依存症。
アボイダンス・アディクトなんです。
で、このアボイダンス・アディクトってのは、だいたい、もう一つ、別の依存症があるんですよ。
相談者:
ええ
加藤諦三:
これが、持ってるものを、捨てられないっていうことです。
相談者:
ああ、はあ
加藤諦三:
で、先ほども言いましたように、持ってるものを、袋だっけ?
スーパーかなんかの。
相談者:
はい
加藤諦三:
それを、燃やしたら、猛烈に怒ったって言うけど、ものすごい怒りです。
相談者:
ええ
相談者:
怖いんです。
相談者:
ええ
加藤諦三:
捨てられないのは、一つの依存症なんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、要するにだから、複数の依存症に罹(かか)ってんの、奥さん。
相談者:
はい
加藤諦三:
ですから、今、あのお、大原先生の言ったようなアドバイスと、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう一つはね、その何で?、こういう依存症になったかっていうことを、奥さん自身が、気づいてくれないといけないんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、その気づいてもらうためには、奥さんに、やっぱり、自分の過去を、自己分析してもらうんだなあ、それしかないんですよね。
相談者:
ああ
加藤諦三:
「なんで、わたしは、近いことに耐えられないのか?」
とか。
そういうように考えてくれればね、
「自分は、小さい頃、お母さんが怖かった・・」
要するにお母さんっての一番近い人ですから。
相談者:
ええ
加藤諦三:
だから人が近くなると怖いんです。
お母さんとの、怖い関係を思い出しちゃうんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
おかあさんとの恐怖の体験を再体験しちゃうんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
それともう一つは、そのお、捨てられない方ですからあ、具体的なアドバイスを大原先生、して、くださいましたけどね、
相談者:
はい
加藤諦三:
その基本にそういう心理的な不安が、あるという、理解ですよね。
相談者:
はい、分かりました。
加藤諦三:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい、ありがとうございます。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。
どうも、失礼します。
加藤諦三:
近づくこと、親しいことに耐えられない。
回避依存症、アボイダンス・アディクトと言います。
(内容ここまで)
大原さんと相談者、早口&語尾をないがしろが2人いるとツライ。
大原
「あなた短気でしょう?」
「お話がどんどん変わってて」
それ先生。
さて、
黄金タッグの場合、どんな相談でも結局、相談者の内面的な問題にされちゃうんだけど、今日は特別。
それだけ奥さんのタイプがセオリーにハマってんだろうね。
だけど、
妻の症状がヒドくなったっていう時期は、
- 同居してた義母が亡くなった
- 妻の実母が認知症になった。
この二つのことが重なっているわけで、片付け役の義母がいなくなれば、散らかり具合がヒドくなるのは当然。
それを、過干渉だった実母の認知症だけにフォーカスするのは、若干こじつけ感。
まあ、だけど、人づきあいまでがこんな風じゃねえ、
セオリーを強化してんだな。
両氏に言わせると、
回避依存症とモノが捨てられないはセット。
で、さらにそれは、過干渉により形成されると。
心の底では嫌悪していた過干渉。
でも、親子の間では逃げられない。
かくして近さは脅威となり、生涯にわたって親しさを警戒することになる。
安心できる親しさを手に入れるまでには時間を要するってことでしょ。
だって、夫だって元は他人だったわけだし。
どうやって落とした?(笑)
よく分からんかったのが、パート先から、わざわざ15分掛けて夫に助けを求めに戻って来るっていうやつ。
なんじゃ、それ?
クビにならんのか?
てか、頼られてるじゃん、相談者。
あんたは回避依存症の妻が唯一近づくことを許す相手なんだよ。
あんたが居るからゴミ屋敷は免れてんの。
片付けて怒られて、耐えるあんたはエライ。
この男、短気なの?、大原さん。
洗濯物を洗濯機ごとに分けるこだわりと、買い物袋があふれかえる矛盾。
料理はするし、洗濯もするし、決して家事嫌いでない。
フム。
一時の断捨離ブームとか見ると、悩んでる人は多いし、最初、家を見てみないことにはねえ・・なんて思ってたけど。
:
洗濯機5台。
ガチだった。
なんか、全台現役みたいだけど、さすが田舎。
置き場所があるんだな。
てか、動くのに何で買う?
うちなんか余裕の10年選手だよ。
だからねえ、いかに捨てるか?
ってのも大事だけど、
モノは買わない。
レジ袋はもらわない。
これだよ。
まずは、おしゃれな買い物袋でもプレゼントしたら?
いや、自覚させるんなら、やっぱ病院かもね、カウンセリング。